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2019年3月の4件の記事

あってもいいんじゃない

   最近、家族に関する問題が議論されている。現在は結婚するときに男性か女性いずれかの姓に揃えなければいけないが、夫婦が別の姓を名乗ることもできる選択制夫婦別姓も議論されている。また、同性愛者などの性的少数者のために同性のカップルにも男女の夫婦と同等の権利を認めてほしいという動きも見られる。
これらの動きに対して強い反発も見られる。「家族の一体感が崩れる」、「同性愛者にお墨付きを与えると同性愛者が増える」などの意見をよく見かける。本当にそうなのだろうか。家族の一体感は同じ姓ではないと絶対に保てないのだろうか。同性婚が認められたからといって同性愛者が本当に増えるのだろうか、私はそうは思わない。今後もどちらかの性に揃える夫婦が大多数だろうし、男女の夫婦がほとんどだろうと思う。しかし、それでは不都合な人がいる以上選択肢があるのは当然だと思う。例えば、階段があってほとんどの人は手すりなしで登れるが、それでは不都合な人に手すりがあっていいんじゃないかと思う。

クライストチャーチからの衝撃

最近は人や物やお金が国境を超えて動くのが当たり前になっている。日本にいても海外の人を見るのが当たり前になっているし、そうなれば、異なる人種や民族、宗教の人が住むのも私は当然のことと受け入れている。私が住むいわき市には2005年にモスク(イスラム教の礼拝所)ができた。全国的にも2000年ごろからモスクが増えてきている。
そのような状況の中、ニュージーランドのクライストチャーチでモスクが襲撃され、多くの方が亡くなったことは衝撃を受けたし、悲しむべきことだ。ニュージーランドでは、近年、インドネシアやマレーシア、バングラデシュの移民が増えて、それを快く思わない人がいる。犯行グループもそのようなメッセージを出しているようだが、それならば、ニュージーランドに住んでいいのは先住民のマオリ族のマオリ族の人だけになってしまう。そんなはずはないだろう。日本でも、特定の民族や宗教への嫌悪を口にしたり、ネットに書き込む人が増えてきた。同じようなことが起きないことを切に願う。

記憶すること、伝承すること

人間は忘れる生き物だと言われる。実際、40年以上生きれば忘れることの有難さを実感することはある。もし、人間が忘れない生き物なら、辛いこと、悲しいことがどんどん心の中に溜まっていずれは心が壊れてしまうだろうと思う。だけど、忘れてはならないこと、記憶を次の世代に伝承していかなければならないことはある。例えば、戦争の記憶などがそうだろうし、災害に記憶もある。

明日、3月11日で、東日本大震災と東京電力福島第1原子力発電所の事故から8年になる。あれだけ大きな揺れを感じ。あれだけ恐怖を感じ、東京電力福島第1原子力発電所で爆発が起きた時には人生の終わりだと思ったのに、私自身、記憶が薄くなっていることを感じる。しかし、この震災と原発事故の教訓は伝承していくべきものだと思っている。どうか、この震災と事故を体験した皆さん、自分の言葉でこれらの記憶を、震災と原発事故を体験していない人々に伝えてください。話し言葉でもいいし、文章でもいい、写真や動画でもいい。それが次の災害の被害を軽減したり、原発事故を防ぐ大きな力になると思う。

走れ! 三陸鉄道リアス線

https://www.sanrikutetsudou.com/(三陸鉄道)

東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所の事故によって、青森県から千葉県にかけての沿岸部に大きな被害をもたらしたが、現在でも4つの鉄道路線が完全復旧に至っていない。北からいうと、岩手県のJR山田線宮古〜釜石、宮城県と岩手県にまたがるJR大船渡線の気仙沼〜盛(大船渡市)、宮城県のJR気仙沼線の柳津〜気仙沼線、福島県のJR常磐線の富岡〜浪江間である。
このうち、大船渡線と気仙沼線はBRT(バス高速輸送システム)として、線路の一部区間がバス専用道路として整備され、鉄道運賃で利用できる(つまり路線バスよりはすっと安い)ようになった。常磐線は津波の被害よりも原発事故の影響が大きいが、富岡〜浪江〜原ノ町間でバス代行輸送がされている。一応ここも2020年の運転再開を目指して工事が進められている。そして、3月23日に、JR山田線の宮古〜釜石間が、三陸鉄道に譲渡され、運転を再開することになった。三陸鉄道は既に久慈〜宮古間の北リアス線と、釜石〜盛(大船渡市)間の南リアス線を運行しているが、ここに宮古〜釜石間のリアス線が加わったことで、久慈から盛まで、岩手県の沿岸部を縦断する鉄道になった。
とはいえ、課題は多い。岩手県の沿岸部は東日本大震災の津波で大きな被害を受け、元から過疎傾向だったのが、人口減に拍車がかかった。観光客の利用もあるが、三陸の観光シーズンは夏に集中している。また、かつては仙台から三陸鉄道に直通する列車も走ったが、気仙沼線と大船渡線がBRT化されたので、それも不可能になった。とはいえ、復興の象徴として、三陸鉄道には大いに頑張ってほしい。私も是非乗ってみたいと思う。

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