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バスが無くなってどうする

 福島県いわき市を中心とする地域で路線バスを運行する新常磐交通が、来年春に大規模な路線廃止をすることを発表した。新聞等の報道によると廃止になる路線は以下の通り。

(1)平―好間中―榊小屋
(2)平―谷川瀬
(3)平―平工高―中央台―玉川―小名浜
(4)平―若葉台
(5)平―鹿島―洋向台、平―鹿島SC―洋向台
(6)中央台―飯野―高専前―医療C―内郷、中央台―飯野―高専前―一高―医療C―内郷
(7)湯本―桜ケ丘、湯本―桜ケ丘―田場坂
(8)湯本市内循環(内・外)
(9)湯本―遠野高
(10)上遠野―大平―入遠野、上遠野―川畑―入遠野
(11)菊田小―鳳城、菊田小―万治、菊田小―南台、菊田小―井戸沢
(12)小名浜―江名―西原―光洋高
(13)泉市内循環
(14)(急行)泉―イオンモール
(15)植田―磐城農高―勿来工高

 現在運転免許を持っていない学生、高齢者、心身に障がいのある方、今後運転免許返納を検討している高齢者の方などの移動が困難になるなどの大きな影響が出そうだ。

 路線バスは全国的に縮小が続いており、大阪府に本社を置く金剛バスがすでに廃業を決め手あるほか、多くの会社が路線の廃止や運行本数の減便を決めている。多くの会社が利用客の減少による赤字経営や運転手の不足を理由にあげている。

 それならハイエースなど普通2種免許で運転可能な車両にすれば良いと考える人もいるが、こちらも不足は深刻で、地方ではタクシーがの利用に不便をきます状態になっている。また、全国各地で自動運転バスの実証実験も行われているが、最高速度が20km/hになっているので、他の交通への影響が大きく、まだまだ幹線道路を走る路線への投入は難しそうだ。 

 地方では自家用車に頼っている人が多いが、今運転できている人も、いずれは運転できなくなる、あるいは、自家用車を買い替える経済的余裕がなく、古い車に無理やり乗っていると思われる人もいる、これだっていずれは限界が来る。人間は移動する生き物だ、誰でも利用できる交通機関のこと、もっと真剣に考えたい。

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