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言語道断

 日本国憲法第1条には、「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く」と規定されている。主権とは国民が政府(国だけでなく、都道府県、市町村、特別区)の権力の源であり、国民の意思によって運営される。簡単に言ってしまえば、国民が国の主人公であるから、選挙によって国民が自分の意思を示し、それによって国会議員や、都道府県知事、都道府県議会議員、市町村長、特別区長、およびこれらの議会の議員が選ばれる。選挙だけでは国民の意思を十分に生かすことができないこともあるので、憲法では都道府県知事や市町村長、都道府県議員、市町村議会議員などに対して、有権者の一定数以上の署名があれば解職(簡単に言えば、うちの市長は住民の話をさっぱり聴かずに独りよがりなことばかりしているとなれば、クビにしてくださいと請求ができる)を請求することができ、その署名が一定数以上に達すると住民投票で解職するかどうか決めることができる。 

 この制度は民主主義を守り、国民の意思を反映させるためには非常に大事なことであるが、一つ間違えば自分の気に入らない人物を陥れることもできる危険性もある。愛知県の大村英章知事に対する解職請求の署名では、驚くべきことに43万5000筆の署名のうち36万2000筆以上の署名が本人の意思ではなく第三者によって勝手に書かれたものであったり、既に死亡している人物の名前が記入されたものであった。不正な方法で解職請求するというのは言語道断であり、署名活動の中心となったと思われる高須克弥医師をはじめ、関係者は真相を明らかにしてほしい。

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