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カテゴリー「経済・政治・国際」の2件の記事

さらば土建行政

地方の医師不足、介護の人手不足、保育園の建物はできたけれど保育士不足で開園できない。これらの問題は全部根っこが同じなんですよね。医師不足の最大の要因は、地方の公立病院勤務は給料が安いし、夜勤がある。それなら民間病院の方が給料がいいし、開業したら夜勤がない。その結果、地方の救急医療の要であるはずの公立病院が危機的な状態にあります。私が住むいわき市には、共立磐城総合病院(通称共立病院)がありますが、医師のやりくりには非常に苦労していると聞きます。介護と保育は大切な仕事なのに給料が安すぎる。その結果、本来やりがいがある仕事であるにもかかわらず人材不足で、建物は造ったが、介護士や保育士が集まらず開業できない有様になっています。介護も保育も利用を待つ待機者が多くいるのが現状で、ニーズは大いにあります。その結果、女性が仕事をしたくてもできずに、他の分野の人材不足の要因にもなっています。
 これらを解消するには、結局お金の使い方を根本的に変えるしかないと思う。地方に行けば建設の必要性に疑問のある道路の建設が行われているし、よくわからない建物も建てられている、東京オリンピックに2兆円近くってバカじゃないの。
日本は人口減少期に入って、もう道路や箱物は増やす必要性はなくなりました。道路はせいぜい首都圏の混雑緩和と新東名~伊勢湾岸~新名神くらいで終わりにして、建物も老朽化した建物の改築以外極力行わない。オリンピックは今からでも計画を縮小する。コンクリートから人へ、その理念は私は正しいと思っています。これ以上後世につけを残すことはやめませんか。

忘れてはいけないこと

 金曜の夜から土曜にかけて東京に行ってきた。仕事を終え、0時少し前の夜行バスに乗ると東京駅日本橋口には4時30分過ぎに着いた。それから高田馬場でぶらぶらし、地下鉄で光が丘(練馬区)に出て、少し昔の未来都市のような光ヶ丘団地を見て、路線バスで池袋に出た。池袋で東急ハンズやらサンシャインシティを見て歩き、午後は神保町に移動して本屋を見て回った。夕方東京駅前に戻り、八重洲口の大丸で食料品を買い込み新幹線で福島に帰った。年に2~3回ほど行う東京行きであったが、東京に行くたびに気になることがあった。
 はじめにこのことに気づいたのは1995年ごろであった。主に上野駅や上野公園、新宿駅周辺などにホームレスの人が増えた。2000年ごろから緩やかに景気が回復したためかその姿もやや減ってきたが、一昨年くらいから急速に増えてきた。そして、それまでと違った傾向も見え始めてきた。私とそう変わらない30代くらいのホームレスが増えてきたこと、女性のホームレスもわずかだが見かけるようになったことである。これまで、女性は生活保護が受けやすいことなどから、ホームレス化しにくいといわれてきた。また、30代などの比較的若い男性も不安定な雇用であっても職を得やすいことからホームレスになる例は少ないと言われていた。
 ホームレスになることを、あたかも本人の責任であるとしたり、好きでやっているのだから放っておけなどと言う人もいる。本当にそうだろうか?もしかしたら、会社の倒産や本人の病気、障害など本人の力ではどうしようもない事情があったのかもしれない。たとえ本人の怠け癖や努力不足があったにせよ、人間として人間らしく生きるための最低限暖かい布団と雨に濡れる心配のない環境、簡素ながら暖かい食事を用意することができないものか。この問題は、私たちにもまったく無関係という問題ではない。私は今、そこそこの収入を得て、年に数回旅行にいけるような贅沢ができる。もちろん衣食住は世間並みに満たされている。しかし、失業したら2年ほどで蓄えは使い果たしてしまうだろう。そうなったらホームレスになってしまうかもしれない。私だけではない、これを読んでいるあたなだってその可能性があると思う。彼らを救うセーフティネットは私たちのためのセーフティナットでもあるのだ。

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