人気ブログランキング やえもんのひだまりカフェ: 2023年5月の8件の記事

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2023年5月の8件の記事

ウェルカム自分らしさ、さようなら同調圧力

「新婚さんいらっしゃい!」に同性カップル 長寿番組も価値観多様に(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース

異性婚の人も、同性婚の人も、シングルの人もみんなが尊重され祝福される。そんな世の中に。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e9372fa6c686249ccdfdc73d25a4e45d1adaf930

日本すげぇ?

https://diamond.jp/articles/-/290778

 まずは上のリンクの記事を見てほしい。最近、日本の産業のこれからについて、楽観論、悲観論が飛び交っているが、私はどちらかと言うと悲観論を持っている。最近で言えば、三菱航空機が進めていたスペースジェットの開発の頓挫、少し前で言えば下町ボブスレーの失敗がある。

 かつて日本は世界の工場であった。鉄鋼、家電、造船、半導体などで高いシェアを誇っていた。今はどうだろうか。記事では半導体を例に挙げているが、今は日本の半導体産業はずいぶん弱体化している。

 私が現在心配しているのが、自動車産業のこれからである。現在自動車産業は日本経済を支える大きな柱になっており、これが競争力を失えば、雇用や貿易収支に大きなダメージを受けることにある。現在、世界の自動車産業は急速に脱炭素、電動化、自動運転に舵を切っている。その中で、これまで高い競争力を誇っていた日本の自動車産業が今後も高い競争力を維持できるかは怪しいと思っている。時代の変化についていくことに消極的になっていないか。かつて日本の自動車産業は厳しくなる環境基準を真っ先にクリアしていた先進性は今の日本の自動車産業にあるのだろうか?

 多くの日本人が中国や台湾、韓国、東南アジア諸国の経済力や科学技術を下に見ていると思うが、今や数字にも表れているように、追い上げられ、すでに抜かれているものもある。私たちも根拠ない「日本すごい」から脱却して、今の日本の強み、弱点を冷静に考え、強みはさらに強化して、弱点は素直に教えをこうようにしていくべきだろう。

歴史を動かしたそっくりさん

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写真の人物、同じ人物に見えるかもしれませんが実は違う人物です。上の人物は岡田啓介(1868〜1952)戦前に内閣総理大臣を務めた人物、下の人物は松尾伝蔵(1872〜1936)元陸軍軍人で晩年は内閣総理大臣秘書官をしていた人物である。

この2人、単に年齢が近いだけではなく、着ている服装が似ているだけでもない。実は岡田啓介の妹が松尾伝蔵と結婚し、2人は義理の兄弟になっていたのである。そして、松尾伝蔵は首相秘書官として、外にあっては日中関係が悪化し戦争の危機が迫り、内にあっては軍部の発言力が増す中軍部の暴走を抑えようとしていた岡田啓介首相を支えることになる。

1936年2月26日、東京は大雪だった。この日、陸軍の青年将校たちは昭和維新を掲げ、首相官邸や永田町、霞ヶ関を襲撃する。これにより、高橋是清大蔵大臣、斎藤実内大臣らを殺害、岡田啓介首相の殺害を目指すも、松尾伝蔵を岡田啓介と誤認し殺害、岡田啓介は辛くも弔問客に紛れて首相官邸を脱出した。これが歴史の教科書にも載っているニ・二六事件である。

歴史にifは禁物かもしれないが、もし、岡田啓介首相が首相官邸で死亡していたら。ニ・二六事件による混乱はさらに続いたのかもしれない。そして、岡田啓介は、後に終戦に向けた工作の中心人物になる。その意味では、岡田啓介と松尾伝蔵、歴史を動かしたそっくりさんと言えるのかもしれない。

振り向けば

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いわゆる先進国クラブと言われるOECD加盟国の経済の質を表す平均賃金の比較。つい最近まで、イタリアと韓国より上でしたが、いつのまにか逆転しています。今や振り向けばスペイン、ずいぶん順位を落としました。

 しかし、今でも日本は経済大国だと思っている人も多いことだろうと思います。冷静に数字を見て現状を把握する。それが今の日本には大切なことだと思います。

「外交回想録」 重光葵(まもる)著 中公文庫

 重光葵(1887〜1957)は第一次世界大戦前に外務省に入り、それ以降外交官として、ドイツ、イギリス、中国などに駐在した。本書は、ドイツなど同盟国とイギリスなどの連合国の緊張が高まった時代のドイツで外交官としてのキャリアを始めた。本書はベルリン着任のちょくぜんから記述が始まっている。それから、ドイツがポーランドに侵攻し、第二次世界大戦が始まり、日米関係が緊迫した時期にロンドンから東京に戻った時点で本書の記述が終わっている。本書の中では、日本の外交官だけでなく、各国の外交官や政治家とのやり取り、その時代の人々に様子が冷静なタッチで描かれてある。

 特に興味を引いたのは、日本が満州事変を起こして以降の記述で、中国の外交官と戦争を避けるために様々なルートで交渉を尽くした部分である。結果的に日本と中国の対立はエスカレートを重ね、重光ら外交官の努力は生かされなかった。今、また国際関係は緊迫している.私たち市民がどのような目で国際関係を見ればよいか、そのようなことを語りかけてくれる一冊である。

磐越東線の主役、キハ110系

 磐越東線の主役、キハ110系気動車。最近では鉄道車両をまとめて電車と呼ぶ人が多いですが、この車両は床下にディーゼルエンジンや変速機を積んでその力で走るので、気動車(ディーゼルカー)といいます。1991年に磐越東線に登場して、既に30年以上活躍しています。

 大きな特徴、大きな窓と明るい色遣いによる居心地のいい内装と、軽量ボディにハイパワーなエンジンを組み合わせ、それまでよりも大幅に走行性能を改善したことです。磐越東線は阿武隈高地を越える山岳路線ですが、軽快な走りは今でも健在です。

 さすがに登場から30年を経て、古さも隠せなくなってきましたが、今後も多くの人に愛される磐越東線、キハ110系であってほしいと思います。

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世界のこどもの日

今日5月5日は日本ではこどもの日です。同じ5月5日をこどもの日としているのは、韓国です。ちなみに香港と台湾は4月4日で、歴史をたどると、中華民国が制定した児童節にちなみます。インドは11月14日で、子ども好きとして知られた初代首相ネルーの誕生日をこどもの日にしました。世界的に見れば6月1日をこどもの日にする国が多いです。中国やキューバ、ロシア、ブルガリア、ハンガリー、ウクライナなど、かつて東側と呼ばれた国々に多いです。ちなみにこの日は、1925年にスイスのジュネーブで開かれた、子どもの福祉世界会議にちなむものです。子どもの貧困、衛生や医療環境の悪い国や地域の存在、戦争に巻き込まれる子どもたち、中等教育や高等教育の男女格差など、子どもたちを取り巻く問題はたくさんあります。全ての子供達により良い環境が保障されることを願います。

こどもの日に思うこと

 今日はこどもの日。今年の15歳未満の子どもの数は1435万人、1950年の2943万人の半分以下になっている。人口に占める比率も、1950年の35.4%から、2023年は11.5%と3分の1以下に減少している。 日本に来た外国の方が子どもの少なさと高齢者の多さに驚くそうだが、なるほどこれは納得である。

 もっともこれは日本だけの現象ではなく、世界共通の現象で、女性が一生に産む子どもの数を示した合計特殊出生率は、世界では、1963年に5.33人であったものが、2020年には2.3人と半分以下に住んでいる。日本の場合、人口を維持できる人口置換水準は2.07人と言われているが、医療水準や栄養、衛生の水準が国によって大きな差があるから、今の数字は人口置換水準に相当近づいていると考えていいのかもしれない。日本が合計特殊出生率が人口置換水準を割り込んでから人口の減少が始まるまで30年強かかっていたから、もしかしたら21世紀後半には多くの国で人口減少に悩まされることになるのかもしれない。

 出生率の低下には様々な要因があるが、最大の要因は子どもが労働力から消費財に変わったことだろう。かつては農業や水産業、個人の商店などの自営業で働く人が多かった。そのような社会では子どもは少し大きくなると労働力になって家計を支えた。しかし、今では中等教育、高等教育を受ける必要が高まって、10代後半、あるいは20代半ば近くまで教育を受けるようになり、親にとってはその間教育費や養育費がかかる消費財的存在になった。これが子供を産む数を減らす要因になっている面はあるだろう。

 また、女性の地位向上も出生率低下の一つの要因になっていると思う。かつては多くの国で女性が中等教育や高等教育を受けないまま結婚をして、出産、育児をしていたが、今や女性が中等教育や高等教育を受けることは珍しくなくなり、それに伴って様々な職業に進出することも多くなった。言い換えれば、女性が結婚や出産だけではなく様々な生き方を選べるようになったということだ。

 主な国合計特殊出生率は、ニジェールが6.89で世界最高、アフガニスタンが4.75でアジア最高、世界14位、フィリピンが2.78で世界70位、インドが2.05で世界102位、フランスが1.83で世界119位、先進国としてはもっとも高い、日本は1.34で世界189位、中国は1.28で世界195位、韓国が0.86で世界206位で最下位。東南アジア諸国も軒並み2を切っていて、少子化が進みつつあり、アメリカが1.64とだいぶ低下していたことにも驚いた。

 少子化は女性が自分の生き方を選べるようになったという好ましい面もある一方で、社会の活力低下という大きな問題もある。今の日本は子どもや子供を持つ親にあまりに冷たい社会ではないだろうか。子どもの声がうるさいと言われたり、子どもがちょろちょろして邪魔だと言われたりする。ベビーカーを押して電車に乗れば邪魔だと言われ、公園でボールで遊べば禁止だと言われる。もう少し子どもたちに寛容な社会でありたいと思う。

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