親友のこと
高校1年のクラスにちょっと猫背で読書が好きで、15km以上の距離を自転車で通ってきている男がいた。仲良くなるにはちょっと時間がかかったが、なんとなく一緒にいるうちに「こいつはなかなか面白いヤツだぞ」と思うようになった。高校を卒業した後もたまたまだが同じ町で暮らすようになり、たくさん語ったし、彼から教えてもらうことも多かった。こうしているううちに、肌がツヤツヤ、ツルツルだった高校生はおっさんと呼ばれる年齢になった。ここ数年はなかなかタイミングが合わず会うこともなかったが、それでもずっと気にかけていた。昨日の夕方、久しぶりに彼と会ってそれぞれの仕事のこと、家庭のことを話しながら、焼肉を食べた。楽しい時間だった。面と向かって感謝の言葉を言うのは照れるが、「ありがとう、これからもよろしく」
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