« 気になったこと | トップページ | Google mapで世界旅行 アフガニスタン・バクトラ »

異常な日常

 ずいぶん昔のことだが、永井荷風の「断腸亭日乗」や宮脇俊三の「時刻表昭和史」を読むと、「〇〇市が空襲を受けた」という新聞記事に接したり、食料の買い出しに苦労したり、それまでなかった異常な事態もしばらくするとそれが当たり前のような感覚になってくるというような記述があった。当時は今ひとつ実感が持てなかったけれど、東日本大震災と東京電力福島第1原子力発電所の事故、そして今回の新型コロナウイルスによる新型肺炎の流行に接するとなるほど、こういうことかと実感できるようになってきた。

 今回の新型コロナウイルスの流行では、ドラッグストアやホームセンター、スーパーマーケットの店内からマスクが消えた。私は花粉症があるので、毎年1月にはマスクを購入するようにしているが、自分がマスクを購入した3日後にはあれだけあったマスクがきれいさっぱり消滅していた。幸い、それまでの買い置きもあり、マスクに困る心配は当面いらないが、あっという間に当たり前に買えたものが当たり前に買えなくなることの恐ろしさを感じた。続いてアルコール消毒液が消え、今度はトイレットペーパーやテッシュペーパーが消えた。マスクの場合、新型コロナウイルスが最初に蔓延した中国からの輸入に多くを頼っているからやむを得ないが、トイレットペーパーやテッシュペーパーは国内産が多いからデマから混乱になったのだろうと思う。そうしているうちに、プロ野球のオープン戦は無観客試合になり、小学校から高等学校までの学校は休校になり、コンサートは中止になり、美術館は閉館になった。そして、この異常な状態はこれから1週間や2週間で解消するとは思えない、これが当分の間当たり前になっていくのだろうか。

« 気になったこと | トップページ | Google mapで世界旅行 アフガニスタン・バクトラ »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 気になったこと | トップページ | Google mapで世界旅行 アフガニスタン・バクトラ »

フォト
無料ブログはココログ

ウェブページ