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2017年9月の3件の記事

戦争、近いのかな

 北朝鮮をめぐる情勢は緊迫を増している。北朝鮮は金正恩の指導の下、ミサイルと核兵器の開発を進めている。核兵器の威力は大きくなり、直近の核実験では、広島型原爆の10倍定地の威力を持つ核兵器の爆発に成功したものと言われている。ミサイルも、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の火星14号はおよそ10,000kmの射程があるとされ、北朝鮮から直接アメリカ本土を狙うことが可能とされる。これらの行為は、当然厳しく批判されるべきである。

 一方のアメリカのトランプ大統領も相当過激で、国連総お会いの場で、「米国や同盟国を脅かすなら北朝鮮を完全に滅ぼすことも辞さない」と演説した。

 難しい立場にあるのが、韓国の文在寅大統領だろう。文大統領は、当初は金大中、廬武鉉元大統領の政策を引き継ぎ、太陽政策と呼ばれる人道支援を行い、北朝鮮を対話の場に引き出そうとする政策を行ってきたが、核開発やミサイル発射が進展すると、それが不可能になってしまった。日本の安倍はそもそも北朝鮮と対話しようとは花から思っていないし。それでも、緊張を緩和するのに最も有効なのは対話だと思っている。対話とは、相手の言い分を一方的に受け入れたり、自分の要求を一方的に押し付けたるすることではない。双方が受け入れられる妥協点を探し、可能なところから合意していく、地道で困難な作業である。しかし、いま必要なのは対話以外にないと思う。しかし、金正恩やトランプ、安倍などの態度を見ていると、この問題は行きつくところまで行くのかなという気がする。そうなると最も困るのが北朝鮮の国民、次いで陸続きの韓国の国民。もちろん、私たち日本国民にもそうとうな困難がやってくる可能性はある。

道路の上の国際化

 沖縄県の小さな島で警察官がした発言が波紋を起こしている。この警察官は、レンタカー会社との話し合いの場で、「事故処理が大変なので、中国語や韓国語を話す人には車を貸さないでほしい」と言ったそうだ。

 近年、日本を訪れる外国人観光客は増えている。2016年に日本を訪れた外国人観光客はおよそ2100万人、このうち、中国国籍が560万人、韓国国籍が470万人、台湾国籍が400万人、香港在住が180万人。この4か国と地域で1610万人と外国人観光客のおよそ77%を占める。これに中国系の人が多いシンガポール、マレーシア、タイなどを含めると外国人観光客の80%以上の人が中国語や韓国語を話す人になる。外国人観光客というと英語を話す、アメリカやヨーロッパの人を連想するかもしれないが、そういう人はじつはかなり少数派なのである。つまり、この警察官は、外国人観光客にレンタカーを貸すなと言ったと解釈できる。

 ジュネーブ条約という条約はたくさんあるが、その一つが道路交通に関する条約である。この条約を批准した国は、自分の国の国際運転免許証が相手国でも有効である代わりに、相手国の国際運転免許証も自国内で有効にしなければならない。フィリピンやシンガポール、タイ、韓国などはジュネーブ条約を批准した国なので、これらの国の国際免許証を持っていれば、日本国内で車の運転はとうぜん可能である。また、中国と台湾はジュネーブ条約を批准していないが、このうち台湾の人は、台湾の運転免許証の日本語の翻訳文があれば、国際運転免許証と同等の取り扱いをすることになっている。同時に、日本の運転免許証を持っている人も、中国語の翻訳文があれば台湾で運転をすることができる。このような取り扱いは、交通安全や運転免許の水準が日本と同等であると考えられる台湾のほか、ドイツ、フランス、モナコ、スロベニア、ベルギー、スイスの7か国のみ適用される。中国の場合は、基本的に日本国内での運転はできないが、例外的に、ジュネーブ条約を批准した国で運転免許を取得した場合は運転できることになっている。そのため、韓国、台湾の人は基本的に日本のレンタカーを借りるのは構わない。中国の人の場合は基本的にはだめだが、ごく一部の人だけはレンタカーを借りても問題ないことのなる。香港の場合は、中国の一部ではあるが、ジュネーブ条約を批准しているため日本のレンタカーを利用できる。このため、この警察官は法律で認められていることをダメだと言っているのでおかしいということになる。

 とはいえ、この警察官の気持ちもわからないではない。交通事故の処理は面倒な仕事であるし、それが言葉が通じない相手であればなおさらだろう。これからは、外国人のドライバーや警察官をサポートするための仕組みづくりが大切になるだろう。例えば、通訳が常駐するコールセンターを作って、外国人ドライバーと日本の警察官の間に入るとか、日本の交通法規やマナーをDVDにまとめて、レンタカーを借りる手続きの一環として見てもらうとか、多言語対応のカーナビゲーションを格安でレンタカー会社に配布するとか。人口減少が続く日本では、外国人観光客の増加は大きなチャンスだし、その多くは中国語や韓国語を話す人であることは変えようのない事実だ。そして、われわれドライバーも今後、中国語や韓国語を話すドライバーとかかわる機会は確実に増えると思われる。そのとき、私たちはどう対応したらいいのだろうか。

三陸海岸に光は見えるか ①

〇8月25日 いわき→仙台→南三陸(志津川)

 東北自動車道の村田から仙台にかけては山ばかりである。速度を上げて軽やかにカーブを曲がるのは心地よい。仙台南から仙台南部道路に入ると風景が開ける。この景色の急な変化こそ、100万都市仙台に入るための儀式なようなものである。しかし、今回はその先に進む。仙台東、仙台港と仙台の市街地の東端をかすめ、三陸道に進む。三陸道に入って間もなく、春日PAで休憩をする。このPAはまだ真新しい設備で、トイレのほかスナック、コンビニエンスストアもあり便利である。残念ながら三陸道から日本三景の松島の景色を見ることはできないが、成瀬奥松島を過ぎると広々とした水田が広がる。ロードサイド店が密集する石巻を過ぎ、広々とした旧北上川を渡る。夏休みが終わりの時期だが交通量が多い。それでも80km/h前後の速度で流れているから気持ちよく走れる。私が以前三陸道を利用した時には、旧北上川を渡ってすぐの河北までだったが今はさらに伸びている。ただし、成瀬奥松島から先は無料である。登米東和を過ぎると北上山地の末端の山間に入る。さすがにここまでくると交通量が少なくなる。
 三滝堂インターチェンジは並行する国道398号線と道の駅を共有している。このような方式は新直轄方式で建設され、無料で通行できる高速道路によくみられる方法である。高速道路側にPAやSAを建設する費用を節約することができる利点があるが、やはり高速道路を名乗っている以上通行料金を徴収するのが本筋であろう。長いトンネルをくぐり、坂を下ると間もなく志津川である。

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