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2020年1月の4件の記事

終わりなき戦い

  人類の歴史は感染症との戦いとの歴史であったともいえる。ペストや天然痘は歴史上数々の国の運命を変えてきた。日本の場合、仏教伝来とほぼ同時期の6世紀に初めての流行がみられ、藩神(外国の神、つまりは仏教)を崇拝したたたりだと考える人もいた。その後、奈良時代には有力貴族が多数天然痘にかかり朝廷が大混乱になったこともある。この天然痘の流行が奈良の東大寺にある大仏建立のきっかけになったという説もある。ヨーロッパではペストが度々流行し、特に14世紀には大きな流行が起き、中世末期のヨーロッパに大きな打撃を与えた。大航海時代以降は感染症が大陸を超えて広がるようになり、コロンブスの探検隊が15世紀末にカリブ海諸島に到達し、現地の女性と性交渉を行った結果梅毒に感染し、それからわずかな期間で世界中に広まったと言われている。

 交通機関の発達は感染症の流行をさらにたやすいものとしている。1918〜1919年に世界中で流行したスペインかぜは世界中で5億人の人が感染したと言われている。近年でも2003年に中国をはじめ多くの国で広がったSARS(重症急性呼吸器症候群)や2009年にメキシコから流行が始まった豚インフルエンザ由来の新型インフルエンザがあった。他にも鳥インフルエンザの流行があった。

 コロナウイルスは風邪の原因のウイルスのひとつであるが、近年、SARSだけでなく、MARS(中東呼吸器症候群)などの毒性の強いウイルスも出現している。昨年の年末から中国の武漢市で原因不明の肺炎の報告があり、 新型のコロナウイルスであることがわかった。感染者は中国国内にはとどまらず、タイ、香港、オーストラリア、台湾、日本などに拡散している。1月23日から武漢市とその周辺で人の移動を制限し、27日からは中国国民が団体で海外旅行に出ることを禁止して感染の拡大を止めようとしているが、現在のところ感染は広がっているようだ。まずは中国政府が情報を隠さず発信することが必要だと思う。私たちはできるだけ人混みを避け、マスクや手洗い、休息や適切な運動や栄養の摂取に努め、ウイルスに感染しない、抵抗力を高めることが必要だろう。

今何が起きているのか

 今年の冬はおかしい、そんな話をよく聞く、雪が少ない、寒くならない、それにともなって、クマや蛇が冬眠していないといった現象も起きている。海外に目を転じれば、オーストラリアで去年の秋に発生した森林火災は、既に日本の関東地方と東北地方を合わせたくらいの面積を焼失し、まだ鎮火の目処が立っていない。この火災ではおよそ1万km離れた南米のチリでも火災による煙が観測され、既に地球規模の災害になっている。火災の原因は高温と乾燥、そして脂分の多いユーカリの木と言われる。

 環境省の資料によると、21世紀末の気温は20世紀末と比べて、1.1℃〜6.4℃上がると予想されている。また、海の海水面は同じ期間で0.18m〜0.59m上昇し、海水の酸性化も進むと考えられている。降水量は高緯度地域では増え、低緯度地域では減ることが予想されている。日本においては異常な高温日数が増加している。既に現在は1970年代と比べて、最高気温35℃以上になる日は3倍に増えている。また、近年は1日に200mmを超える大雨の日数が100年前と比べて1.5倍に増加している。今以上に夏の暑さは厳しくなることが予想され、台風はより強く、海面の上昇に伴って浸水被害がより増加することが予想される。

 私たちは現実から目をそらしてはいけないだろう。今地球で何が起こっているか、そして私たちに何ができるか、いろいろな人の声に耳を貸すべきだろうと思う。

グリーンでスローに未来はある

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 いわき市小名浜地区で、環境省、いわき市、いわきタクシー、ソフトバンクなどが実施している「グリーンスローモビリティを活用した次世代交通システム実証」を体験した。10人乗りの小型電気バスを使用して、平日は小名浜地区の公共施設やイオンモール、ヨークベニマルなどを事前予約した人が乗れるオンデマンド運行、休日はアクアマリンパークを起終点にイオンモール、小名浜市街地、ララみゅうなどをめぐる路線バス的な運行を行う。私は平日に小名浜支所からアクアマリンパークまでのオンデマンド運行を利用した。

 黄色と黒の小型電気バスは全幅1900mm、全長4405mm、全幅はやや大きいが、全長が5ナンバー企画に入り、非常にコンパクト。今日は私1人と乗務員のみだが、定員の9人が乗ってもさほど狭くはなさそうだ。最高速度は19km/hだから、幹線道路ではややきついがのんびり大きな窓から街並みを眺めるのは気持ちがいい。小名浜支所からアクアマリンパークまで10分少々の旅であった。

 このグリーンでスローな小型電気バスは、小さいから病院の正面玄関やスーパーマーケットの玄関先まで乗り入れできるだろうし、駅前の細い道や住宅街の細かいところまで乗り入れができるだろう。また、速度が遅いから、歩行者とも共存できるだろうし、排ガスを出さないから自然公園や史跡でも使えそうだ。小さいし速度が遅いから幹線や長距離の路線には使えないが、駅やバスターミナルを起点に公共施設や医療機関、商業施設を巡回するバスや、既存のバスが入れない住宅地や集落を巡回するバスとして使えそうだ。そうなると、高齢で運転免許証を返納した人や、観光客、障害があって運転ができない人、外国から日本に働きにきている人など色々な人の頼れる足になる可能性があると思う。あとは、自動運転の機能が付くことだろう。

愛することとは

 新年あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。今年最初の投稿はここ10年ほどネット上で見かける不思議な人についてです。

 人や物を好きになるって、相手の長所も短所もひっくるめて好きになることだと思っている。「うちの奥さん、料理が美味いけれど喧嘩っ早いんだよね」とか、「俺のクルマはかっこいいんだけど、燃費が良くないんだよね」など良い面悪い面両方を知った上で良い方が大きいから好きというのが普通のことだと思っている。ところが世の中には理解しがたい思考回路を持つ人がいて、国のことになると、「あの時代のあれは良くなかったね」とか、「日本より◯という国の方がこの点に関しては優れているね」などというと、ムキになって「日本を貶(けな)しめるな」、「売国奴」、「お前は在日か」などという人がある。そういう人はおそらく好きな芸能人やスポーツ選手、初恋の人などはタグのついたままの服を着ていたりをイビキをかいて寝たりしないと思っているのかもしれない。どんな美女だってタグのついたままの服を着ていることはあるし、くらいどんなイケメンだってイビキをかくように、国だって過ちを犯すし、他国に負けることだってある。そう考えないと生きるのが苦しくなると思うけど。

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