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2022年3月ダイヤ改正

 私たちが生活で使っている暦の1年の始まりは1月、多くの会社や官公庁、学校などの会計年度の始まりは4月、では鉄道会社にとっての1年の始まりは3月なのかもしれない。近年JRのダイヤ改正は昨日、3月11日に行われた。

 近年の大きなダイヤ改正としては、1988年3月に青函トンネル、4月に瀬戸大橋の開業によって行われた改正があり、本州から北海道、四国まで鉄道の乗り継ぎで行けるようになった。1992年3月ダイヤ改正では東海道新幹線にのぞみ号が運行を開始し、東海道新幹線の最高速度が270km/hに引き上げられた。その他、1980〜90年代は、新幹線や在来線特急における新型車両投入におけるスピードアップやサービス向上、都市部の在来線の増発や快速電車の運転による速達化など攻めの姿勢が強い時期だった。

 2000年以降は東海道本線・横須賀線と東北本線(宇都宮線)・高崎線を渋谷、新宿、池袋経由で直通運転する湘南新宿ラインや貨物線を転用して大阪都市圏の鉄道空白地帯を埋めるおおさか東線など、これまでの発想にとらわれない新しい運行系統の開業があった。一方、大阪から金沢、新潟、秋田を経由して青森を結ぶ特急「白鳥」や、夜行列車の削減など、効率化を進めた時期でもある。

 2010年以降は東北新幹線と九州新幹線、北陸新幹線の延長や北海道新幹線の開業があり、東京から新青森、新函館北斗、富山、金沢、新大阪から熊本、鹿児島中央などが乗り換えなしで行けるようになった。一方、地方の過疎化は一層深刻になり、ローカル線の廃止も相次いだ。しかし、地方路線を中心に、魅力ある観光列車も多数登場し、多くの人に鉄道旅行の魅力と楽しさをアピールすることに成功した。

 今回のダイヤ改正では、新型コロナウイルス感染症の流行が長期化していることに伴い、通勤や出張、観光などの需要が大幅に減少していることに伴い、近年にはない厳しいダイヤ改正になった。新幹線や在来線特急、朝夕の普通列車などの運行本数の削減、東北地方や北海道の利用の少ない駅の廃止など、かつてない寂しい内容になった。しかし、今は試練の時、いつか新型コロナウイルスの流行も収束に向かうか、季節性の感染症としてうまく共存できるようになるから、その時には新しい列車やサービスの登場を願っている。

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