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カテゴリー「ニュース」の248件の記事

終わりなき戦い

  人類の歴史は感染症との戦いとの歴史であったともいえる。ペストや天然痘は歴史上数々の国の運命を変えてきた。日本の場合、仏教伝来とほぼ同時期の6世紀に初めての流行がみられ、藩神(外国の神、つまりは仏教)を崇拝したたたりだと考える人もいた。その後、奈良時代には有力貴族が多数天然痘にかかり朝廷が大混乱になったこともある。この天然痘の流行が奈良の東大寺にある大仏建立のきっかけになったという説もある。ヨーロッパではペストが度々流行し、特に14世紀には大きな流行が起き、中世末期のヨーロッパに大きな打撃を与えた。大航海時代以降は感染症が大陸を超えて広がるようになり、コロンブスの探検隊が15世紀末にカリブ海諸島に到達し、現地の女性と性交渉を行った結果梅毒に感染し、それからわずかな期間で世界中に広まったと言われている。

 交通機関の発達は感染症の流行をさらにたやすいものとしている。1918〜1919年に世界中で流行したスペインかぜは世界中で5億人の人が感染したと言われている。近年でも2003年に中国をはじめ多くの国で広がったSARS(重症急性呼吸器症候群)や2009年にメキシコから流行が始まった豚インフルエンザ由来の新型インフルエンザがあった。他にも鳥インフルエンザの流行があった。

 コロナウイルスは風邪の原因のウイルスのひとつであるが、近年、SARSだけでなく、MARS(中東呼吸器症候群)などの毒性の強いウイルスも出現している。昨年の年末から中国の武漢市で原因不明の肺炎の報告があり、 新型のコロナウイルスであることがわかった。感染者は中国国内にはとどまらず、タイ、香港、オーストラリア、台湾、日本などに拡散している。1月23日から武漢市とその周辺で人の移動を制限し、27日からは中国国民が団体で海外旅行に出ることを禁止して感染の拡大を止めようとしているが、現在のところ感染は広がっているようだ。まずは中国政府が情報を隠さず発信することが必要だと思う。私たちはできるだけ人混みを避け、マスクや手洗い、休息や適切な運動や栄養の摂取に努め、ウイルスに感染しない、抵抗力を高めることが必要だろう。

今何が起きているのか

 今年の冬はおかしい、そんな話をよく聞く、雪が少ない、寒くならない、それにともなって、クマや蛇が冬眠していないといった現象も起きている。海外に目を転じれば、オーストラリアで去年の秋に発生した森林火災は、既に日本の関東地方と東北地方を合わせたくらいの面積を焼失し、まだ鎮火の目処が立っていない。この火災ではおよそ1万km離れた南米のチリでも火災による煙が観測され、既に地球規模の災害になっている。火災の原因は高温と乾燥、そして脂分の多いユーカリの木と言われる。

 環境省の資料によると、21世紀末の気温は20世紀末と比べて、1.1℃〜6.4℃上がると予想されている。また、海の海水面は同じ期間で0.18m〜0.59m上昇し、海水の酸性化も進むと考えられている。降水量は高緯度地域では増え、低緯度地域では減ることが予想されている。日本においては異常な高温日数が増加している。既に現在は1970年代と比べて、最高気温35℃以上になる日は3倍に増えている。また、近年は1日に200mmを超える大雨の日数が100年前と比べて1.5倍に増加している。今以上に夏の暑さは厳しくなることが予想され、台風はより強く、海面の上昇に伴って浸水被害がより増加することが予想される。

 私たちは現実から目をそらしてはいけないだろう。今地球で何が起こっているか、そして私たちに何ができるか、いろいろな人の声に耳を貸すべきだろうと思う。

生活すること、生きること

 7月に起きた京都アニメーション放火殺人事件は今でも記憶に新しい。この事件は、京都市伏見区にある京都アニメーション第1スタジオに男が押し入り、ガソリンをまいた上火をつけ、同社の社員36名が死亡、33名が重軽傷を負う痛ましい事件であった。犯人の男も思い火傷を負い一時重体と伝えられていたが、現在は快方に向かい会話もできるようになっているという。犯人は病院を転院する際、医療スタッフに「人からこんなに優しくしてもらったことは今まで一度もなかった」と話しているという。

 私はこれから犯人の男をかばうわけではないことは最初に言っておきたい。この事件はまれに見る凶悪事件であり、被害者や家族の心情を考えると、裁判で真実を明らかにしたうえで犯人は重い刑罰を受けるべきだと思う。それにしても犯人の意っていうことが本当なら、彼の人生はなんと悲しい人生だろうと思う。報道などで伝えられるところによると、彼は両親の離婚によって幼少期以来母親に会っていない。父親は彼が21歳の時に死去し、兄弟ともずっと連絡を取っていないようだ。小学校の時からいじめにあって、中学校は不登校、定時制の高校に入学したものの卒業はしていないようだ。職場も転々として、彼と親しい人は誰ひとりいない孤独な人生だったようだ。

 家電製品などが発達したり、コンビニエンスストアなどが登場したことで、人間はひとりでも生活していくことが容易になった。しかし、ひとりで生活することができるからと言ってひとりで行くることができるわけではない。人は誰かと繋がっていることで生きがいを見いだしたり、喜びや悲しみを分かち合うことができる。もし彼が誰かと繋がって生きることができたもう少し違った人生もあったのかもしれない。どうか皆さん、ひとりぼっちで生きている人、あるいはそうなりそうな人がいたら、ちょっとだけ気持ちと言葉をかけてあげてください。それで救われる人生があるのかもしれません。

災害、天災か人災か

  ここ数年大きな水害が増えてきた。2017年の九州北部豪雨、2018年の西日本豪雨、そして、今年は豪雨、水害の当たり年のような年になった。9月には台風15号の影響で千葉県を中心に大きな被害がでた。10月になると台風19号の影響で、宮城県、福島県、神奈川県、長野県などで河川の決壊が起き深刻な被害が出た。日本は夏から秋に集中豪雨や台風で多量の雨が降り、洪水や土砂崩れなどの被害が出やすい環境にあるが、最近の雨の降り方は以前とは違うという声を聞くようになった。日本近海の太平洋は、世界的にみても海水温の上昇が著しい海域で、これが台風の発達を促進しているという指摘もある。近年の夏の猛暑、海水温の上昇による大型台風の襲来、もしこれが広く言われている地球温暖化の影響だとしたら、そして地球温暖化が二酸化炭素などの温暖化ガスの排出によるものだったら、私たち人間の生活のあり方を大きく見直さなければならない時期に来ているのかもしれない

私の願い

  中東のサウジアラビアのアブカイクとクライスにある国営石油会社サウジ・アラムコの施設がドローンの攻撃を受け、火災が発生した。この攻撃によって、1日あたり570万バレル(9億1200ℓ)の生産が減少した。サウジアラビアはアメリカに次ぐ世界第2位の石油生産国であり、
世界の石油生産量の10%を超える石油を生産している。日本をはじめとする石油輸入国は石油の備蓄をしているからすぐに石油製品の価格が上昇することはないかもしれないが、北半球がこれから石油の需要期である冬に向かうので、徐々に影響は出るかもしれない。それ以上に怖いのは、ドローンが本格的に兵器として使われるようになったことが怖い。

  1903年12月17日、アメリカのキティホークで、ライト兄弟が製作した、わずか12馬力のエンジンを付けた飛行機がわずか12秒、距離にして120フィート(36.5m)飛行した。これが人類初の動力付きの飛行機であった。それから間もなく、1911年に起きた伊土戦争では、飛行機は偵察に、その後爆撃に使用されるようになり、1914年に起きた第一次世界大戦では戦闘機も登場した。その後、飛行機の技術の発達は軍事利用と切っても切れないものになっている。ドローンも軍事利用と切り離せないものになってきたのだろうか。もちろん、ドローンの技術そのものが悪いわけではない。飛行機の発達によって、人や物が国境を超えて短時間で移動できるようになり、東京にいた人が翌日にはローマやパリにいることが普通のことになったし、ニューヨークで投函された手紙が大阪に何日もかからずに届くようになった。ドローンも、災害の状況把握や貨物輸送、警察の捜査など、活用できる分野は広いだろう。軍事利用の全てをダメだというつもりはないが、技術は人間を幸せにするために使ってほしい。

参議院選挙に寄せて

    第25回参議院通常選挙は、7月21日(日)投票で、現在選挙戦真っ盛りである。しかし、どうも有権者の関心がさほど高まっているようには思えない。前回の参議院通常選挙(2016年先に7月10日)の投票率は54.70%に過ぎないし、最も低かった第17回参議院通常選挙(1995年7月23日)の投票率は44.52%であった。

    投票率が低い原因を考えてみると、最大の原因は政治への不信感だろう。政治家が権力争いに終始して国民の方を向いていない、そのことへの絶望が政治家不信、そして、政治不信に向いているのではないかと思う。ただ、私は有権者、つまり我々国民のの方にも問題があるのではないかと思う。政治について調べて、考えている有権者はいったいどれくらいいるのか問いたい。普段から政治について話題にしている人を煙たがる空気がこの国にはないだろうか。

    民主主義という制度は、人類が長い間かけてたどり着いた、国民の基本的人権を守り、権力者の暴走や腐敗を防ぐための最良の方法なのだと思う。人間というものは、権力を持つと、自分や自分の取り巻きに有利な制度を作りたがるし、世の中には地位に固執したがる者もいる。もちろんどこの国で起きていることとは言わないが。選挙で投票率が高くなれば、権力をチェックする機能が高くなるが、選挙で投票率が低くなれば低くなるほど国民が権力をチェックする機能が高くなるものである。例えば投票率が80%あれば、投票に行かなかった有権者を含めて40%程度の支持がないと権力を維持することができないが、投票率が40%に下がれば、20%程度の人の支持で権力を維持することが可能になってしまう。そうすれば、特定の組織の支持を維持するだで、権力の維持が可能になり、国民のための政治ではなく特定の組織の人たちのための政治が横行することになるだろう。

    有権者の皆さん、選挙に行きましょう、投票に行きましょう。それも、自分が入っている組織、例えば会社や労働組合、宗教などが推している候補や政党、あるいは単純に地域の候補者という理由だけではなく、もちろん、友人や知人、親戚から頼まれた候補者や政党ではなく、自分で考えて、自分の意見に最も近い候補者や政党に投票してください。世の中で、テレビも見ない、新聞も読まない、ネットも見ないという人はあまりいないと思います。もちろん、候補者の個人演説会に行くのも大いに結構です。少し面倒でも、自分で考えて投票する。それが今のこの国を良くし、未来のこの国をさらに良くする数少ない方法だと思う。今回の参議院通常選挙、投票率がどうなるかも注目しています。

技術は正しく使うもの

 

   がん、とくに進行がんになると長期間の入院が必要になる場合が多いし、残念ながらがんのために命を落とす人も多い。私の両親、祖父母は既に全員死亡しているが、6人中4人ががんで死去している。そうであれば、私もがんで死ぬことは十分考えられる。がんの終末期は非常に苦痛がおおきいものだが、兵庫県の芦屋市の市立芦屋病院の緩和ケア病棟では、VRヘッドセットを患者に取り付け、患者が見たくても見ることができない自宅の内部や、庭の草花、愛車の車内や思い出の場所などを見ることができるようにした。何という素晴らしいアイディアだろう。私も3年近く前に母をがんで亡くした。母は口に出して言うことがなかったが、自宅に戻りたかっただろうし、庭には丹精を込めて育てた花があって、「あの花は咲いただろうか」と気になっていただろう。母が生まれた実家周辺、かつて住んだ東京の中目黒、旅行で訪れた土地、もちろん庭の花の写真などを見せたが、VRを使えばあたかもそこにいるかのような綺麗な映像で見せることができたと思う。技術は人を幸せにするために使う、これ以上の正しい技術の使い方はないと思う。

彼に何があったか

   信じがたい事件が起きた。川崎市でスクールバスを待っている児童の列を包丁を持った男が襲い、児童1名と保護者1名が死亡、十数名が怪我をし、襲った男もその場で自殺した。一瞬の出来事だったそうだ。犯人の男はそう遠くないところに住む男で、反抗の様子から相当の計画性と殺意が感じられる。亡くなられた方のご家族、ご友人の皆様には心よりお悔やみ申しあげたい。

   事件から数日経ち、この犯人に関する情報が少しずつ出てきた。彼は小学生の時に両親が離婚し、祖母の家に預けられた。そのの家には叔父夫婦と従兄弟がいた。従兄弟は今回被害にあった児童のいる小学校に通っていたなど、彼と被害者の間にわずかながら接点があることも分かった。そして、彼は小学校、中学校時代は友達と過ごすこともほとんどなく、トラブルメーカー的な存在だったこと、中学校卒業後の進路は誰もわからないこと、数年前に叔父夫婦の家に戻ってくる(祖母はすでに死亡した模様)までどこで何をしていたのかも不明、ここ数年は引きこもりがちで早朝にコンビニの袋を持って帰宅する姿が近所の人に目撃される程度である。携帯電話やスマートフォン、パソコンなどもなく、同居する叔父夫婦ともほぼ同じ屋根の下で関わりは非常に希薄だったと思われる。つまり彼は私たちが当然持っている家族や友人、職場、学校、地域社会などの人と人の繋がりをほぼ持っていなかったことが想像される。凶悪犯であり、同情の余地がない人物であるが、その一点に関してのみ同情というよりは哀れみを感じる。彼が大事に思う人が1人でもいれば今回の犯行はなかったのかもしれない。

あってもいいんじゃない

   最近、家族に関する問題が議論されている。現在は結婚するときに男性か女性いずれかの姓に揃えなければいけないが、夫婦が別の姓を名乗ることもできる選択制夫婦別姓も議論されている。また、同性愛者などの性的少数者のために同性のカップルにも男女の夫婦と同等の権利を認めてほしいという動きも見られる。
これらの動きに対して強い反発も見られる。「家族の一体感が崩れる」、「同性愛者にお墨付きを与えると同性愛者が増える」などの意見をよく見かける。本当にそうなのだろうか。家族の一体感は同じ姓ではないと絶対に保てないのだろうか。同性婚が認められたからといって同性愛者が本当に増えるのだろうか、私はそうは思わない。今後もどちらかの性に揃える夫婦が大多数だろうし、男女の夫婦がほとんどだろうと思う。しかし、それでは不都合な人がいる以上選択肢があるのは当然だと思う。例えば、階段があってほとんどの人は手すりなしで登れるが、それでは不都合な人に手すりがあっていいんじゃないかと思う。

クライストチャーチからの衝撃

最近は人や物やお金が国境を超えて動くのが当たり前になっている。日本にいても海外の人を見るのが当たり前になっているし、そうなれば、異なる人種や民族、宗教の人が住むのも私は当然のことと受け入れている。私が住むいわき市には2005年にモスク(イスラム教の礼拝所)ができた。全国的にも2000年ごろからモスクが増えてきている。
そのような状況の中、ニュージーランドのクライストチャーチでモスクが襲撃され、多くの方が亡くなったことは衝撃を受けたし、悲しむべきことだ。ニュージーランドでは、近年、インドネシアやマレーシア、バングラデシュの移民が増えて、それを快く思わない人がいる。犯行グループもそのようなメッセージを出しているようだが、それならば、ニュージーランドに住んでいいのは先住民のマオリ族のマオリ族の人だけになってしまう。そんなはずはないだろう。日本でも、特定の民族や宗教への嫌悪を口にしたり、ネットに書き込む人が増えてきた。同じようなことが起きないことを切に願う。

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