もう3度目の夏
2020年のはじめに新型コロナウイルスの流行が始まって早くも3度目の夏を迎えた。今年ははじめて行動制限のかからない夏休みとなり、ホテルや新幹線の予約状況もここ2回の夏とは異なり、新型コロナウイルスの流行が始まる前には程遠いものの、これまでの夏に比べれば好調だという。私が住む福島県いわき市でも、花火大会が開かれたり、高校生のフラダンスの大会が行われ、通常の賑やかな夏に近づいている。
その一方、いわき市も福島県も、多くの都道府県も、そして日本全国でも感染者数は過去最高を記録している。大阪府や東京都などの人口の多い地区では医療体制が逼迫したり、介護施設でのクラスター感染が深刻化している。そのような状況でも、国は緊急事態宣言を出したり、県を跨ぐ移動の自粛を求めたり、飲食店の営業時間の短縮を求めるなどの行動制限は行わない方針だという。
行動制限を伴う強い措置は人々の行動の自由を規制し、それに対する反発もあるだろうし、飲食店の営業時間の短縮は補償金などお金のかかる問題でもある。そのような状況なので、国などのお上の指示を待つのではなく、私たち一人ひとりが新型コロナウイルスに感染しないための対策を考えながら出来るだけ通常に近い日常を送るしかないのだろうと思う。3度目の夏は改めて私たち一人ひとりが自分で考え行動することが求められた夏だと思う。
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