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私たちは主権者である

 先週のブログで取り上げた埼玉県議会の自民党議員団が提出した条例改正案、通称留守番禁止条例案は、あっさり撤回された。それはそうだ。この条例案の内容はあまりに無茶で、シングルマザー、シングルファザーだけでなく、共稼ぎ世帯でも到底守れそうにない内容で、多くの世帯が条例違反にあたる可能性があるばかりでなく、常に大人の目がある環境というのは、子どもの社会性や自主性の発達にとっても必ずしも良いとは思えない環境である。

 今回撤回に追い込んだ力は、他ならぬ主権者である私たちの声である。ちょっと考えてみよう。日本国で最も偉いのは誰か。それは総理大臣でもなく、最高裁判所長官でもなく、衆議院議長でも参議院議長でもなく、もちろん天皇でもない.じゃあ誰か、それはこの文章を読んでいるあなただ。もう少し正しく言えば主権者である日本国民一人一人だ。どんな優れた政治家であっても間違いを犯す。ましてやその政治家がポンコツなら間違いを犯すものと考えたほうがいいだろう。この国の行方を決めるのは政治家ではない。我々主権者である国民だ。多くの人が声を上げれば政治家の間違いを正すことができる。当たり前のことであるが、今回のことで学んだ教訓である。

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