カテゴリー「映画・テレビ」の13件の記事

時の流れを感じるな

 今晩、とても懐かしい番組を見た。と言っても懐かしいと思うのは30代以上の人だろうか。かつてお化け番組とも、PTAが選ぶもっとも子どもに見せたくない番組とも言われた番組である。そう、「8時だヨ!全員集合」である。かつて、土曜の夜8時にはテレビの前に家族全員集合してこの番組を見ていた。この番組をもっとも楽しみにしていたのは私たち3兄弟であったが、その次に楽しみにしていたのは先日のブログでも取り上げた祖父であった。
 感想は?まず面白いね、こんなに笑ったのは久しぶりというくらい笑った。学校コントは、私の最も好きなコントだったし、志村けんの「七つの子」の替え歌もよく歌った、早口言葉もなつかしいし、桜田淳子とひげダンスもはやったなぁ。その次の感想は「俺も年取ったなぁ」である。テレビの中の志村けんは髪の毛がふさふさとしているし、加藤茶も若い、とっくに天国へ行ってしまったいかりや長介も元気だし、仲本工事もきびきびとした身のこなしで体操をしていた。変わっていないのは高木ブーの体型くらいかもしれない。ゲストだって、先述した桜田淳子は23歳、本木雅弘にいたっては19歳(シブがき隊だよ!懐かしすぎる)であった。そりゃ、私も年取るわけだな。

| | コメント (1)

「FRIENDS」 アメリカNBCテレビ、日本WOWOW・テレビ東京

 私には妙な癖があって、睡眠中に歌うことがあるようだ。ようだというのは私本人は眠っていて意識不明なので、一緒に寝ていた弟や友人が聞いたそうなのだが。そのとき歌っていたのがレベッカの「FRIENDS」と言う歌。今回の「FRIENDS」はアメリカのテレビドラマのほうです。

 このドラマは、アメリカのNBCテレビで1994年から2004年にかけて全238話が放送された。日本ではWOWOWで放送され、現在ではテレビ東京で放送されている。私はWOWOWはおろか、NHK-BSですら見れない環境であるし(地上波デジタル化を機会にテレビを見るのをやめるかもしれない)、テレビ東京も見れないので、これらはすべてDVDで見た。金曜日にビールとおつまみを買って、レンタルビデオ店から「FRIENDS」を借りてきてビールを飲みながら見ていた。基本的に堅苦しいドラマではないので、そんな見方が似つかわしいものである。

 このドラマの主役はニューヨークのマンハッタン(もっと言うとマンハッタンのグリニッジ・ヴィレッジ)に住む6人の男女の友情と恋愛、ええい、めんどくさい簡単に言えば能天気でおバカな生活を描いたものである。このドラマの成功の秘訣は、6人の強烈なキャラクターの設定がうまくいったところでしょう。そのあたりは日本でいうドリフターズの5人組のコントにちょっと性格が近いかもしれない。

 その6人とは…
○レイチェル・グリーン(演 ジェニファー・アニストン ブラッド・ピットの元奥さんですね)
 お嬢様でわがままで世間知らずで泣き虫というキャラ。彼女がウエディングドレス姿のまま結婚式か逃げ出してきたのがこのドラマの冒頭の場面。やがて働くようになると世間知らずであることろは克服していくが、わがままで泣き虫というところは最後まで変わらなかった。6人のうちの一人であるロスとくっついたり離れたりしているが、最後には…。
○モニカ・ゲラー(演 コートニー・コックス)
 負けず嫌いで極度の潔癖症(その割にはソファーに座ったときに靴を履いたままテーブルに足を投げ出すことは平気だったりするが)。仕事はシェフ、ハイスクール時代までは見事なほど丸々と太っていた。この「デブモニカ」はドラマの中でも度々登場する。ロスの結婚式でロンドンに行ったときに6人の一人チャンドラーと…。
○フィービー・ブッフェ(演 リサ・クドロー)
 かなりの不思議ちゃん。元ホームレスで路上強盗の経験があるらしい。海外渡航が禁止されていたり(一体何をやらかしたんだ?)謎の多い人。同じように不思議な双子の姉と風変わりな腹違いの弟がいる。おそらくは1960年代のヒッピー文化の影響と思われる、よくわからない思想を持っている。他の5人と違い、この6人の中でくっついたりはなれたりということはなかった。
○ロス・ゲラー(演 デヴィット・シュマイヤー)
 古生物学者として、博物館や大学で働く。この人が古生物学の薀蓄を話し始めるとみんながいっせいにひいてしまう。ハイスクールの頃からレイチェルのことを好きだったが、なかなか言い出せなかった。はじめの妻とは、相手がレズビアンに走ってしまって離婚、次の妻とは結婚式で名前をいい間違って離婚、そしてラスベガスでは…。
○チャンドラー・ビング(演 マシュー・ペリー)
 ゲイの父親と官能小説家の母親というある意味素敵な環境で育つ。よく皮肉を言ったり寒い冗談を言ったりする。彼はアメリカの基準で言えば女性との交際は苦手なほう(日本人の基準ではそんなことはありませんが)。ジャニスという妙な女性と付き合ったり別れたりしていたが、6人のうちの一人と…。
○ジョーイ・トリビアーニ(演 マット・ルブランク)
 売れない俳優だったが、昼メロの主役を得る。しかし、脚本家を怒らせてしまい、あえなく降板の憂き目を見る。ピザとサンドイッチと女性をこよなく愛するが、基本的にマメではない性格のため、同じ相手と長続きしたことはない。スターリンが何物かわからなかったりするなど、お勉強が得意ではなく、みんなの話についていけないことがあったが、そこは演技力でカバー。

 お腹江を抱えて笑うのがとてもよく似合うドラマです。テレビ東京系列が見れる人は番組表をチェック!そうではない人はレンタルビデオ店にGo!
 

| | コメント (0)

懐かしい、懐かしすぎる

 まずはこの動画をご覧ください。

 http://jp.youtube.com/watch?v=JMtPy5lz258

 このアニメーションは千葉あきお作の漫画で、「月間少年ジャンプ」に1972年から79年まで連載され、1983年にアニメ化された「キャプテン」という作品です。この時代のスポーツを車台とした作品には、長期間の連載のうちに、敵が徐々に強くなり、それに対抗するため主人公やその仲間たちが人間離れした能力を身に付けていき、ひねくれものの私は「なんだかな~」と思いましたが、この作品は特別な素質も持っていない、等身大の存在として感情移入できる作品でした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「だいすき!!」TBSテレビ

 独り者の私がこんなことを言うのもおこがましいが、子育ては本当に大変なものだと思う。とくに現在は情報が氾濫していて、それが役に立つこともあれば余計不安を掻き立てることもある。今子供を育てているお父さん、お母さん方には本当に頭の下がる思いである。それが、知的障害を持つ人の場合は尚更であろう。自分の身辺処理や周りの人とのコミュニケーションがやっとだったり、支援を必要とする人が子育てをするのだから、その困難さは想像に難くない。しかし、私達が生きていく以上、性生活とまったく無縁でいることは有り得ないだろう。その結果、知的障害を持つ人が妊娠、出産という事態に直面することは十分考えられることであるし、人間として生きている以上、寝た子は起こすなという対応だけでいいわけが無い。

 このテレビドラマは愛本みずほ作の漫画を原作としている。知的障害をもつ柚子が同じ就労支援施設に通う草介との間に子供ができる。草介が亡くなったときにそのことが発覚する。周囲は柚子の育児能力に不安を持ち、子供を産むことに反対するが、柚子は産む意志を固める。やがて柚子は女の子を出産し、ひまわりと名付ける。彼女は失敗しながらも懸命にひまわりを育てようとするが…。

 私も知的障害を持つ生徒と日々かかわっている中で、この問題はとても身近な問題と感じています。このドラマを見る人々に知的障害者の生と性の問題について考えるきっかけになるように、そして実際にさまざまな困難と闘いながら子育てをしている知的障害者の方々を元気付けるように願い、私はこのドラマに注目したい。

 TBS系のテレビ局で木曜22時から。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

「クール・ランニング」1993年アメリカ

 中米のカリブ海に浮かぶ常夏の島国ジャマイカの特産物はココナツやバナナ、高級コーヒーとして知られるブルーマウンテンコーヒーであり、一方、氷上のF1とよばれ冬季オリンピックの種目であるボブスレーとは結びつきにくい。ところが、1988年のカルガリー(カナダ)冬季オリンピックにジャマイカのボブスレーチームが出場し、世界を驚かせた。この実話を基に作られたのがこの映画である。
 短距離走でソウルオリンピックを目指していた男達だが転倒でオリンピック出場を逃してしまった。何とかしてオリンピックに出ようと思い、出会ったのがボブスレー、道具がない、それ以前に雪も降らなければ氷もないジャマイカ、車輪つきのそりを使って坂を下りる練習をしたり、アイスクリーム売りのトラックの冷凍室に入って寒さに耐える練習をしたり、彼らは工夫してオリンピックを目指す。練習の風景はとても面白いです。冷凍庫から髪の毛を真っ白に凍らせて出てきたり、そりでパトカーに突っ込んだり、それでも彼らは明るく乗り切った。かつての日本のスポコンものにあったような暗さがない。ジャマイカの風土がさせるのか、この映画を作ったアメリカ人の気質なのかわからないが、とにかく明るい。オリンピック会場のカルガリーに入っても試練が続く。コーチの過去のスキャンダルを理由に失格になりそうになったり、選手の一人が父親に連れ戻されそうになったり。第一氷の上を走るのもはじめて、スタートダッシュが大事なボブスレーにとって致命的な事態である。それでも彼らは氷の上での走り方をマスターし、ボブスレーのそりを現地調達し見事出場する。無事予選を突破したころには私の涙腺は決壊をしはじめていた。そして決勝、ジャマイカのナショナルカラーに身を包んだ選手達、過去最高の滑りで自分の名誉のため、祖国の栄光のために滑った彼らだが・・・ここで私の涙腺は完全に故障していた。私は涙で顔をぐしゃぐしゃにしながら彼らを応援していた。仲間って本当にい、団結するってなんて強いのだろう。元気になりたい人におすすめの映画です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「インストール」

 女子高生の朝子はある日、部屋の片付けをしている。教科書や部屋の荷物を次々と捨てていく。全てをゴミ捨て場に持って行き、とうとう部屋はからっぽになった。朝子は「平均そこそこなひとりの女の子」として過ごす毎日に意味を見出せなくなってしまった。「あんたには人生の目標がない」と言われたが、ついに学校へ行くこともやめてしまった。「もう17歳」という焦燥感と「まだ17歳」という安心感。このまま小さくまとまった人生を送るのかもしれないと思うとどうにも苦しい。そんなある日、自分が捨てたパソコンを拾っていった小学生のかずよしと会った。かずよしはパソコンをインストールし直して、押入れの中で親の目を盗んでネットにつなぎ、朝子にアルバイトをしないかと提案する。それはの人妻風俗嬢“雅”のエロチャットの肩代わりだった。自分も相手もウソばっかりのエロチャットのアルバイトに朝子は一種のやりがいを感じていくが・・・

 この映画での最大の収穫はかずよし役の子役(神木隆乃助)であった。朝子(上戸彩)との掛け合いが面白かったし、むしろ朝子がかすんでしまうくらいの演技をしていた。あたまでっかちの生意気な小学生を好演していた。原作は綿矢りさ、この作品や「蹴りたい背中」で衝撃的なデビューをした若手作家である。

 2004年映画化

 原作 綿谷りさ
 監督 片岡K
 出演 上戸彩 神木隆乃助 菊川怜 ほか
 

| | コメント (0) | トラックバック (1)

「ALWAYS 3丁目の夕日」

 私は昭和47年生まれである。したがって昭和30年代のことは知らない。それでも、胃マージとして持っているのは、昭和21年、焼け野原の中からよみがえった日本がようやく立ち上がり、希望にあふれた少年時代、それが昭和30年代だと。平成の今、日本は大きな曲がり角に立ち、希望を失い始めているように見える。そんな時代だからこそ、みんなが希望を持ち、明日を信じていたこの時代がまぶしく見えるのだろうか。

 この映画は、西岸良平原作の漫画「三丁目の夕日」(15年ほど前の原題は「夕焼けの唄」)を映画化をしたものである。時は昭和33年、所得倍増のかけ声のもと、日本は高度経済成長に向かってまっすぐに進んでいた頃である。東京タワーからほど近いの夕日町3丁目が舞台である。自動車整備工場の鈴木さん一家と、作家志望の駄菓子屋店主、茶川さんを通じて昭和30年代の風景をよく描いている。この町に新しい住人が増えた。集団就職で鈴木さんの自動車整備工場にやってきた星野六子と、茶川さんのところに、母親に捨てられた少年淳之介がやってきた・・・・・・・・

 30年代の町の風景が丁寧に描かれています。オート三輪、路面電車(都電)、テレビや冷蔵庫が憧れの的だということは、今では考えられませんが、当時の生活は荘だったようです。夕方になると七輪で魚を焼く煙が上がり、家族そろってちゃぶ台を囲んでの夕食。現在の私たちの生活と比べると、あまりに質素で貧しい生活、それでも私たちにとって懐かしい何かがある。そして、みんな見果てぬ夢を持って生きている。私は、作家志望の駄菓子屋店主、茶川さんとだぶるところがあって、苦笑いしたり、うなずいたりしながら見ていた。最後に、淳之介をしっかり抱きしめるところでは目頭が熱くなった。どちらかというと、投げやりで、自分勝手で、情けない茶川さんが変わった瞬間であった。「男はつらいよ」で長年満男(寅さんの甥)を演じてきた吉岡秀隆にとっては、満男と似たキャラで、はまり役だったのでしょうか。

 原作  西岸良平「三丁目の夕日」
 出演  吉岡秀隆 堤真一 薬師丸ひろ子 もたいまさこ ほか 
 

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

おでんくん

 先日友人に教えてもらったアニメ。NHK教育の毎週金曜日の「天才てれびくん」の中で7分間放映されている番組です。東京タワーの近くのおでん屋台の鍋の中のおでんだねたちのお話です。正義感の強いけど、ちょっぴり寂しがり屋のおでんくん(餅巾着)、みんなの人気者たまごちゃん、知恵者の長老大根先生、ちゃっかりものでちょっと気の弱いちくわくん、そして、私の一押しキャラは、素直になれないけど本当はかわいいところがあるガングロたまごちゃん。最近のアニメは妙に凝っていて、その世界に入り込みにくいアニメもありますが、この作品のようなほのぼの系のアニメはなかなかいいと思う。なにより、単純なストーリーながら、キャラの個性の設定がうまく言っていると思う。
 このアニメを教えてくれた友人によると、私はおでん君に似ているそうだが・・・・・

小学館の公式ホームページ
http://www.shogakukan.co.jp/odenkun/  

| | コメント (2) | トラックバック (0)

「天使にラブソングを」

 歌って踊れるシスターさんたちのお話。クラブシンガー、デロリス(ウーピー・ゴールドバーグ)がある日殺人時事件の現場を目撃してしまう。警察に駆け込むがばれれば殺されるということで、裁判まで身を隠すようと言われた先が修道院。デロリスに修道院生活は退屈極まりなく耐え難い。何事にも厳格な修道院長と衝突するが、シスター達とは次第に仲良くなっていく。そこで彼女は修道院のオソマツな聖歌隊の指揮をすることになる。ロック調に編曲した賛美歌を歌って院長ににらまれるが、ミサは評判になる。その矢先、デロリスは殺人犯達にさらわれてしまう。シスターたちの活躍により、デロリスは無事救出。そして、ミサでの聖歌隊の歌は大成功を収める…!

 とにかく面白い!ロックのリズムに合わせて踊ってるシスター、それだけでおかしくなってきます。デロリスを救出すべく、神の言葉を借りてヘリコプターの操縦士に無理やり操縦させるシスター達の様子を見て、腹を抱えて笑ってしまいました。最後のミサで歌い場面では目頭が熱くなりました。テンポよくストーリーが進んでいくので、飽きることなく最後まで見れます。

 1992年アメリカ 主演 ウーピー・ゴールドバーグ 監督 エミール・アンドリーノ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「ハルとナツ」NHKテレビ その2

今日、ついさきほど放送が終わった。ハルとナツは、70年の歳月を越え再開を果たし、本当の意味で姉妹としての時間を取り戻すことができた。それは、既に晩年ではあるが本当の意味での姉妹の人生の再スタートなのかもしれない。家族ていいなぁ~。改めてそう思った。

 現在の社会では、家族は多様化しているし、存在自体が希薄になっていると思う。私だって、家族みんなの顔を見るのは盆とお彼岸くらいだ(正月はたいてい私が旅に出ている。悪いなぁとは思っているが、この時期を逃すとなかなか旅には出れないから・・・)。その家族も、ご多分に漏れずさまざまな問題を抱えている。

 それ以上に今の日本の家族を取り巻く状況は深刻だ。信じられないようなニュースが飛び交っている。だからといって、復古主義的な考え方をしたいとは思わない。現代の個人を大切にする考え方を否定する気はない。それでも、少しでもいいから、家族のことを考えてみるのもいいかもしれない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「ハルとナツ」NHKテレビ

今の日本からは想像できないが、貧しくて日本国内が満足に食べられなく、農家の次男、三男とその家族が、生きる場を求めて外国へ移民して行った時代があった。アメリカ、ハワイ、ドミニカ、キューバ、ブラジル・・いずれも故郷を遠く離れて言葉の通じない土地である。明治時代から昭和30年代までそんな時代が続いていた。新天地で成功して財を成した人も多いが、たいていの人は、やせた土地、異なる文化に苦しんだ。最近で言うと、昭和30年代にドミニカに移民した人が、移民を促進した国を相手に損害賠償を請求したこともあった。

 このドラマは昭和9年、大正時代の末からの長引く不況に、国内は、とくに農村は疲弊していた時代だった。北海道に住む一家は、苦しい生活にブラジル移民を決意する。しかし、両親、姉のハルは移民できることになったが、妹のナツは眼病のため日本に残ることになった。それからブラジルでの苦境、太平洋戦争があり、姉妹は引き裂かれることになった。70年たって、ハルは、人生の最後を妹と過ごしたいと思い、日本に住むナツを訪れるが・・・

 脚本は橋田寿賀子。このドラマを通じて「家族の絆」と「戦争の悲劇」を描こうとしている。ハルとナツの子役の好演が好ましい。そして、ブラジルの厳しい状況で一生懸命に生きている家族の姿、痛々しいほどの姿が美しい。現在の日本人が実感しにくくなっている家族の絆ではないだろうか。

 出演、森光子、野際陽子、米倉涼子、仲間由紀恵 ほか。
 放送 NHK総合 10月2日~6日 21:00~22:15

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「まあだだよ」黒澤明監督

 日本映画の巨匠、黒澤明監督最後の作品。

 昭和18年、東京。ひとりの初老の教授(松村達雄)が大学を去ろうとしていた。それでも教え子たちは師を慕って集まってくる。中年になった教え子が、小さな子どものように師のもとに集まってくる。一方でこの教授も、ちょっと世間離れしているところなど、教え子たちも放って置けないところがあるのだろう師の家が空襲で焼け出されれば、代わりの住居を教え子たちが探してくる。師の飼い猫がいなくなれば、教え子たちが探しに行く。人と人とのかかわりが希薄になっている現代では、ちょっと奇異に見える部分もあるかもしれない(そのためか、この作品については賛否が非常に分かれているようだ)。しかし、そんな時代だからこそこの映画が訴えかけるものがあるのかもしれない。それは、深いところでの人と人との心のつながり。私たちが置き去りにしてしまったものがここにはあると思う。

 この教授のモデルは、内田百閒(1889~1971)。岡山県出身、小説家、随筆家。この作品にもあるように、ユーモアにあふれた文章を書く人で、「阿房列車」は、後の紀行作家たちに強い影響を与えた。私自身、数年前に読んでで、その面白さにひきつけられたことを覚えている。この人の影響を強く受けた紀行作家が宮脇俊三(1926~2003)で、私は中学生以来愛読し続けている作家である。

| | コメント (2) | トラックバック (1)

「さとうきび畑の唄」TBSテレビ

2003年にTBSテレビで放送されたドラマです。どういう事情があったのかは忘れてしまいましたが、放送されたとき見ることができず、その後ずっと見たいと思っていて、レンタルビデオで借りてきました。主演、明石家さんま、出演、黒木瞳、上戸彩、仲間由紀恵、オダギリジョー他。

 昭和16年12月、平山幸一(明石家さんま)たち沖縄のある一家の平凡な毎日から始まる。同じころ、日本は太平洋戦争に突入し、家族は、兵役に、従軍看護婦にと、家族は離れ離れになっていく。その行く先には、次々と家族に長男、次男・・・家族は次々と命を落としていく。そして、最後には幸一も。傷ついたアメリカ兵の目の前にして、上官から射殺するように命令される。そこで幸一は「私はこんなことをするために生まれてきたんじゃない、私には人を殺すことができない」と叫ぶ。上官の銃は幸一に・・・・。

 戦争は悲惨である。言葉ではよくわかっている。私は社会科の教師である。人類の歴史は、しばしば目を背けたくなるような戦争の血塗られた歴史がある。とくに、産業革命期以降、兵器の進歩に伴って、戦争の悲惨さも加速度的に増している。私がこのブログを書き、あなたがこのブログを読んでいるこの瞬間にも、地球上のどこかで人間と人間が殺し合い、大地に血が流されている。人種の違い、宗教の違い、思想信条の違い、経済的な格差、なんてつまらない理由で人間は殺しあうのであろう。

 私は、久しぶりにテレビを見ながら涙を流した。そして、いつの日か、地上に戦争の惨禍によって無意味に血が流されるようなことがなくなるように。

| | コメント (2) | トラックバック (0)