人気ブログランキング やえもんのひだまりカフェ: 2024年6月の7件の記事
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2024年6月の7件の記事

さあ、行ってみよう

 紫陽花にはいろいろな色がある、どんな色の花に出会えるか予想がつかない。行ってみなければわからない物だ。さあ、行ってみよう、どんな色のアジサイに出会えるか。

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笑っている場合ではない都知事選挙

 現在行われている東京都知事選挙はますます混迷の度を深めている。選挙ポスターの掲示板にポスターを貼る権利をNHKから国民を守る党が販売したのは既にこのブログで書いた通りだが、政見放送で服を脱ぐ女性候補が現れるなど過去に類を見ない選挙になっている。これを私たちはどう受け取るべきだろうか。

 当然、当選の可能性はともかくとして、真面目に政策を主張している候補者は尊重すべきだと思う。有力な候補者は当然社会の多数派の意見を代表しているが、少数者の意見ももちろん大事だ。当選した候補者は自分たちの意見だけではなく、少数者の意見の中で良いものは取り入れることは当然必要だし、少数者の意見に耳を傾けることは当然必要だ。問題なのは、パフォーマンス目的やおふざけ、売名や金儲けの目的で選挙に出てふざけた行為をする候補者である。このような行為がこれからも続くと、選挙に対してしらけムードが広がり、選挙への関心の低下ももたらしかねない。そうなると行き着く先は民主手具の否定、つまり独裁だろう。どうか都民の皆さん、選挙に行ってください、そして自分の意見に少しでも近い候補者を選んでください。そうすることが、あなたの生活を良くするとともにも、日本の民主主義を守るためにも是非とも必要なことです。

不思議なことば 1 「皮切り」

 福島県いわき市に本拠地をおく、プロサッカーチームのいわきFCは、今日のレノファ山口、次のVファーレン長崎、横浜FCと、同じリーグの上位チームとの対戦が続く。このような場合、「いわきFCは山口戦を皮切りに長崎、横浜と上位陣との対戦が続く」と記事になるだろう。

 この場合、問題となるのが「皮切り」という言葉である。物事の始まりを表す言葉であることは何となくわかるが不思議な言葉だ。語源を調べてみると、最初に据える灸のことをいうそうだ。たしかにはじめて灸の治療を受けるとそれは痛いだろうと思う。言葉の世界は深くそして楽しい。

お笑い都知事選挙

 東京都知事選挙が告示されたが、今回は56人の候補者が立候補した。このうち24名の候補者がNHKから国民を守る党の候補者である。たった1人しか当選しない選挙に24人もの候補者を立てる。ハナから当選する気はないことはわかってはいたが、何をしたいのかようやくわかった。

 選挙では立候補すると、無料でポスター掲示板にポスターを貼ることができるが、NHKから国民を守る党はこれを逆手に取り、2万5000円を払えば、払った人や店、会社などのポスターを貼る権利を販売したと言う.都内に1万4000ヵ所ある掲示板のうち、1500ヵ所程度がすでに売れたと言う。しかもこの行為は公職選挙法によって禁止されていない行為ということで、これを罰することはできないという。貼られたポスターの中には性風俗店のものがあったり、ポスターのQRコードを読み取ると有料のアプリをダウンロードするサイトに誘導されるものもあるようだ。

 NHKから国民を守る党の行ったことは到底許されることではないが、彼らの行為を面白がったり、お金を出す人がいる以上彼らは続けるだろう。根底には民主主義の意義を知らない人が多いこと、既存の政治家や政党への失望があることが考えられる。民主主義の危機はこうやって広がっていくのだろう。笑ってしまうような事件であるが、笑ってばかりいられるような場合ではないのかもしれない。

たまには古いクルマの話でもするか〜日産 シルビア(S13)

 今ではすっかり使われなくなったが、かつてはデートカーという言葉があった。文字通り、若い男性がなけなしの給料をはたいて、付き合っている女性と出かけることを主目的に使われるクルマで、かつてはこう呼ばれるクルマがたくさんあった。たとえば、ホンダ・プレリュードもそうだし、トヨタ・セリカもそういう色合いが強い車種だった。そにような中で、後年とある理由により、違う性格のクルマに位置付けられたクルマがある。それが日産・シルビアである。

 シルビアが誕生したのが1965年に誕生した。そしてS13シルビアは5代目のシルビアとして、1988年に誕生した。1988年は日本が円高不況を乗り越えて、本格的にバブル景気に突入した時期で、この国には元気がみなぎっていた時期だ。若年人口も多く、その当時の世相として、恋愛は今よりはるかに若者たちにとって大事なことだったし、むしろ当たり前のように思われていた時代だ。まだ、酒と女とタバコとクルマが男性にとって当然のたしなみとされていた時代だ。私はこのうち、タバコとはついに縁がなかったが、この時代であればどちらかというと少数派だったのだろう。

 シルビアというと、スポーツカーというイメージを持つ人もいるかと思うが、どちらかと言えばそれは後年の話になる。その証拠はこのクルマを外側から眺めてみるとよくわかる。このクルマのエクステリアは、一言で言うと流麗、女性的な美しさがあるといえよう。特に斜め前から見たボンネットからキャビンにかけては5ナンバーサイズという制約の中でこんなに美しいデザインができるのだとため息が出るような美しさがある。しかし、これがスポーツカーとしてみれば、力強さに欠けると評価する人もいるだろうと思う。ボディーカラーを見てもそう思う、このクルマに最も似合った色は、ライムグリーンのツートーンであった。決して、赤や黄色などの派手な原色系であった。赤は前期型はかなりオレンジがかった赤だし、後期型は原色に近い赤になったが、このクルマにさほどあっていたとは思えない。もしこのクルマがスポーツカーなら、クルマが主役、赤や黄色などの派手な原色系の色が似合うクルマにしていただろう。しかし、このクルマはあくまでもデートカー、主役は彼氏と彼女、クルマは道具としては大事だが、目立ちすぎちゃいけない。

 しかし、時代が進み、デートカーイコールシルビアのようなクーペボディーとは限らなくなる。パジェロのヒットもあり、レガシィツーリングワゴンのヒットもあった。これらのクルマなら、スキーやキャンプの道具を積めるし、友達を誘えるし、クルマの乗り降りだって楽だ。しかし、捨てる神あれば拾う神あり、玉数の多いシルビアは安価なスポーツカーとして脚光を浴びるようになった。もちろん、無理な走行で事故になり、壁に刺さって一生を終えた車も多いが、近年まで大事に乗られた車もある。人生も数奇だが、車生と言うものがあるとすればこれもまた数奇なものなのかもしれない。

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意地悪日本人

 日本人は世界最低の意地悪民族かもしれない、いや、きっとそうだろうと思われる出来事があった。

 ことの起こりは、しばらく前、白血病で余命1カ月かと診断された子供がいる親が、Xに「拡散希望です!!!急性骨髄性白血病の再発でもう余命があと1カ月くらいしかない息子に何かできることはないかと考えていて、仮面ライダーが大好きなので仮面ライダーに出演されていた俳優さんにお力添えをいただきたいです」と投稿した。これを見た仮面ライダーに出演していた俳優が子供の病室を訪れ、励ました。ひと昔なら、「ああ、良かったね」で終わる話であったが、残念ながらこれで終わりではなかった。

 Xにこの親の行為をわがままだと批判する投稿がなされ、1万を軽く超える「いいね」がついたのである。

 それではこれからここまで登場した人物の動きを検証してみよう。

 まず、余命1ヶ月の子ども、彼に批判されるところは全くない。子どもはどんな時代だってヒーローが大好きだし、ヒーローの背中を追って大きくなるものだ。仮面ライダーはいつだって子供達のヒーロー、会いたがることに何ひとつ問題はないだろう。

 次にその親、白血病で余命わずかな子どもに少しでも楽しい時間を過ごさせたい、夢を叶えてやりたい、そう考えるのは当たり前の感覚だろう。ダメ元でXに投稿したら、本当に仮面ライダーの俳優が来てくれた、そこで当たり前だと思ったら問題があるが、十分感謝の気持ちを表せたのなら問題ないと思う。

 次に仮面ライダーの俳優、来てくれた方には、他人である私も感謝の言葉をかけたいくらい嬉しいことである。多忙であったり、時間があっても家族や自分のために時間を使うことを選択した人もいると思うが、それはもちろん構わない。

 次に、親の行動をわがままだと批判する投稿をした人だが、そういう考えがあることは否定しない。

 最後に、もっとも恐ろしいのが、この投稿に「いいね」を押した多数の人たちである。どんな気持ちで推したのだろうか。他人がいい思いをすることが許せなかったのか、それとも、自分が特別待遇を受けたかったのかわからないが、せめて、まもなくこの世をさる子どもの最後の願いを聞いてあげる度量は持って欲しいと思う。聞いた話によると、日本人は、他人が得をするのをとても嫌がる民族だという。今回の件では、どこの誰かわからない子どもが仮面ライダーに出演した俳優に会ったということが許せなかったのだろう。こんなことが続けば、足の引っ張り合いになり、誰も幸せになるない荒んだ社会になりそうだ。そして、その結果はあなたに帰ってくるかもしれません。それでいいのか?意地悪日本人。

人間優先の交通環境を

 警察庁は30日、一般道路のうち速度規制がかかっておらず中央線などがない区間について、車の最高速度(法定速度)を時速30キロと定める方針を決めた。一般道の法定速度は60キロだけで、狭い道路でも速度規制がなければ60キロまでの走行が可能なため、30キロを導入することで生活道路での歩行者らの安全確保を狙う。一般道の法定速度の新設は初めて。(朝日新聞)

 

 これは大賛成。日本の道路行政はずっと自動車優先で、それ以外の要素が蔑ろにされていた。そして、幹線道路と生活道路の区別も不十分であった。そもそも、道路とはなんだろう。道路は自動車が通行するためだけのものになっていなかったか。それは効率だけ重視された人間不在のものになっていなかっただろうか。本来、道路というものは、交通のためだけでなく、コミュニケーションの場であったり、生活の場であった。今後も幹線道路は自動車中心でいいと思うが、生活道路はもっと多彩な使われ方がされてもいいだろう。子どもが遊んでいてもいいと思うし、奥様方の社交場になってもいい、お年寄りが日向ぼっこできるベンチがあってもいいし、おじさんがラジオ体操をしてもいい、そんな場にしてもいいと思う。今の世の中、自分の家族以外は知らない人になりつつある。急速に非婚化や外国人が増加する昨今、新たなコミュニケーションの場は必要だと思う。道路なら、通りすがりにちょっとした会話もできるし、わざわざどこかに行かなくても人に会える。孤独を防ぐにはこれ以上の場所はないだろう。

 そのためにも、自動車には速度を落としてもらい、ゆっくり走ってもらう必要がある。抜け道だと言って、住宅地の狭い道路を猛スピードで走るのは厳禁、道路にかまぼこ状の凹凸をつけることや、花壇やベンチなどを設置して、運転者に減速を促すことも有効な方法だと思う。また、一方通行の道路を増やして、物理的に抜け道として利用しにくくすることもいいと思う。また、自転車やセニアカー、電動キックボードの交通ルールも明確化し、悪質な違反には罰金を課すなどして交通ルールを遵守してもらうことも必要だろう。要は、安心して利用でき、安全な道路で、自動車などの機械が優先ではなく、人間優先の交通環境を期待したい。l

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