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2023年3月の6件の記事

素晴らしきかな月山和香

 デビューから2年7ヶ月勝利に恵まれなかった月山和香(写真左側)初勝利。諦めずに戦い続ければ、きっと勝てる。月山和香の初勝利は、多くの人を勇気づけたと思う。

 思えば、負け続けて悔し涙を流した日もたくさんあった、気持ちが折れかかった日もあっただろう。しかし月山和香は前を向き、努力を続けた。最近は戦いぶりも進歩し、技のつながりも説得力を持ってきた。恐ろしいほどの気迫も感じられるようになった。

 月山和香を支える多くの人の力もあった。中野タム(写真右)をはじめとする仲間たち、そして負け続けても彼女を応援する多くの仲間がいた。新型コロナウイルスの流行が始まってから、声を出しての応援が禁止されていた。ようやく声を出しての応援が解禁されて最初の試合が月山和香vs岩谷麻優戦だった。岩谷麻優は何度もベルトを取り、女子プロレスのアイコンとも呼ばれる存在、私は岩谷コールが起きるものと思っていたが、なんて会場は月山コール一色になった。昨日の試合も、圧倒的な実力差のある相手に、月山コールを背に技を食らっても諦めずに食らいつき、ダメージを受けても立ち上がっていた。そして、ついに3カウントを取り初勝利をした。 

 初勝利をした月山和香選手、おめでとうございます。ますますの活躍をお祈りします。


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東急・相鉄新横浜線

 3月にあった鉄道の新しい動きをもうひとつ紹介します。東急新横浜線と相鉄新横浜線の開業です。従来相鉄に乗って横浜市旭区、瀬谷泉区、大和市、海老名市方面に行くには、JRか京浜急行で横浜まで行って相鉄に乗り換えるのが一般的でした。

 2019年にJRと相鉄の直通運転が始まりました。大宮方面から、赤羽、新宿、渋谷を経て大崎止まりだった電車を延長して、武蔵小杉に停車し、貨物線を経て、羽沢横浜国大駅まで延伸し、相鉄が羽沢横浜国大駅から西谷駅までの線路を建設し、相鉄線内に乗り入れるもので、これまで都心方面に行くには横浜駅での乗り換えを強いられていた人には乗り換えが不要になるとともに、羽沢横浜国大駅周辺が鉄道の空白地帯だったことで、新たな需要を取り込む効果があった。

 今回は相鉄〜JRの直通運転に加え、相鉄〜東急の直通運転も開始された。相鉄は西谷〜羽沢横浜国大間の路線を新横浜まで延長し、新たに相鉄新横浜線とした。東急も日吉駅から新横浜までの路線を建設した。さらに、この路線に、渋谷からの東横線、目黒からの目黒線双方が乗り入れできるようにした。東横線は渋谷から先、東京メトロ副都心線と直通運転を行なっており、新宿三丁目、小竹向原、和光市までつながっている。東京メトロ副都心線は、一部の列車がさらに東武東上線川越方面小川町まで、西武池袋線所沢方面飯能まで乗り入れを行なっている。また、目黒線は、都営地下鉄三田線、東京メトロ南北線と直通運転を行なっており、三田線は大手町、神保町、巣鴨、西高島平、南北線は永田町、飯田橋、後楽園、赤羽岩淵、さらに一部の列車は埼玉高速鉄道に乗り入れて、巨大なイオンモールや埼玉スタジアムがある浦和美園までつながっている。

 ここまで書いたところで、脳内に路線図を描けた方はかなり地図か鉄道に詳しい方だと思う。直通運転で乗り換えがなく他社の路線まで直通運転することは、乗客にとってメリットが大きいが、乗り慣れない人にとっては利用が難しくなる。史上かつてない規模の直通運転、事業者側がどのような工夫をするのか注目したい。

大阪駅地下ホーム開業

 今日はJRをはじめ、鉄道各社でダイヤ改正が行われます。今回はJR大阪駅の開業を紹介します。

 え、大阪駅なんてとっくに開業しているだろうと考えているそこのあなた、その通りですが、今回開業する大阪駅はもうひとつの大阪駅、梅北エリア地下ホームです。

 今まで、京都や新大阪から、和歌山、紀伊田辺、白浜、新宮を結ぶ特急「くろしお」と、京都から新大阪を経て関西空港を結ぶ特急「はるか」は、新大阪から貨物線に入り、大阪駅をかすめて大阪環状線に入り、西九条、弁天町、新今宮と大阪の市街地の西側を通り、天王寺から阪和線に入っていた。

 大阪の市街地の東部、久宝寺、放出(はなてん)、久宝寺を結ぶおおさか東線も大阪駅まで乗り入れすることができず、新大阪止まりになっていた。

 今日からは、新大阪と西九条を結ぶ貨物線を地下に移し、特急「くろしお」と「はるか」は、これまでかすめていた大阪駅に地下ホームを作り停車することになる。また、おおさか東線は新大阪駅から大阪駅地下ホームまで延伸される。これにより、大阪駅周辺と和歌山、紀伊田辺、新宮、関西空港大阪市街地東部との行き来が便利になるだけでなく、大阪駅近くにある、JR北新地駅、阪急梅田駅、阪神梅田駅、地下鉄梅田駅、東梅田駅、西梅田駅を含めた強力な鉄道ネットワークができる。各線の発展と利用者の利便性向上に期待したい。

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12年目の思い

 今年もこの日になりました。3.11、東日本大震災が発生した日です。もう12年経ってしまいましたが、今でも記憶は鮮明です。経験したことのない激しい揺れ、地震に怯える子どもたちの表情、夜も続いた余震、ラジオから流れる津波の被害、徐々に悪化する原発の状況、水素爆発する東京電力福島第一原子力発電所、疲れ切った顔の原発周辺からの避難者、ガソリンスタンドの長蛇の列、生鮮食料品がない空っぽのスーパーマーケットの店内。毎年この日が近づくと夢の中に出てくることがあります。もちろん、悪いことだけではありません、道路の寸断で商品を送れなくなった市内のパン工場は市民や避難者にパンを無償で提供してくださったし、海外の方々からの応援もありました、全国からボランティアの方々が駆けつけてくれました、警察や消防、自衛隊の方の命懸けの働きもありました、ラモス瑠偉さん、中居正広さん、江頭2:50さんなど著名人の方々が被災地を訪れ私たちを励ましてくださいました。何よし嬉しかったのは、そして各地の友人から気遣いの言葉、職場の仲間たちの団結力でした。高い堤防ももちろん大事、揺れに強い建物ももちろん大事、それ以上に大事なのは人と人とのつながり、3月11日は、家族、友人、同僚、これらの人々に感謝する日にしようと思う。

あの夏、あの本、そして2023年

 私が19歳のある夏の日、浪人中の私のもとに高校時代からの友人がやってきた。一緒に昼食を食べ、近況を報告し合い、帰り際に1冊の本を読むように私に勧めてくれた。暑い夏、勉強をするのもしんどいし、図書館に行けばエアコンが効いた部屋で勉強できるが、そこまでの道が暑いから、図書館に行くのはやめにして、畳に寝そべって彼が持ってきた本をパラパラと読んでみた。なになに、人類4億年の歴史だって、いきなり生物学の常識がひっくり返るな。4億年前なら古生代の石炭紀、人類は恐竜よりも古いんだ。そんなバナナ、もといそんな馬鹿な。もう、この時点でまともに読む気はなかったが、怖いもの見たさにページをめくると、愛や人生について書かれているが、その根本的な考え方は仏教にキリスト教などの考え方をミックスしたもので、仏教への関心が高かった私にとってはよくわからない何かとしか表現できないシロモノだった。

 当時の友人は成功したいという気持ちが人一倍強く、自己啓発のために役に立つと考えこの本を購入し、浪人生活をしながら危機感が薄い(と彼には見えた)私にも勧めてきたのだろうと理解した。ただ彼は性急すぎるところがあるから、この著者の考えにハマったら困るなと思った。幸運なことに、友人のアパートの本棚にはこの著者の本が増えることはなく、後年彼が引っ越すときにおそらく驚くべき安価でたたき売られたものだろうと推測する。

 最近耳にしたニュースを聞いて、19歳の夏の暑い日の思い出が蘇ってきた。ただそれだけの話である。

花を咲かそう

近くのお寺にて。

いい言葉です。失敗することもある、挫折する時もある。自分よりできるあいつも、すごいなと思うあの人も失敗や挫折を乗り越えてきた。負けてられるか、いつか花を咲かそう。春は誰にでもやってくる。

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