残念なこと
東京オリンピック・パラリンピックで開会式・閉会式の演出を行なっていた人物が過去にコントのなかでナチスドイツによるユダヤ人の大量虐殺(ホロコースト)をネタにしていたことがわかり解任された。これを読まれている方の中には、20年以上前のことで、悪意を持ってしたことではないのにあまりにも重い処分だと思った方もいるかもしれない。しかし、ナチスドイツによるホロコーストでは、およそ600万人のユダヤ人がガス室や銃殺などの残虐な方法で殺された事実はあまりに重いし、家族や友人、知人を奪われた人の心の傷はまだ癒えないし、心ならずもホロコーストに関わらざるを得なかった人も長く苦悩しただろう。もちろん彼もホロコーストのことは知識として持っていたとは思うが、ホロコーストの被害者の心の傷にまで想像することはできなかったのかもしれない。残念なことだと思う。
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