参議院津城選挙の選挙運動が始まった。今回の選挙の大きな争点は、米などの食料や電気やガソリンなどのエネルギーなどを中心にした物価高対策、年金や医療などの社会保障政策、外交や安全保障と並んで、外国人とどう関わるかが争点となっている。そして、現在のところ、外国人を排除しよう、外国人との共生に否定的な政党が注目を集めているようだ。
確かに、福島県の地方都市に住む私にも、最近外国人の方は増えたなと実感を持つことが多い。留学で日本の大学や短大に通う人、日本の企業に勤める人、日本人と結婚した人、在日朝鮮人.・韓国人など歴史的な経緯から永住を認められた人など、日本に住む外国人は昨年6月の時点でおよそ360万人、その1年前と比べて、およそ30万人増えている。日本に住む外国人の国別の人数では、中国の人が最も多く、ついでベトナム、韓国、フィリピン、ブラジルなどとなっている。都道府県別の外国人の数は、東京都、愛知県、大阪府、神奈川県、埼玉県などの都市部に多く住んでいる。また、外国から日本に海外旅行に来る外国人も増え、2024年にはおよそ3700万人と、2002年の倍に増えている。
外国の人が増えると様々な問題が起こってくる。言葉や習慣の違いは、深刻な摩擦を引き起こす。例えば、外国と日本の習慣の違いによるトラブルは多く聞く。例えば、コンビニエンスストアの店頭に外国人が何人もたむろしていて怖い、とか、学校にイスラム教を信仰している生徒が入学すると、給食に豚肉が出せなくなるのではないかという懸念を示す人がいる。あるいは、夜間に外国人が大勢アパートの部屋に集まってうるさいという苦情もある。京都などでは、外国人観光客の増加で、路線バスの混雑が激化し、地元の人が乗れないこともあるという。
もちろん、これらの問題に対処し、地元の人が困らないようにすることは当然必要だ。ただひとつ忘れてはならないことは、法律は強制力はあるが、マナーには強制力はないということ怯えておかなければならない。法律に違反することについては、日本人であれ、外国人であれ取り締まりをするのは当然だと思う。しかし、マナーに関することはわかりやすい形で周知して、日本人と外国人の間でお互いに納得できる合意を図っていくことが必要だと思う。例えば、外国人が大勢集まって情報交換をしたり、お酒を飲んだりすることは何かの法律に違反するわけではないが、深夜までそれが続くと騒音などで迷惑になりことも当然ある。地元の人と外国人の代表が話し合って○時には解散しましょうというルールを作る。コンビニエンスストアの前でたむろする場合には、入り口から一定程度の距離を空ける。そのような決まりを作るのはお互いにとってプラスになることだと思う。
日本はこれまで単一民族国家とは言えないが、それに近い状態であった。そこに外国に人が増えてきた。国際化は世界中で進んでいることであり、必ずしも悪いことではないし、日本の総人口はこの15年ほど減少が続いており、これが今後数十年は続いていることは人口ピラミッドを見ると明らかであり。AIの活用などの対応は必要だが、それとともに外国人の方々の力を借りなければ、日本はそう近くない将来、インフラの維持や医療、介護、保育などんk基本的な社会サービス、物流やごみ処理、そのような社会機能を維持できるとは思えないほど疲弊している。そのためには外国の人とうまく付き合う術を私たちが身に付け、受け入れていくしかないだろう。
それでも、そんなことは嫌だ、日本が日本でなくなることに耐えられない。外国員を受け入れるなら、道路がガタガタ、店に商品がない、そんな不便も耐え忍んで外国人を排除したい、そう考える人もいるだろう。そのような方に少しだけ言いたいことがある。あなたは漢字で書かれた文章を読んで、漢字で書かれた文章を書いていますよね、そして米のご飯を箸で食べていますよね。これは全て外国から来たものです。漢字は中国の黄河流域で生まれました。箸も中国でできて日本に伝わったものです。そして米は、中国の長江流域から雲南省、ラオス、タイ、ビルマなどの地域が原産と言われています。私たちが伝統的なものだと思っているものも意外と外国の影響は強いのです。米を食べたからといって日本人が日本人じゃなくなる、そんなことはないですよね。外国から来たからといって漢字の使用をやめますか、それも無理ですよね。米を伝えたのも、漢字を伝えたのも人間、私たちも人を受け入れ、文化を受け入れ、より豊かで楽しい社会にしていきましょう。決して楽な道ではないですが。
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