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父はどこに消えた?

 親が育てられない子どもを匿名で預かる「ベビーバスケット」(通称・赤ちゃんポスト)を今年3月末から運用している東京都墨田区の賛育会病院で、これまでの3カ月あまりで預け入れがあった複数の赤ちゃんは、いずれも女性が自宅などで1人で産んだ孤立出産のケースだったことが分かった。同院の賀藤均院長が毎日新聞のインタビューに明らかにした。いずれも健康状態に大きな問題はなく、児童相談所を通して乳児院などに引き渡されたという。(毎日新聞)

 このようなニュースのほかに、女性が自宅のトイレなどで出産し、赤ちゃんを放置して死なせてしまったケースなども数多くある。このような場合、逮捕されるのは当然母親である女性である。また、このようなニュースにある赤ちゃんポストに赤ちゃんを預けに来るのは母親である女性である。

 ここで当然の疑問が湧いてくる。子どもができるためには、当然父親である男性がいるはずである。その父親の姿がどうも見えないのである。彼はいったいどこに消えた?

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しがみつかないで

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 上の画像をご覧ください。どうやらこの人は泣きながらスマホを操作しているように見えますが、どうしてこの方はこんな表情をしているのでしょうか?

 人というものは、苦しい時ほどカリスマ的存在にすがり、救ってもらいたくなる性質を持った生き物のようです。世の中、悪い奴はそのような人を徹底的に利用します。例えば、「あなたがたの生活が苦しいのは○○人のせいた」、「あなた方が頑張って働いているのに生活が良くならないのは既得権益をもつ◻︎◻︎のせいだ」などのような言葉をささやき、選挙や演説、SNSなどで発信する人である。

 このような人は、特定の人々に憎悪を集中させ、自分たちの利益や権力のために人々を煽っているだけで、本気であなたの生活や人生を良くしようとは考えていない。このような考えに賛同してしまう人は、どちらかといえば世の中に不満を持っているが、政治や経済、社会問題について自分からは積極的に考えたり情報を集めたりしないしない人が多いのではないかと思う。そんな人がシンプルで耳障りの良い、言葉を聞いて、スカッとした気持ちになってそのような人の考え方に三度対してしまうのではないかと思う。

 もちろんそのような考えには反論も多い、それには耳を貸さず、いや反論をされればされるほど遠ざかる人もいる。自分がやってきたことを否定されたくない、自分の生き方が間違っているとは思いたくないのだろう。どうか、そういう方に聞いてほしい。人間は間違える存在である。間違ったら引き返せば良い、たったそれだけのことである。内心、自分が信じている人や組織の考え方が間違っているかもしれないと思っても、自分が否定されたくないからとその考え方にしがみつくのだけはやめた方がいいだろう。

楽しい夏に少しの対策を。

 新型コロナウイルスの感染が再び拡大しています。最近はテレビやネットニュースなどでも新型コロナウイルス感染症のニュースは減ってきていて、屋内でもマスクをつけない人が増えてきます。そこにきて最近の猛暑で免疫が低下していることに加え、エアコンの使用で換気が悪くなっています。

 ここは原点に立ち返り、人混みや屋内、車内などではマスクをつける。手洗いやうがいを実施する。会食は少人数、短時間で行う、エアコンを使っていても時々窓やドアを開けて換気をするなどの対策をしていきましょう。過剰な自粛はする必要はありませんが。基本的な対策はしたいものです。

独身男性に幸せを!

 先週の続きです。独身男性がどうやったら幸福度を高められるか考察していきたいと思います。

 独身者と既婚者がどの程度幸福を感じているかという調査では、男女とも、既婚者が幸福を感じているという結果になった。しかし、これにも男女差があり、幸せだと思っている人の割合は、既婚女性がもっとも高く、次いで既婚男性、未婚女性で、未婚男性がもっとも低いという結果になりました。年齢との関係では、おおむね年齢が上がると幸せだと感じる人の割合は減って行きますが、既婚男性はむしろ下げ止まり、未婚男性の低下が顕著になりますか

 それなら年収と幸福度の関係はどうか考えていきます。たとえ独身でも、年収が高ければ立派な家に住み、かっこいい服を着て、高級車に乗り、グルメ三昧の毎日を送ることができそうだから幸福度が高そうですが、必ずしもそうではないようです。既婚男性の場合、年収が上がるほど幸福度は上がりますが、未婚男性の場合、ある程度の年収までは幸福度が上がりますが、それを超えるとむしろ低下する傾向が見られます。結局、立派な家も、かっこいい服も、高級車も、グルメ三昧の日々もそれだけでは人は幸せにならないことを示しています。

 それでは恋愛経験と幸福度の関係を見てみます。男女の未婚者を、恋人あり、過去にいた、一度もないに分類します。最も幸福度が高いのは女性の恋人ありで、次に男性の恋人あり、女性の過去にいた、女性の一度もない、男性の過去にいたの順で、男性の一度もないが圧倒停に幸福度が低いことがわかりました。もちろん、一度もない人の中にははなから恋愛に興味のない人もいれば、恋愛を望んでいるにもかかわらず実現していない人もいるでしょう。

 ちなみに意外なことですが、オタク趣味を持っている人は比較的未婚や恋愛経験がなくても幸福度が高いというデータがあるそうです。これは、オタク趣味を持つ人は、意外と同じ趣味を持つ人同士の繋がりがあるからなのかもしれません。オタク趣味は、今でこそ社会の理解が進んできましたが、やはり社会の中ではマイノリティーなので、気心が知れたオタク趣味者同士で繋がりやすいのでしょう。これが結果的には幸福度を上げる結果になっているのかもしれません。

 結論としては、人間の幸福はいくら年収があるか、どんな家に住んでいるかではなく、いかに人と繋がり、一緒に何をするかにかかっていると思う。独身男性は学生時代の友人が遠ざかり、両親が年老いていく40代以降に本格的な孤独がやってくる。その時までにどんな繋がりを作るかが重要になってくると思う。かつてと違い、家族や社会から過度に結婚しなさいと圧力をかけられなくなった現代、独身生活を謳歌できるようになりました。素晴らしいことだと思います。その分、孤独というリスクもあります。恋愛するのもいいでしょう。趣味で人と繋がるのもいいでしょう。SNSの活用もいいでしょう。独身男性の皆さんはどうか意図的に人との繋がりを持ってください。


独身男性に幸せと寿命を

 社会科の授業を行うためにはいろいろな調べ物をしなければならない。その中には私が知らなかったことも多く、新たな勉強になることも多い。その中で特に気になったデータを紹介したい。

 現在の男性の平均寿命は、およそ81歳であるが、未婚、既婚、死別、離別で大きな違いがある。最も長いのが死別で、およそ88歳、既婚がおよそ82歳、離別がおよそ73歳、最も短命なのが未婚でおよそ67歳になる。ちなみに、女性の場合、未婚、既婚、死別、離別で大きな差はなかった。

 人間長く生きたから幸せとは限らない。しかし、67歳というのはあまりに早すぎるだろう。67歳という年齢は、両親をようやく見送り、仕事も第一線を退き、年金支給もはじまり、ようやく自分の思っていた生き方ができる年齢だと思う。まだこの世を去るには無念が残る年齢だと思う。そして、さらに恐ろしいことに、健康寿命は平均寿命より9歳若いという法則があり、これを独身男性に適用すると58歳になる。まだバリバリ働くことが求められる年齢で健康寿命が尽きてしまうのだ。

 男性の未婚者が飛び抜けて平均寿命が短い原因は大きく2つあると考える。ひとつは、未婚男性には生活に関わるスキルが低すぎる方がいるのではないかと思う。料理ができなければ外食や弁当に頼る割合が増える。外食や弁当でも、栄養についての知識があれば栄養バランスを保つことができるが、そこすら難しい人が多いのではないかと思う。 

 もうひとつは未婚男性にはコミュニケーション能力が低い人が多いのではないかと思う。「ひとりでいるのが好き」という人は多いが、そういう人も決して孤独が好きというわけではないだろう。男性は年齢が上がると学生時代の友人も疎遠になり、家族や親類も徐々に欠けていく。それでも女性は年齢が上がっても新たに友達をつくることができるが男性はなかなか難しい。孤独は心身を蝕み、寿命の短さにつながるのかもしれない。

 現在、生涯未婚の男性は増えてきており、近い将来、4人に1人が生涯未婚になるとの予測もある。未婚男性が幸せに生きるには、最低限の家事能力や栄養や衛生の知識をつけることは必要不可欠だろう。家事の手伝いというより、一緒にやってできるようにすることが家族の責任だと思う。10代、20代の若いうちに一人暮らしをさせるのも有効な方法だと思う。そして、色々な場に子どものうちから連れて行き、コミュニケーション力をつけさせることも大事だと思う。学生時代の部活動やサークル活動も有効だし、仕事をするようになったら、家族と職場以外の居場所作りも大事だと思う。

コロナになった

先日新型コロナウイルスに感染しました。最初に気づいた症状は、膝などの関節の痛みと熱っぽさであった。私はかつてインフルエンザに2度感染したことがあるので、その時の症状と似ているから、おそらくインフルエンザだろうと思った。そのうちに横になりたいくらいのだるさが出てきた。自宅に帰っても症状は変わらず、翌日かかりつけ医で新型コロナウイルスとインフルエンザの抗原検査をしたところ、新型コロナウイルス陽性と診断された。

 その後、断続的に38.5°程度の発熱と、喉の痛み、鼻水などの症状が5日程度続いた。意外にも咳は大したことなく、以前のウイルス型で顕著に見られた味覚や嗅覚の症状は見られなかった。現在は症状は消え、通常の生活を送っている。

 今回の教訓は、

1 食料、飲料、衛生用品のある程度の備蓄は必要。

2 感染防止対策をしていても感染は防ぎきれない。家族に感染者が出た場合を想定して、隔離をする部屋などを想定しておく。

3 感染したら仕事は止まる。可能なものは先取りして仕事を進めておく。

4 家族、親族、友人など頼れる人の存在は何より大事。

奇妙な日常そして

 いつの間にかマスクをするのが当たり前になった。いつのまにか建物に入るのが当たり前になった。いつの間にか飲み会がないのが当たり前になった。日常って簡単に変わってしまうし、人間は意外にも日常の変化に適応できるものだと感心する。では、この変化がいつまで続くかというと、おそらく誰も自信を持って答えることができる人はいないと思う。この変化は全て新型コロナウイルスの感染拡大によるものだと思う。しかしこの変化、決して悪いことばかりではないような気がする。マスクをつけると、表情がよまれにくくなるから、あまり親しくない人と一緒にいる時には暑さは我慢しなければならないが、気分的には楽だと思う。また必要性の薄いイベントや職場の飲み会などがないから、必要以上に人に会うことがなくなりほっとしている人も多いのではないかと思う。

 今起きている変化は決して悪いことばかりではないと思う。これまで続けられていたことが惰性で続いていたものも多いだろう。これを機会に飲み会やイベントなどを続けるかの検討はした方がいいと思う。ただ、心配しているのは家族や友人、親戚、知人などの本当に大切な人との距離が遠くなってしまうこと。人と人とは適度な距離はあった方がいいがお互いの温もりは必要。当たり前に日常から現在は奇妙な日常、そして新型コロナウイルスを克服したらどんな新しい日常がやってくるのだろうか。

私たちに突きつけられたもの

 衝撃的な事件が起きた。難病のALS(筋萎縮性側索硬化症)闘病中の女性が、2名の医師に依頼し、この医師によって致死量の鎮静剤が投与され、女性は死亡し、鎮静剤を投与した医師は嘱託殺人の容疑で逮捕された。ALSは神経変性疾患のひとつで、運動に関する神経が侵され、筋肉の萎縮や筋力の低下をもたらす疾患である。この女性の場合、口から食事の摂取ができなくなり、胃ろうで胃に直接食物を注入していた。また、身体の中で自力で動かすことができるのは眼だけだったようで、視線入力装置でパソコンを操作していた。呼吸は人工呼吸器の装着の必要はなかった。

 亡くなった女性は大学を卒業後、百貨店での勤務を経て、建築家を志しアメリカに留学、帰国後は設計事務所に勤務していた。40歳を過ぎてこれから仕事もプライベートも充実だという時にALSを発症したようだ。途切れてしまうキャリア、徐々に言うことを聞かなくなっていく身体。この方が味わった絶望感は如何程のものだろう。症状が進めば、食事、排せつ、更衣、日常生活全ての行為を他人の世話にならなければならなくなる。この方のツイートで「自分はもはや何の生産性もなく、税金を食い潰しているだけの人間だから死にたい」と訴えている。その感情が今回の事件の伏線になっているのだと思う。

 今回の事件は大きな衝撃を与えたが、元東京都知事の石原慎太郎氏は今回の医師の行為を切腹する武士の介錯(切腹する武士の苦痛を少なくするために首を切り落とす行為)に例えて賞賛しているが、私は違うと思う。医師らは女性のマンションに到着して鎮静剤を投与しておよそ10分後にはマンションを後にしている。こんな乱暴な方法があるわけがない。また、ネットでも色々な議論が巻き起こっているが、安易にこのようなことを認めると、人の手を煩わせる難病の患者や、重度の障害を持つ人などが自分の意思に反して死ぬことを強制されるようになることを強いられることを強く危惧する。

 まず、私たちや生命倫理や死生観、宗教について考えたり人と話すことから始めなければならない。これらのことから逃げてきた結果がこの事件だと思う。そこで、この条件ならという最低限の合意ができた時はじめて尊厳死についての議論ができるようになると思う。

異例な夏を

 2月に新型コロナウイルス感染症の患者が発生して以来、すっかり遠出しない生活になった。いつもならこの時期は8月上旬の旅に向けて期待に胸を膨らませているはずであったが、もしかしたら自分の自宅の半径30kmの範囲で夏が終わりそうな予感がある。

 相手が目に見えないウイルスだから文句を言ってもしょうがないし、間違っても職場で最初の感染者にはなりたくないし、私には基礎疾患があるからとにかく感染をしないというのが優先事項である。だからといって単なる我慢の夏にはしようとは思わない。今年の夏だからこそやってみたいことがある。どうせなら半径30km以内の範囲で3つの密にならないでできることをいろいろやってみたい。朝晩の涼しい時間にはクロスバイクに乗って自宅周辺やちょっと離れたところを走ってみようと思うし、昔読んでずっとほったらかしにしている本を読んでみたいし、家族などごく親しい人と一緒に過ごす時間を楽しみにしたい。いつもは「遠くに向いている意識をもっと足元に向けてみようと思う。いつみとだいぶ違う今年の夏、それでも楽しい夏にしようと思う。

香りに癒される

 最近私にとってのマイブームはお香です。あんまりおしゃれな雑貨屋さんに入るのは苦手なので、無印良品のお香を使っています。夕食を終えて、お茶を飲みながらリラックスしたい時に使います。お気に入りはラベンダーと白檀です。お香自体は25分くらいで燃え尽きてしまいますが、その後寝るまで何とも言えないいい香りに包まれます。いい香りは、人を幸せにします。みなさんもよい香りに包まれた生活、はじめてみませんか?

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