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トキワ荘、フォーエバー

 1952年、東京都豊島区南長崎に1軒の木造アパートが建築された。当時の東京によくある、2階建てで、4畳半トイレとキッチンは共用であった。そんなよくあるアパートは名前を知られることなく、1970年代か1990年代に建て替えられ、住んでいた人の思い出の中だけに残る存在であっただろう。しかし、1人の神様がこのアパートに住んだことでこのアパートの名は後に全国に知られるようになった。

 その神様とは、漫画の神様、手塚治虫。手塚は当時連載していた「漫画少年」という雑誌の編集者の紹介でトキワ荘に入居した。その後、「漫画少年」に連載を持っていた若手漫画家が次々と入居して、共同生活の場であり、切磋琢磨し合う場所になっていった。

 ここに住んだ漫画家は、前述の手塚治虫(「火の鳥」、「鉄腕アトム」、「ジャングル大帝」)のほか、石ノ森章太郎(「仮面ライダー」、「サイボーグ009」)、赤塚不二夫(「天才バカボン」、「おそ松くん」)、漫画家としての活躍は短かったが、寺田ヒロオ、森安なおや、ラーメン大好き小池さんのモデルとなった鈴木伸一などがいた。そして、オバケのQ太郎を合作し、「ドラえもん」、「パーマン」で知られる藤子・F・不二雄、「忍者ハットリくん」、「怪物くん」が代表作である藤子不二雄Aがいた。

 トキワ荘に住んで漫画に人生をかけた漫画家は多くがこの世を去った。そして先日、藤子不二雄Aがこの世を去った。「忍者ハットリくん」も、「怪物くん」も大好きな作品だったから寂しさはある。しかし、トキワ荘に住んだ漫画家の作品はこれからもずっと読み継がれていくと思う。本当にありがとうございました。

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