ご無事で
新型コロナウイルスの感染は拡大を続け、世界での感染者は206万人、死者は14万人、日本での死者は1万人を超え、死者は150人を超えた。最初の感染が確認されたのが中国湖北省の武漢市で公式に確認れた感染者が12月8日、それから4ヶ月ほどで200万人を軽々と超えてしまったわけである。こうなると、2009年の新型インフルエンザ(世界で死者1万4000人以上)や2002年のSARSコロナウイルス(世界で感染者8000人以上、死者700人以上)を軽々と超え、1968年の香港かぜ(世界で死者75万人)や1957年のアジアかぜ(世界で死者100万人)クラスの大規模な感染になるかもしれないし、悪くすれば11918年から1920年にかけて世界で5000万人から1億人が亡くなったと言われるスペインかぜに匹敵する事態だってあり得なくはないだろう。
考えたくないことだが、私の周囲の人や大切な人の中にも新型コロナウイルスに感染する人もいるかもしれないし、ひょっとすると亡くなる人がいるかもしれない。このまま感染が拡大すれば、医療体制が機能しなくなり、たとえ新型コロナウイルスに感染しなくても他の病気や怪我で十分な治療が受けられなくなるかもしれないし、世界的な物流が滞り生活に必要な食料品や日用品が行き渡らなくなるかもしれない、場合によっては行政や警察の機能が低下し治安の確保もままならなくなるかもしれない。経済へのダメージも相当で、既に就職活動をしている学生には影響が出ていると聞いているし、飲食業、宿泊業、航空、バス、音楽などの業界は深刻な影響が出ている。
とにかく今できることは、新型コロナウイルスに感染しないこと、感染者が増えればそれだけ医療体制に負荷がかかり、助かる人が助からなくなる。そして、周囲の人や大切な人とのつながりを大事にして、心身の健康を守るようにすることだろうと思う。感染が収束するまで外出は控えるし、人に会うことも出来る限り減らすが、感染が収束したあかつきには、ぜひお会いして無事だった喜びを分かち合いましょう。とにかくそれまではご無事で。
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