戦争はろくでもないが
昨日の午後、風呂上がりにロシア民謡を聴いていた。日本でよく知られているロシア民謡は、「カチューシャ」、「トロイカ」、「一週間」、「ともしび」などがあるだろう。他に、フォークダンスの「コロブチカ」もロシアの曲である。ロシア民謡の造られた時代は広く、ロシア帝国時代から、20世紀のソビエト連邦になってから作られたものもある。日本では戦前からロシア民謡が知られていたが、1950年代から1970年代に歌声喫茶で広く知られるようになった。私1980年代に小学校生活を送ったが、音楽の授業で「一週間」を歌い、運動会で「コロブチカ」を踊った。大人になってからも時々CDやYouTubeでロシア民謡を聴くことがある。
日本とロシアの文化的なつながりは意外と濃く、トルストイやドストエフスキーなどのロシア文学を読んだ人は多いと思う。ウオッカ(ただし、ロシアだけでなく、ウクライナやポーランド、ノルウェーなどでも生産されている)やスクリュードライバーやモスコーミュール、ソルティードックなどのウオッカベースのカクテルは日本でも愛飲している人は多いだろう。そして、日本の洋菓子メーカーの中には、ロシア革命で日本に逃れてきたロシア人を起源とするものがあり、日本国内でバレンタインデーにチョコレートを贈る習慣を広めたのもそのうちの1社だという。
日本に根付いたロシア文化がこの戦争の影響で排斥されないことを心から願う。そしてそれ以上に、日本に住むロシア人、ロシアに住む日本人が不利な扱いや差別を受けないことを切に願う。
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