カテゴリー「旅行・地域」の298件の記事

走れARMA(下)

 さて、実際に自動運転バスのに乗ってみる。進行方向後ろ向きの席に座り、まもなく発車となる。最高速度20kn/hと最高速度こそ抑えられているものの、そこまでの加速は軽快だった。停留所は利用者があってもなくても必ず停車するようになっている。これは制御プログラムの都合もあるのだろうが、速度が遅いので他の交通に道を譲るためという意味合いもあるのだろう。

 赤信号で停車する時だけは添乗している係員がゲームのコントローラーで指示を送っていた。その他の安全確認は全て自動運転になる。課題だと思ったのは、、運動公園の停留所の手前にはヘアピンカーブがあるが、ここの走りは熟練したドライバーのハンドル捌きには及ばない。ゆっくりと慎重にヘアピンカーブを曲がっていった。

 まだまだ課題はあるのだろうが、高齢化が進展し、運転免許を返納する人が増える時代にあって、新しい交通機関として実用化されることを期待したい。

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走れARMA (上)

 福島県田村市の船引駅北側で行われている自動運転バスの実証実験に体験乗車してきました。

 この実証実験は、JR船引駅北口を起点に、住宅地や公共施設、商業施設を巡回するルートで行われた。日曜日ということもあり、子どもを連れた保護者のほか、成人の女性、そして地方のバスでは見られない成人男性の姿も見られた。

 実証実験に使われたバスはマクニカという会社が製造したBEV(バッテリー式電気自動車)で、レベル3の自動運転システムを持つ。この段階の自動運転とは、一定条件下で全ての運転操作をシステムが行うものである。緊急時には運転手が運転を行うこともある。

 写真をご覧になるとお分かりかと思うが、スキー場などで見られるゴンドラリフトのようなデザインは沿線の人の注目を浴びていた。全長4.75m、全幅2.11mと、ピープルムーバー(ミニバン)より少しだけ大きいサイズで住宅地の狭い道にも入っていけるのは大きな強み。定員は15名で、ゴンドラリフトのように前後に4名ずつの座席と進行方向右側に3席が設置されている。流石に定員いっぱいに座ると少し狭いが、長時間の乗車を前提にしないのであれば十分だろう。



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船引にあいつがやってくる

 12月9日(土)から、22日(金)まで、福島県田村市の船引駅北側の住宅地と商業地で、自動運転バスの実証実験が行われます。急速な高齢化と労働力不足の進行で、運転免許を返納したけれど、どうやっって移動したらいいのか困っている人を減らし、自家用車がなくても生活できる地域づくりはもはや日本全国共通の課題である。

 今回使用される車両は10人乗りの小型バスで、最高速度も20km/h未満である。わずか2週間の実証実験だが、タイミングが合えば乗りに行きたい。なお、料金は無料です。

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未来へ語り続ける勇気

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 先日、宮城県石巻市の震災遺構、旧大川小学校に行った。仙台からおよそ1時間少々、三陸自動車道を河北インターで降りて、近くの道の駅で食事をした後、北上川の堤防沿いの道を20分ほど走ると大川小学校に着く。北上川はゆったりと流れ、その両側には水田と小さな集落がある。天気も良く、景色も広々している。やがて、青い色の橋が見える、この橋は新北上大橋と言う。橋を過ぎてまもなく大川小学校に着く。

 この大川小学校は2011年3月11日、15時36分頃、校庭から避難場所に向かっていた大川小学校の児童と教職員を津波が襲い、その場にいた児童78名中74名死亡、教職員11名中10名死亡という大惨事になった。他に、校庭に集まっていた地域の住民にも犠牲者が出た。

 大川小学校の校舎は津波の威力を私たちに無言で訴えていた。壁は崩れ、体育館はコンクリートでできた部分を残し消滅し、渡り廊下は海側に向かって倒れていた。

 大川小学校では、地域の住民の方の語り部の方の話を聞くことができた。震災当日の様子、その後のこと、現地でなければ聞くことのできない貴重な話だった。この方は津波の被害で家族の方を亡くされていて、真実を知りたい、そして真実を多くの方に伝えたい一心で自分の時間を割いて語り部の活動をされていた。その姿や語り口からは深い悲しみとやり場のない怒りが感じられた。中には思い出したくないこともあるだろう。それでも語り続けるのは、この津波の被害を風化させたくない、家族や大川小学校の児童、教職員、地域の住民の犠牲を無駄にはしたくないという強い意志が感じられた。1時間の予定であったが、私たちの質問も交えながら予定を大幅に超えてお話を聞くことができた。本当にありがとうございました。

未来に伸びる宇都宮ライトレール

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 8月に開業した宇都宮ライトレールに乗ってきた。想像以上に完成度の高い交通機関だったので紹介したい。

 まず、宇都宮ライトレールの概要だが、宇都宮駅東口を起点に駅東側の市街地を通り、新4号、鬼怒川を越え、日本最大級の内陸型の工業団地である清原工業団地、住宅地のゆいの杜を経由し、本田技研工業の一大拠点近くの芳賀・高根沢工業団地を結ぶ路線である。

 電車のデザインから、ブラックと、イエローがに塗り分けられた電車はなかなか斬新である。また、路面電車であることから、自動車からの視認性は良い配色を選んだことがうかがえる。また、雷都と呼ばれる宇都宮の地域性も表している。車内に入ってみると、配色はグレーとイエローの配色になり、柔らかく、リラックスした感じになる。座席の形状などは自動車産業が盛んな宇都宮らしく、電車の座席というよりはスポーツカーのシートを意識したデザインになっていることが興味をひく。

 電車の走りはスムーズで、騒音や振動も最低限に抑えられており、快適性は極めて高い。車両の床は低く、車いすを利用している人も利用しやすい高さになっている。また、無料Wi-Fiや大型モニターもあり、路面電車の車両としては充実した装備である。気に入ったのがロールカーテンで、薄いグレーなのだが上品な色で、宇都宮の伝統工芸品を意識したものらしい。大きな窓は魅力的だが、上の方だけロールカーテンを下ろせば視界を妨げずに日差しだけ和らげることができる。

 土曜日の昼間に乗車したが利用は多く、部活帰りの高校生や買い物に行く人などで立ち客もああるくらいの大盛況であった。沿線には、工場のほか、宇都宮大学、作新学院大学などの学校、グリーンスタジアムや清原球場などのスポーツ施設、ベルモールなどの商業施設があり、旺盛な需要があると思われる。将来は芳賀町中心部や東武宇都宮駅方面への延伸も計画されている。宇都宮ライトレールの発展を祈りたい。

地方の拠点小都市

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 少し前までTwitterと言われていたところは、最近はXというらしい。関西の人ならペケと呼びそうだがとにかく、そこではとの時に楽しい話題で盛り上がることがある。

 ある人が「豊岡、洲本、津山、宇和島みたいな、他の都市圏から独立した「地域の首都」になっている街がめっちゃ好き。人口では測れない、都市としての風格を感じる。みなさんの好きな『地域の首都』はありますか?」という話題を出した。

 なるほど、地域の首都か、豊岡や洲本、宇和島ということは、人口が5万から15万くらいの小都市で、大都市や県庁所在地の都市圏から独立していて、地域の経済、行政の中心地か。それからみんなで地域の首都についての定義や当てはまる都市の候補について議論になった。その結果が上の地図で、なるほど、都市の規模の割に風格があり、商業や観光の点でも見所のある街が集まった。

 私は会津若松市を推薦した。奥羽山脈と越後山脈に囲まれた福島県会津地方にあり、行政、経済、交通の面で福島県会津地方の中心地である。観光も盛んで、文化の発信力もある。

 日本の人口が減少する中、これらの地域の首都の重要性は変わらないだろう。これらの町がどのような戦略を取るか楽しみだし、このような建設的な話し合いこそSNSの、醍醐味だと思う。

いわき駅前にて

いわき駅前にフラおじさん「いわき市のゆるキャラ)と、ムコナ(JR東日本水戸支社のゆるキャラ)と高校生のフラガールがいてずいぶん賑やかなことになっている。どのようなイベントかはわからないが、とにかく賑やかになるのはいいことだ。

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磐越東線の主役、キハ110系

 磐越東線の主役、キハ110系気動車。最近では鉄道車両をまとめて電車と呼ぶ人が多いですが、この車両は床下にディーゼルエンジンや変速機を積んでその力で走るので、気動車(ディーゼルカー)といいます。1991年に磐越東線に登場して、既に30年以上活躍しています。

 大きな特徴、大きな窓と明るい色遣いによる居心地のいい内装と、軽量ボディにハイパワーなエンジンを組み合わせ、それまでよりも大幅に走行性能を改善したことです。磐越東線は阿武隈高地を越える山岳路線ですが、軽快な走りは今でも健在です。

 さすがに登場から30年を経て、古さも隠せなくなってきましたが、今後も多くの人に愛される磐越東線、キハ110系であってほしいと思います。

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東急・相鉄新横浜線

 3月にあった鉄道の新しい動きをもうひとつ紹介します。東急新横浜線と相鉄新横浜線の開業です。従来相鉄に乗って横浜市旭区、瀬谷泉区、大和市、海老名市方面に行くには、JRか京浜急行で横浜まで行って相鉄に乗り換えるのが一般的でした。

 2019年にJRと相鉄の直通運転が始まりました。大宮方面から、赤羽、新宿、渋谷を経て大崎止まりだった電車を延長して、武蔵小杉に停車し、貨物線を経て、羽沢横浜国大駅まで延伸し、相鉄が羽沢横浜国大駅から西谷駅までの線路を建設し、相鉄線内に乗り入れるもので、これまで都心方面に行くには横浜駅での乗り換えを強いられていた人には乗り換えが不要になるとともに、羽沢横浜国大駅周辺が鉄道の空白地帯だったことで、新たな需要を取り込む効果があった。

 今回は相鉄〜JRの直通運転に加え、相鉄〜東急の直通運転も開始された。相鉄は西谷〜羽沢横浜国大間の路線を新横浜まで延長し、新たに相鉄新横浜線とした。東急も日吉駅から新横浜までの路線を建設した。さらに、この路線に、渋谷からの東横線、目黒からの目黒線双方が乗り入れできるようにした。東横線は渋谷から先、東京メトロ副都心線と直通運転を行なっており、新宿三丁目、小竹向原、和光市までつながっている。東京メトロ副都心線は、一部の列車がさらに東武東上線川越方面小川町まで、西武池袋線所沢方面飯能まで乗り入れを行なっている。また、目黒線は、都営地下鉄三田線、東京メトロ南北線と直通運転を行なっており、三田線は大手町、神保町、巣鴨、西高島平、南北線は永田町、飯田橋、後楽園、赤羽岩淵、さらに一部の列車は埼玉高速鉄道に乗り入れて、巨大なイオンモールや埼玉スタジアムがある浦和美園までつながっている。

 ここまで書いたところで、脳内に路線図を描けた方はかなり地図か鉄道に詳しい方だと思う。直通運転で乗り換えがなく他社の路線まで直通運転することは、乗客にとってメリットが大きいが、乗り慣れない人にとっては利用が難しくなる。史上かつてない規模の直通運転、事業者側がどのような工夫をするのか注目したい。

大阪駅地下ホーム開業

 今日はJRをはじめ、鉄道各社でダイヤ改正が行われます。今回はJR大阪駅の開業を紹介します。

 え、大阪駅なんてとっくに開業しているだろうと考えているそこのあなた、その通りですが、今回開業する大阪駅はもうひとつの大阪駅、梅北エリア地下ホームです。

 今まで、京都や新大阪から、和歌山、紀伊田辺、白浜、新宮を結ぶ特急「くろしお」と、京都から新大阪を経て関西空港を結ぶ特急「はるか」は、新大阪から貨物線に入り、大阪駅をかすめて大阪環状線に入り、西九条、弁天町、新今宮と大阪の市街地の西側を通り、天王寺から阪和線に入っていた。

 大阪の市街地の東部、久宝寺、放出(はなてん)、久宝寺を結ぶおおさか東線も大阪駅まで乗り入れすることができず、新大阪止まりになっていた。

 今日からは、新大阪と西九条を結ぶ貨物線を地下に移し、特急「くろしお」と「はるか」は、これまでかすめていた大阪駅に地下ホームを作り停車することになる。また、おおさか東線は新大阪駅から大阪駅地下ホームまで延伸される。これにより、大阪駅周辺と和歌山、紀伊田辺、新宮、関西空港大阪市街地東部との行き来が便利になるだけでなく、大阪駅近くにある、JR北新地駅、阪急梅田駅、阪神梅田駅、地下鉄梅田駅、東梅田駅、西梅田駅を含めた強力な鉄道ネットワークができる。各線の発展と利用者の利便性向上に期待したい。

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