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科学技術大国?日本

 世界で2018~20年に発表された自然科学分野で影響力の大きな上位論文数で、日本が世界12位と、統計がある1981年以降、初めて10位以内から脱落した。文部科学省科学技術・学術政策研究所が9日にまとめた調査結果で分かった。日本は研究力の低迷に歯止めがかかっていない。(毎日新聞)

 ちなみに1位は中国、2位はアメリカ。日本の上には10位スペイン、11位韓国がいる。いずれも日本の半分以下の人口の国で、自然科学分野で日本の地位低下は鮮明になってきたと言えるだろう。これに比例して、日本の企業の競争力も落ちてきており、すでにヨーロッパ市場では、家電分野で日本企業の製品を見るのはデジタルカメラとプリンターだけだという。こう言っては申し訳ないが、デジタルカメラもプリンターも他国の企業があまり力を入れない分野の商品だと言える。デジタルカメラは今やスマートフォンのカメラで十分だし、プリンターはペーパーレス化で需要が減りつつある。

 現在日本で世界を相手に稼げる可能性がある産業といえば自動車産業だが、これもだいぶ怪しくなっている。世界各国の自動車メーカーがEVシフトを進める中、日本企業の動きは鈍い。日産自動車、三菱自動車はともかく、トヨタはスバルと共に開発したbz4X(トヨタ)・ソルテラ(スバル)は発売開始早々にタイヤ脱落の恐れで受注停止状態。ホンダのeも発売したものの影が薄い、一部ではEVなど、モーターとバッテリーがあれば技術力が低い企業でも作ることができると豪語している人もいたが、そうではないことを日本の自動車メーカーが証明してしまった。今後、日本の自動酢メーカーがゆっくり衰退していくというシナリオも私にはあり得る話だと思う。

 日本の自然科学分野での地位低下は、教育、科学分野にお金をかけられない財政難、低経済成長が根本的な原因なのかもしれない。そうだとすれば日本は科学技術大国だという幻想を捨て、世界と戦える分野に絞って重点投資をしたり、海外の先進的な研究をしている大学や企業と提携したりして少しでもついていける体制を築く必要がある。過去の栄光にすがってばかりいれば更なる地位低下もあり得ると思う。

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