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小名浜慕情

 先日、休日に少しだけ隙間時間ができたので、路線バスに乗っていわき市の小名浜のすみっこを散歩してきました。


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まずば、地元の有名ラーメン店であるチーナン食堂で腹ごしらえ。チャーシューがちょっと筋っぽかったところにあたってしまったが、豚骨ベースのスープはコクがあり、麺にもよく絡み美味かった。その後、周辺を散歩、この辺りは、かつての歓楽街から、歓楽街と住宅が入り混じる街並みになっていた。最後は少し高台にあるお寺から小名浜の街を見下ろす。バスの本数が少ないから、バス停まで急ぎ足で坂を下る。暑い日だったが、気持ちの良い海風が吹いてきた。

バスは残った

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 3月末で廃止が発表されていたバス路線が思わぬ形で残ったので、遅まきながら乗車してきた。今回乗車したのが、いわき市内の温泉地、湯本駅前を起点に、公共機関や商業施設、住宅地が広がる常磐地区をぐるりと回る湯本市内循環線である。このバス路線は3月いっぱいで廃止される予定だったが、バス会社や地元の人の熱意で存続することになった。しかも、思わぬ方法で、いわき市の主要路線であるいわき駅〜医療センター〜湯本東口〜小名浜間の路線と組み合わすることで存続した。新しい路線は、路線図のピンクの線で、いわき駅を出発し、医療センターを経由し、温泉入口から湯本市内循環の経路に入り、常磐病院、湯本高校を経由し、湯本駅が終点になる。湯本駅から、乗り換えて、路線図のグレーの線である下船尾、大原、イオンモール小名浜方面行きに乗り換えができるというものだ。

 さて、今回は日曜の昼過ぎ、小名浜方面からいわき駅方面に向けて乗ってみた。乗客は10人くらい、日曜のこの時間としてはまずまずの乗りであった。湯本駅に着くとJR常磐線の改札に向かう人、駅周辺の店舗に向かう人などがいた。まもなくいわき駅からのバスが到着してお客を下ろした。私は小名浜から来たバスがそのままいわき駅に行くのかと思ったら、小名浜行きになり、いわき駅から来たバスが折り返しいわき駅行きになった。おそらく、乗務員の長時間常務を避けるための工夫だろう。 

 湯本駅前での待ち時間は15分ほどで、長すぎず短すぎず程よい時間だった。長すぎては飽きるし、短すぎてはダイヤが乱れた時に大変になる。高齢者や観光客が主なお客である日中はこれで良いと思う。朝晩は通勤通学のお客が多いから、湯本駅前に寄らずに、いわき駅前から小名浜まで直通する。発車時間になると、小名浜行きといわき駅が揃って発車する。このあたりは、かつてバスが元気だった時代をほうふつとさせる。

 バス会社と地元の熱意で走り続ける路線バス、これからも応援していきたいし、どうぞ皆様も地域の電車やバスを利用してください。

 余談ですが、湯本駅近くの道路の歩道にいわき市のゆるキャラのフラおじさんといわきFCのマスコットキャラクターのハーマー&ドーリーがペイントされていました。歩かなければ発見できないものは多いようです。

新常磐交通4月1日ダイヤ改正について

 新常磐交通のダイヤ改正が4月1日に行われる。主な内容を見てみよう。

 

「いつも新常磐交通をご利用いただきまして、ありがとうございます。
2024年4月1日(月)に一般路線バス「春のダイヤ改正」を実施します。「バス運転者不足」や政府の「働き方改革」に対応し多数の系統廃止(路線廃止含む)や、土・日・祝は、主要幹線のみ運行など大規模なダイヤ改正になります。

◎多数の系統廃止(路線廃止含む)を行います。
◎土曜・日曜・祝日は、(※)主要幹線のみ運行になります。
(※)平~鹿島~小名浜、平~ニュータウン、平~内郷~湯本~小名浜、泉~小名浜
◎最終便ダイヤが早くなると同時に多数減便があります。
事前にご確認いただきご利用いただきますようお願いいたします。」 新常磐交通ホームページより

 

 すでに発表されている時刻表によると

・いわき駅〜いわきニュータウン(ラパークいわき)

  平日のいわき駅の最終バスが21:00から20:00に、土曜・休日が19:45から19:30に大幅に繰り上がります。

・平市内循環、久保町循環の土曜・休日の運転がなくなります。

・いわき駅〜西原〜江名〜小名浜車庫〜泉駅

  平日は全線直通する便がなくなり、朝夕のみ途中のいわき中央営業所(蔵持)乗り換えになります。日中はいわき駅〜西原〜豊間小学校前と小名浜車庫〜泉駅の両端だけの運転になります。

  休日は小名浜車庫〜泉駅のみの運転になります。

・いわき駅〜立野循環、宮(上鬼が沢)、高野、川平への土曜・休日の運転はなくなります。

・いわき駅〜医療センター〜湯本東口〜玉川団地〜小名浜車庫

  玉川団地を経由しなくなります。日中の便は、立体橋〜常磐病院〜湯本高校〜金刀比羅神社〜湯本駅を経由するようになります。このため、所要時間が伸び、いわき駅〜小名浜車庫まで1時間40分程度かかるようになります。

 ・いわき駅〜好間・三和(上三坂)・赤井・平窪 土曜・休日の運転がなくなります。

 ・植田・勿来地区は全線土曜・休日の運転がなくなります。

 ・四倉方面は、いわき駅〜広野〜富岡線を除き、土曜・休日の運転がなくなります。

 

 全体的に見て、厳しいダイヤ改正になりました。残った路線への応援、皆様よろしくお願いします。

  

 

 

歴史の楽しみ

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 出かけた先でたまたま見つけた古墳、福島県いわき市小名浜林城の塚前古墳。1500年ほど前にここに葬られた人は、1500年後の町の風景や私たちの姿を見てどう思うか、そして1500年後、この町はどのような姿を見せてくれるか。歴史の大きな楽しみは想像することである。

元気はつらつ、湊線 5

 美乃浜学園駅を出発した列車は、磯崎駅に停車すると次が終点の阿字ヶ浦駅に着く。阿字ヶ浦駅は大地の上にあり、坂を下ると海岸は近い、また、酒列磯前神社も近いし、ひたち海浜公園が混み合う時期にはここからシャトルバスが出ることがある。普段はひたちなか市のコミュニティバスの発着もあり、広い駅前広場がある。

 駅前にはかつて使用されていた古いディーゼルカーがあり、駅を訪れた鉄道ファンの人たちは懐かしそうに眺めたり、写真をとたりしている。エンジンやトランスミッションの部品確保も難しく、今のままの状態で走らせるのは難しそうだが、近年の低公害型ディーゼルエンジンを使ったハイブリッドにしてもいいし、那珂湊駅と勝田駅に給電設備を作ればバッテリーとモーターでもいい。1960〜1970年代の貴重な鉄道車両を何らかの形で走らせたいと思う。

 阿字ヶ浦からは延伸予定区間に入る。ひたちなか海浜鉄道の計画によると、第一期工事として、海浜公園南口付近までの延伸を目指し、第二期工事として海浜公園西口付近までの延伸を目指すという。これから海浜公園南口の駅予定地までは徒歩で、そこからはバスで延伸区間をたどる。

 阿字ヶ浦駅を出て、住宅地を北西に進む。畑も混じった住宅地が海浜公園南口の近くまであり、阿字ヶ浦小学校と中学校も地域の文化交流施設として残されていた。最初、延伸の話を聞いた時、海浜公園南口駅の利用者の確保に不安をもったが、これだけ住宅地が広がっているのなら、ひたち海浜公園利用客以外の地域住民の利用客も見込めそうだ。

 海浜公園南口からバスに乗り、海浜公園西口のバス停で降りる。ここはコストコやジョイフルホンダなどの大型ショッピング施設が近く、休日を中心に集客は見込めそうだ。ただし、ここまでの距離は3.1km建設費の普段は重くなる。

 新駅建設、路線延長と元気な話題の多いひたちなか海浜鉄道、その発展を祈りたい。

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元気はつらつ、湊線 4

 那珂湊を過ぎると、湊線の列車は海岸沿いの台地を走る。殿山、平磯と過ぎると畠中を走り、まもなく美乃浜学園駅に着く。駅の近くに同名の小中一貫校があり、校名が駅名の由来になっている。美乃浜学園は、近くの平磯、磯崎、阿字ヶ浦地区の3つの小学校と2つの小学校が合併し、2021年4月に開校した。駅はそれに先立ち同年3月に開業した。駅を降りて2分も歩けば美乃浜学園の校門に着く。それにしても立派で充実した設備である。小中学校は地域の人の思い入れが強い一方、市町村としては子供の減少で小中学校の統廃合は急務である。真新しく充実した設備と学区の人口が湊線を利用できる範囲に集中していることを活かし、駅を新設することで、通学の便を確保し、地域にもひたちなか市双方にとってメリットがあるようにした、なかなか上手い方法だと思う。

 駅を起点に美乃浜学園を一回りする。驚くことに、テニスコートもあれば、低学年用のグラウンドもある。大きいグラウンドは、サッカーのコート3面は取れそうな広さがある。高校ですらこんなに立派な設備はそうないだろう。

 駅に戻り、次の列車を待つ。駅の周囲は畑で師走の風は遠慮なしに吹き付ける。自動販売機の缶コーヒーで身体を温める。小中学生の利用が多い駅だが、ちょっとした待合室があればなおいいだろう。

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元気はつらつ、湊線 3

 高田の鉄橋駅にやってきた列車は。色こそ塗り直されているものの、かつてJR東海の高山本線で走っていた車両だ。

 まもなく那珂湊駅に着く、この駅は湊線の運行拠点になっており、湊線で使われている車両が休んでいる。ここには湊線オリジナルの車両のほか、JR東海で走っていた車両、兵庫県にあった三木鉄道で走っていた車両、さらに古い国鉄で走っていた車両もある。懐かしい車両に乗りに行く需要もこの規模の鉄道会社には無視できない規模である。

 那珂湊駅で多くの乗客が降りた。ここから漁港は近く、休日になると漁港近くの寿司屋や海鮮料理店に多くの人が押し寄せるが、道路や駐車場の混雑も激しく、駐車場に入るのに待たされることも少なくない。那珂湊で魚を食べるなら湊線、皆さん、ここだけは覚えていってください。しかし、今日の私は別の用事できたので、ここでは降りない。寿司や海鮮料理が頭をかすめる中エンジンが唸り、列車は那珂湊駅を後にした。

元気はつらつ、湊線 2

 勝田駅を発車した湊線のゆっくりと左にカーブをし、最初の停車駅である工機前駅に着く。ここから県道に沿って進む。湊線の列車は最高速度60km/hと速くはないが、並行する県道も交通量が多く流れは悪い。それに比べれば速い。金上まで住宅地を進み、そこからは田んぼの中を走る。地形は平坦ではなく、ところどころに台地があり、平地は田んぼ、台地は住宅地になっている。短い鉄橋を渡り、国道245号をくぐると高田の鉄橋駅に着く。この駅は2014年に開業した新しい駅である。駅名はかつてこのあたりが高田という地名で、さっき渡った鉄橋が地元の人から高田の鉄橋と呼ばれたことに由来する。

 列車を降りると、まず、駅名の由来になった高田の鉄橋に行ってみる。数分後には那珂湊を発車し勝田方面に行く列車が来るので、それが鉄橋を渡るのを見届けようと思う。さほど待つことなく列車がやってきた。田んぼを背景に鉄橋を渡る列車の写真を撮る。

 駅周辺は住宅地だが、少し離れるとスーパーマーケットや衣料品店、飲食店などがあり交通量が多い。わずかなスペースを見つけて駅を作ったのは正解なのではないかと思う。さっき行った勝田行きの列車に乗車するお客もいたし、ローカル線にとってわずかな需要をコツコツ拾うことは大切なことだと思う。そろそろ次の列車が来るので高田の鉄橋駅に戻る。駅の近くには最近はあまり見かけなくなった第4種踏切(遮断機も警報器もない踏切)があった。列車のスピードが遅く、見通しの良い区間なので問題がないのだろう。まもなく勝田側から列車がやってきた。

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能登半島の交通機関のまとめ(2月4日現在)

能登半島の交通機関の情報が更新されたのでお知らせします。

 

【のと鉄道】

七尾〜和倉温泉〜穴水間で代行バスの運転が始まりました、

七尾〜和倉温泉〜穴水間を走るバスは上下2往復、七尾〜和倉温泉〜能登中島間を走るバスは下り1本、上り2本、七尾〜和倉温泉〜田鶴浜間のバスは上下2往復、七尾〜和倉温泉間は下り2本、上り1本。いずれも朝晩のみの運転です。

【北鉄奥能登バス】

穴水〜門前間、穴水〜輪島間で臨時ダイヤで運行を再開しました。

穴水発門前行きは、穴水総合病院発、7:30 12:12:30の2便

門前発穴水行きは 門前総持寺発 9:30 14:30の2便

穴水発輪島行きは、穴水総合病院発、8:00 10:00  13:00 15:00の4便

輪島発穴水行きは 輪島駅前発 8:00 10:00  13:00 15:00の4便

 

交通機関は徐々にですが復活しつつあります。輪島では仮設住宅がわずかな戸数ですができました。まだまだ先は長いですが、身近な方と手を取り合って、無理をせず過ごしてください。

 

元気はつらつ、湊線 1

 最近はローカル鉄道には厳しい時代である。沿線人口の減少、ローカル鉄道最大のお得意様の高校生の減少、道路の整備による自家用車利用の増加は全国のローカル鉄道の経営に少なからずダメージを与えている。そのような状況で、多くの会社は現状維持が精一杯の状況であるが、多いが、茨城県に利用者を増加させついるだけではなく、新しい駅を作り、路線の延長計画さえあるそれがひたちなか海浜鉄道湊線である。 

 この会社が元気な理由は大きく3つある。1つめはは、湊線が立地するひたちなか市は人口が15万人と割合多く交通需要も十分ある上に、全線がひたちなか市内にあり行政との連携が取りやすいのはメリットだと思う。2つめは、ひたちなか市の那珂湊は魚介類が美味しい所として知られ、またひたちなか市内にはひたちなか市内にはひたち海浜公園があり、観光需要があること、そして3つめは、湊線を運営するひたちなか海浜鉄道が攻めの姿勢で古い車両を生かしたり、お得な切符を販売したりして、集客に努めていることだろう。ダイヤも昼間で30〜40分間隔で列車があり、なかなか便利だ。私は常磐線の上り列車で湊線の起点である勝田駅に来たが、6分の好接続で湊線に乗り換えることができた。

 まずは新たに作った高田の鉄橋駅に向かおう。水色のボディに地元企業の広告を大きく入れたディーゼルカーに乗り、勝田駅を後にする。座席は半分ほど埋まり、混みすぎでもなく、空きすぎてもいない快適な状態だ。

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