カテゴリー「養護学校の教室より」の105件の記事

魅力的な声

 私は学校で図書・視聴覚教育を担当している。この係の大きな仕事が芸術鑑賞教室の開催である。最近では企業が社会貢献として、学校や福祉施設に音楽や演劇などの芸術家を派遣する事業を行うことがさかんになっている。
 今日は私の学校にもある生命保険会社の事業として、バリトン歌手とピアニストを本校に派遣してコンサートを開催してくれた。私は学校側の窓口として交渉や企画に当たった。いつものことだが、民間企業の第一線で働いている方と一緒に企画ができるのは私にとっても良い刺激であった。
 今日のコンサートでは、クラシックの曲から、季節の歌、そして児童生徒が大好きなスタジオジブリのアニメの曲までピアノの演奏とバリトンの魅力的な歌を披露していただいた。それにしても声楽家の声とはなんて魅力的なのだろうと思った。豊かな声量、自在な表現力、なにより男性らしい力強さと、人の魂に響くパワーを持った声には私も魅了された。とてもよいコンサートになったし、このような素晴らしい企画にかかわることができたことをとても幸せに思う。

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血が騒ぐ

 昨日、私の学校に人形劇の劇団がやってきた。これは、とある自動車会社の労働組合の社会貢献事業として行われているもので、各都道府県の特別支援学校や福祉施設に対して行われているものである。図書・視聴覚の主任である私は、彼らとの事前交渉、校内の企画。各係のとりまとめをした。
 今日上演された人形劇は。とび丸という忍者が、殿様から預かった手紙を手に、大海原へと旅立つ物語であった。さすがプロの人形劇団だけ会って、人形の操作や台詞回しのテクニックばかりでなく、子ども達を引き込むコツもよく心得ていて、さすがだと思った。というのは、私は学生時代に人形劇の経験があるからである。脚本を練り上げ、大道具、小道具、人形などを作り上げ、練習をして動きや台詞を手直ししていきながら1つの劇を作り上げていくことは本当に楽しいことだった。真夏の暑い日に汗びっしょりになりながら、児童福祉施設や幼稚園などでの公演を行い、劇が終わり拍手をもらったときの気持ちは最高のものだった。残念ながら、人形劇のほうは、人間関係のごたごたに巻き込まれ、途中で辞めることになってしまった。しかし、てきぱきと公演の準備をしている劇団員の人たちの姿を見て、学生時代の思い出がよみがえってきてとても楽しい気分になった。

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卒業式

 今日は私が勤務する学校の卒業式であった。私は中学部の卒業学級の担任である。卒業担任を行うのは3回目であるが、毎回生徒とともにこの碑を迎えられた喜びと、彼らにもっとしてあげられることはなかったかという気持ちが入り混じった不思議な気持ちになる。卒業式は厳粛な中にも暖かみのある良い卒業式であった。
 卒業式が終わって教室に戻ると、生徒達が私のために用意していたプレゼントを私にくれた。そのプレゼントとは、色紙にメッセージを書いて折り紙などできれいに装飾したものである。メッセージは一生懸命これまでの感謝の気持ちが書かれていた。たどたどしい字で、ときに誤字脱字があるけれど、彼らの気持ちはいた意ほどわかった。私は教師としてまだまだ未熟で、人間としても欠点が多い。そんな私を担任として認め、こんな形で感謝の気持ちを示してくれた生徒達、本当に嬉しかった。
 これから高等部での生活、そして3年後には社会に出る彼らの幸せを心から願う。それが担任として残された最後の仕事だと思う。

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泣かせてくれるじゃないの

 私の学校では、あと2週間で卒業式。卒業式の練習をしたり、入学式の準備をしたり、慌しい日を過ごしています。そんなある日…
 Aさん 「先生、色紙をください」
 私   「いいけれど、どうして」
 Aさん 「クラスのみんなにメッセージを書いてもらって、卒業式の日に先生に渡したいから」
 私   「・・・」
 私の学級では、誕生日や、手術の前、転校する生徒に色紙にメッセージを書いて渡しています。もらえるのは今回が初めてです。いったいどんなメッセージが書かれているのか、私はとても楽しみです。そして、そんなところに気が回るAさんを本当に心から褒めてあげたいと思います。これは卒業式の日はなみだが止まらなそうだな。

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それじゃだめじゃん

 先週の木曜日から3学期が始まった。私たちの学級は中学部3年生。卒業式と高等部入試が目の前に迫っている。今日はさっそく面接の練習。「高等部でやってみたいことは?」「尊敬することは?」などの質問に答える練習をしました。これが珍回答続出で、これは面接かそれとも「笑点」の収録かというくらいのおもしろさ。担任がそんなこと愉しんではいけないのだけど。
 私 「尊敬する人はだれですか?」
 A君 「(高等部の)○○先輩です」
 私 「ほう、それはどうしてですか?」
 A君 「冬でも半袖でいるからです」
 私は大笑いしてしまいました、それじゃだめじゃん、春風亭やえもんでした。

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やさしいね

 私が不注意で足首を痛めた。わたしはかなりそそっかしいほうで、よくあることだがたいていの場合、数分後には何事もなかったかのように歩いている。しかし今回はなかなか直らない。あまりの痛みのひどさに整形外科に通院してレントゲンも撮ったが、骨にはなんら異常がないというlことだった。
 家は掃除が行き届かなくなり、日に日に汚くなっていく。料理も痛い足を引きずって買い物をするのが億劫というより激しい苦痛になってしまって、コンビニ生活。まぁそこは気楽な一人暮らしだから何とかなるとして、問題は仕事のほう。身体を使う仕事だからこれはかなり厳しい。ところが学級の生徒達が私に非常に優しくなった。ある生徒は、朝、生徒が登校前に1日の予定をホワイトボードに書くことを私の代わりにやってくれた、誤字があるけれどまあ許そう。別の生徒は私が足を引きずって歩いているのを見て、心配して車椅子を持ってきてくれた。私は「そんな大げさにしなくてもいいよ」と言ったけれど、その気持ちはとても嬉しかった。本当にいい学級だなぁ、こんなときに改めて実感する。

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鬼が笑うよ

 いよいよ11月、今年のカレンダーもすっかり薄くなってしまいましたね。
 さて、10月末のある日、場所はやえもん学級の教室。

A子さん  「先生」
やえもん 「ん、どうしたの?」
A子さん 「今年は節分の日に豆まきやるのですか?」
やえもん 「う~ん、どうしようかな(そんな先のこと決めてないよ)」
       「今年はみんな受験生だし、ひとつ派手にいきますか」

 私たちは目の前の行事や仕事ををこなすのにアップアップしているのに、生徒はそんな先のことまで考えているのですね。それにしても10月末に節分のことを考えているとは、節分のことだけにこれが本当の「来年のことを言うと鬼が笑う」ですね。

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お願い、世界のナベアツ

 小学2年生のときかけざん九九を覚えるのに苦労した人は多いと思います。わたしもそのクチで、母親の拳固を喰らいながら掛け算九九を覚えたことを今でも覚えています。皆さんの中にもかけざん九九を覚えるのに苦労した人は多いと思います。私が教えるほうになってみると、なんとなく苦労するところの傾向が見えて気がします。
 簡単なほうから、1の段、これは1,2,3,4・・・と増えていくので、ここでつまづく人はまずいないと思います。少々問題があるとすれば、「いんいちがいち」「いんにがに」・・・と普段なじみのない発音をしなければならないところでしょうか。次いで簡単なのは2の段と5の段、2の段は2,4,6,8と1つおきですし、5の段は、5,10,15、20と0と5の組み合わせなのでそんなに困ることはないでしょう。この次は4の段、こちらも偶数の組み合わせでわりとわかりやすいです。あえて言えば「ししちにじゅうはち」が多少言いずらいことでしょうか。
 やや難しくなるのが3の段、こちらは世界のナベアツのネタをやればいいので、今の小学生は割りと覚えやすいかもしれません。次いで6の段、しかし6は割りとイメージしやすい数(時間の計算は基本的に6の倍数の海合わせでしょう、1日は24時間、1分は60秒などなど)なので、何とかなるでしょう。8の段と9の段は割りといいやすいのでこれも繰り返し練習すれば大丈夫でしょう。
 最後の難関は7の段、これは難しいようです。まず、7という数が頭の中でイメージしにくい数の上に、「しちしにじゅうはち」「しちしちしじゅうく」など発音しずらく覚えにくい発音が続きます。まず、おはじきなどを使って、操作をしながら理解をしたり、5の段+2の段=7の段(5×4+2×4=7×4→20+8=28)を理解すれば、九九の中でもやさしい5の段と2の段を使って7の段について理解することもできます(かえってややこしいかもしれませんが)。あとは、世界のナベアツにお願いして「7の倍数でアホになる」というネタでも作ってもらおうかな。

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舎監の楽しみ

 私の勤務する学校には寄宿舎がある。遠方で通学が困難な児童生徒や、生活習慣や対人関係などを伸ばすために生徒が入って日々生活をしている。私たち教諭のうち男性の教諭ほぼ全ての方と女性の教諭のうち希望する方が交代で泊り込んで舎監として寄宿舎の管理や児童生徒の指導にあたる。およそ1月半に1度回ってくる勤務は私にとって待ち遠しいものである。児童生徒とUNOや「遊戯王」などのカードゲームをしたり、オセロや将棋などをしたり、車の好きな生徒と車の話をしたりと私にとっては楽しいことがあるからだ。もちろん、不審者や災害時には対応しなければならないし、舎監室ではよく眠れず身体はきついが。それでも舎監をすることは私にとっては楽しみである。

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銀メダル獲得!

 今日の放課後、3年生に補習をしようとしてたちょうどその時、とても嬉しいニュースが飛び込んできた。北京パラリンピック、陸上女子200メートルに出場していた八巻智美選手が銀メダルを獲得した。生徒の中には車いすマラソンなどにも参加している者も多いので、郷土の選手の活躍は大きな励みになると思います、八巻選手、本当にお疲れ様でした、そして希望と勇気を私たちに与えてくれて本当にありがとうございました。その日の補習は私も生徒も上機嫌でした。もし、パラリンピックに興味のある方はぜひテレビで放送されますのでぜひご覧ください。

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2学期スタート

 今日から2学期が始まった。我が学級の3名もちょっぴり日焼けして学校に帰ってきた。今日は始業式をした他は教室掃除と宿題の確認をしただけで終わりだった。宿題のほうは誤字脱字や計算間違いがあったもののよく頑張っていたかな。これはみんなを思いっきり褒めておいた。
 実は私はこの日を何日も前から待ちわびていた。夏休み中、生徒のいない学校に出勤することに耐えられなくなりつつあったからだ。やらなければならないことはたくさんあったが、どうにも生徒のいない学校はつまらない。私は元来職員室にいるよりも教室にいたほうがはるかに楽しいほうだから、職員室にこもってPCに向かい続けるのは苦手である。だから、忙しくはなるけれど生徒が来てほっとしている。そんなこと生徒の前では絶対に口にできないが。こう見えても大人の世界はつらいものです。

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あと1週間

 福島では毎日、毎日暑いです。私の勤務する学校では一部の教室しか冷房が入っていません。私の学級は冷房がありません。扇風機も湿度が高いときには大して効果がありません。生徒も我々も疲れていますが、1週間後は終業式、生徒は夏休みを楽しみに頑張っています。それにしても今年は梅雨らしい梅雨が無く、早くも真夏の暑さ、これで本当の真夏になったらどうなるのでしょうか。

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それからいろいろありまして

 月曜日のブログで「熱を出しました」と書きましたが、翌朝から本格的にかぜをひきました。熱だけでなく、胃腸にも症状が来て、「何も食べたくない、飲みたくない、しかし出ていくものはどんどん出て行く」という状態になってしまいました。火曜日は、午前中にはあまりのだるさと身体の節々の痛みで通院することもできず、さりとて眠ることもできず、何日も前の古新聞や数年も前の古雑誌を布団の上で読んでいました。午後になって少々楽になったのでやっと通院、風邪による胃腸炎だとか、熱のせいか、ぼんやりとした頭で先生の説明を聞いていました。
 それにしてもほとんど食べても飲んでもいないのによくもこんなに水分が出て行くことと感心していたら、ちょっと悪魔的な考えが浮かんできました。「この状態で体重計に乗ったらどうだろう?」結果は、月曜日の朝との比較で、火曜日の午後には-1.5kg.、水曜の朝には-2kg.普通のダイエットではこれだけ痩せるのは努力が必要、身体に力は入らないし、頭はボーっとするし、喜ぶべきことではないが、怪我をしたときにかさぶたはがしをしたり、わざと深爪ぎりぎりまで爪を切ったりするような「ちょっとだけM」状態と言ったものだろう。
 今日、2日ぶりに職場に行って驚いたことは、教室の黒板に機能の予定が書き込んであったことです。それも補欠で入った教師が書いた字ではなく、生徒が書いた字であること。通常であれば生徒が登校前に私が書いておくものですが、生徒達が自分で判断して必要だと思って書いたのでしょう。あちこちに誤字がありますが、それは十分目をつぶってもいいことです。教室内のものもあるべきところにあるべきものがおかれていたし…ひょっとしてこの学級は担任がいなくてもそこそこやっていけるのか?そればかりではなく、宿題の日記の用紙を引き出しから取り出して自主的にやっていました。これには驚きました。私など隙あれば楽しようとする生徒でしたから。一瞬目頭が熱くなりました。
 おかげさまで、熱は平熱になり、胃腸の症状のほうもだいぶ治まりつつあります。1日半で2kg.というダイエットはうたかたの夢で終わりそうです。

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反省

 言うまいと思っていてもつい言ってしまうこと。
 かつて私が今の生徒と同じ年齢くらいだった頃、親や教師から言われて嫌な気持ちになった言葉を、知らず知らずの内に私も言ってしまう。
 放課後の教室、そんなことを反省する日もある。それでも次の日彼らは元気に登校してくる。今度は言い方を気をつけないと。

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嬉しいこと言ってくれるねえ

 私の学校には寄宿舎がある。仕事をしていて煮詰まってくると、寄宿舎に行って生徒達と話をしてきて気分転換をする。職員室は、何かと気疲れするけれど寄宿舎なら気が楽である。
 今日は高等部の生徒は帰宅したため食堂はがらんとしていた。私の学級の生徒がひとりで椅子に座っていた。
「今日の授業はどうだった?」などと話をしていたら、その生徒がポツリと「来年も先生のクラスだといいな」といった。いつもなら、「○○先生が担任のほうがいいな」などと言っているから、そんなことを聞くのは初めてだ。それにしても、そんな言葉を聞くとやっぱり嬉しい。私も「そうだね、そうなるといいね」と言った。年度末、教師も来年度のことで戦々恐々としているが、生徒だって来年のことは気になっているのだろう。このところ情緒不安定気味になっている私がひさしぶりにほっとした一瞬でした。

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バンザーイ

 この仕事をしていると、時々「バンザーイ」と叫びたくなるほど嬉しいことがある。今日は久しぶりにそんな出来事があった。今日、仕事をしていると、国語の先生が1枚の紙を持ってきた。先月行われた漢字検定の結果であった。どうですかと聞いたら、「○○さん合格ですよ」という嬉しい答え。
 この生徒は今回が3回目のチャレンジ、今回こそはと意気込んでいた。担任である私もそれに応えるべく、星一徹(おおげさだなぁ、それに古い)になったつもりで合格を目指して特訓をした。その努力が報われて、合格ラインを軽々と越え、満点近い点数で合格となった。明日登校したら思いっきり褒めてあげようと思う。私達大人だってそうだと思うけれど、身近な人に褒められることは何よりも嬉しいと思う。これを新たなエネルギーにして、来週の入試も頑張って欲しい。担任はあまりの嬉しさに、今夜はビールで祝杯を挙げていました。

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ある日の教室

 今週の私は1週間を通じて風邪気味で体調が今ひとつだった。そんな私を見て心優しい生徒達は、私の額に手を当てて「少し熱があるようだよ」と教えてくれたり、体温計を用意してくれたり、他に教室に用事があるときに代わりに行ってきてくれたり、なんだか私はとても嬉しいやら、情けないやら妙な気持ちです。普段は私のとてもじゃないけど面白いとはいえない冗談に冷たい言葉を浴びせるのに、いざとなったら、こんなに優しくなれるものだなと改めて感心しました。それにしても、風邪が流行ると学級内で真っ先に風邪をひいてしまうのは何とかzしなければ。世の中の流行には無頓着なほうですが、風邪の流行だけは最先端を突っ走っている私でした。皆様もどうぞ風邪にはお気をつけください。

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8時50分だよ!全員集合

 今日は私達のクラスの4人の子供達が11月上旬以来久しぶりに全員集合した。手術による入院などがあり、ずっと休みが続いていた。担任である私もこの日をずっと待ち続けていた。そして、今朝8時50分、いよいよ全員集合!子供達も大喜びだったけれど担任も同じくらい(ひょっとしたらそれ以上に)大喜びだった。やっぱり全員そろってこそのこの学級。小さな学級だからこそ一人一人がみんなのことを良く知っているし、一人一人がみんなのことをいつも気にかけている。とにかく、今日はバンザイ!

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ALTを濫用する

 私の学校にはつきに1度ALT(外国語指導助手)が来校する。彼はアメリカ中西部の出身で日本語はあまりうまくない。英語はさすがネイティブだけあってそれはそれは見事なもので、彼が来校するたびに私の英会話の練習に付き合ってもらっている。かれも非常にフランクな性格で私の滅茶苦茶な英語に付き合ってくれる。今回は彼とこんな話をした。
 私 やあ、元気かい?
 彼 元気だよ。
 私 年末年始はアメリカに帰ったの?
 彼 ずっと福島にいたよ
 私 福島で何をしていたの?
 彼 スノーボードをしていたよ。
 私 スノーボード!僕もスノーボードをするよ!
 彼 おお!君はスノーボード上手なの?
 私 あまりうまくないよ。
 こんな調子で私の恐ろしく下手な英語に付き合ってくれて本当に感謝しています。生徒に英語を教えるのが仕事なのに、教員の英会話の練習にまでつき合わせて本当に申し訳ない。彼はスノーボードを始めたばかりだそうだから、一緒に練習に付き合って、昼ご飯くらいおごってみようかな。

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書初め

 今日は書初めをした。お題は「冬の山里」。「冬」という字は形よく書くのがなかなか難しい字。「の」は筆の返しや払いがきれいに決めるのがなかなか難しい。「山」も「里」も筆の入れ方や止め方、線の長さや間隔のバランスが難しい字である。止めや払いなどの基本的な技法や書き順、字の形などの基本的なところはしっかりと教えるが、つまるところ字というのはその人の人柄が出るものだと思う。とくに毛筆はそうだ。ああ、この子は以外と神経質なところがあるんだなとか、思ったとおり大胆な字を書くなとか。お手本として私が書いた字を見てみる。昔の私を知る人なら私のとんでもない悪筆を知っておられると思うが、なんだかずいぶん読める字になってきたと思う。字を書いたり教えたりする仕事だから、あまり適当な字を書くわけには行かないからであろうか。それともこんな私でも少しは落ち着きと責任感が出てきたからか。

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早めの銀世界

 ここ数日全国的に寒いですね。私の住む町でも昨日の夜から雪がちらつき始めました。今日は奥羽山脈を越えて県内でも雪の多い町まで出張に行かなければなりません。本来なら出張旅費を節約するために職場にある公用車で出かけなければならないところですが、公用車のタイヤはまだ夏用タイヤで、来週にならないとスタッドレスタイヤに交換しないと言うことで、昨日の夜急遽私のクルマのタイヤをスタッドレスタイヤに交換しました。
 普段なら高速道路を使わないでも1時間半ほどで行けるところですが、今日はそこに1時間の余裕時間を見て早めに出発、学校を出てしばらくすると奥羽山脈越えにかかる。あっというまに銀世界になる。樅の木は白い雪をかぶってクリスマスツリーのよう。もっとも、道路はシャーベット上の雪で気を抜けない状態だったが。トンネルをぬけると川端康成の「雪国」ではないが、一層雪が深くなり路面は一部凍結していた。猪苗代湖の湖岸は時間の余裕があればクルマを停めてゆっくり眺めていたいぐらい美しかった。結局予定していた時間ちょうどに出張先に着いた。出張先での首尾はまずまず。帰り道は気温が上がり雪も融けていて走りやすくなっていた。何より感謝すべきは出張に一緒に行った方が気配り上手な方であったこと。ほどほどに話しかけてくれて、飽きずに運転することができました。仕事をチームで行うことの多い職場ではこういうことは本当に大事なことですね。

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授業で勝負

 世の中にはさまざまなプロがいる。調理師ならいかに衛生的に美味しい料理を作るかが試されるし、旅客機のパイロットならいかに安全に目的地の空港まで乗客を運ぶかが試される。私たちもいかによい授業ができるか日々試されているはずなのであるが、ついついこの程度でいいかと思ってしまうこともある。これではいけないと思うが、人間弱いもので流されてしまうのである。
 先週の金曜日に校内で「授業検討会」というものがあった。これは、校内の教育課程別に(同じ学年でも生徒の実態ごとに複数の教育内容が用意されています)1つずつ授業を提供して、その授業についてみんなで意見を出し合い、よりよい授業を目指すための研修です。私は、昨年に続き授業を提供しました。内容は生徒達が学校生活の中で人とトラブルになった言葉遣いや態度などを題材にロールプレイング的手法を用いて、どのようにしたらよいかを考える内容です。検討会では他学部の先生方からも同じ悩みを抱えていると言う声がありました。授業の中身に関しては、「とても参考になった」「言葉遣いを考えるのにとてもよい内容だと思う」という声もあった一方、「ロールルレイの場面設定が少しわかりにくかった」「もう少し生徒が考えを深めるための工夫がほしかった」などの完全策の意見もあった。
 評価してくださった異見はもちろん嬉しいし、改善策はこれからの授業の中で活かしたい。私たちにとって勝負は授業。どうせやるのなら少しでもいい授業をしたい。だから、今後もこのような機会があれば積極的に授業を見てもらおうと思う。いざ勝負!

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ケッペンの気候区分

 私が持っている社会化の授業で、世界の気候区分を扱った。中学校の社会科で扱う気候区分は、世界の気候を気温と降水量をもとに、熱帯、乾燥帯、温帯、亜寒帯(冷帯)、寒帯の5つに区分したものである。温帯はさらに温暖湿潤気候、西岸海洋性気候、地中海性気候に区分している。(帝国書院の地理の教科書の場合)この気候分類は、ドイツの気候学者であるケッペンが考え出した気候区分がもとになっている。この気候区分のすぐれた点は、気候区分の基準が明確である上に、気候区分が実際の植生や風土の特性と一致している点にある。これによると、日本のほとんどが温帯の温暖湿潤気候(Cfa),下北半島や北海道南部の一部などが西岸海洋性気候(Cfb)、中部地方から東北の山岳地帯、北海道のほとんどが亜寒帯湿潤気候(DfaまたはDfb)、沖縄県のうち石垣島や波照間島が熱帯雨林気候(Af)になる。このうち問題は温暖湿潤気候だろう北は青森市から南は那覇市までを含む日本のほとんどがこの気候区分になるのだが、どうも日本人としてはしっくりこない。冬は寒く雪が降る青森と雪が降ったら異常な状態である那覇、できることなら別の気候にしてやりたいものだと思うのだが。

 ケッペンの気候区分の欠点として、アジアやアフリカの気候についてはあまり適切に区分されているとはいえない点が挙げられる。私たちだってそうだろう、地図を描けば、自分の住んでいる地域や国については詳細に書こうとしてしまうが、遠い国や地域、関心の低い国や地域ほど大雑把になってしまう。人は自分の澄んでいるところを中心に世界を見てしまう。当たり前のことではあるが注意しなければならないことである。そんなことを考えながら社会化の授業の構想を練っていた。今度、南半球の国の地南北がさかさまになった図でも見せてみようか。日本が中心にある地図を見慣れた生徒には新鮮だろうと思う、そんなことを考えてみた。

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名月と月見そば

Photo

 この学級の担任はよくダジャレを言う。生徒のほうもすっかり慣れっこになって、今週はなんか言うのかな。などと予想しあっているらしいので、まぁお互い様だろう。今日、給食を食べながら生徒達と月見について話をしていた。月見のときにどんなものを飾ったり食べたりするのか生徒達に聞いてみた。「ススキを飾ります」「おだんごを食べます」「梨やぶどうを食べます」なるほど、そうだよね。ところがある生徒が「月見そば」といった。確かに名前に月見と入っているけれどお月見と月見そばは関係がないよと言おうとしたら、「ダジャレだよ」と言われてしまった。これは1本取られた、お株を奪われた。なかなか気の利いたダジャレではないか。
 家に帰って月見そばを作ってみた。名月を見ながらの月見そば、なかなかのものでした。

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ホンモノのチカラ

 今日、私の学校で日本有数の交響楽団のメンバーによる弦楽四重奏のコンサートがあった。私の学校では毎年芸術鑑賞会を行っているが、とても予算不足で呼べないような豪華なコンサートになった。このコンサートはある生命保険会社の社会貢献活動の一環として、社会福祉施設や特別支援学校(昨年度までの盲学校、聾学校、養護学校)への音楽のプレゼントとして行われたものです。
 有名なクラシックの曲、アニメやテレビ番組で児童生徒に身近な曲、最後には本校の校歌を演奏していただきました。本格的なプロのによる演奏はなかなか聞けないもの。耳だけでなく全身を働かせて音楽の楽しさ、素晴らしさを感じていました。終わった後生徒にどの曲がよかった?と聞いてみたら、「校歌!」「千の風になって!」「世界に1つだけの花!」などの答えが帰ってきました。
 私も教頭と共に、学校側の窓口として生命保険会社や楽団の方と事前の打ち合わせや当日の細かい準備、司会進行などをしましたが、大きな会社の本社でバリバリ仕事をしている方と一緒に仕事をして、段取りのよさ、話題の豊富さ、色々な意味で衝撃を受けました。一流会社のバリバリのビジネスマンの仕事の仕方は私も大いに勉強になりました。

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授業参観週間

 私の学校では授業参観は特定の日の特定の曜日に保護者に来てもらう形ではなく、特定の週であればどの曜日のどの時間でも保護者の都合のよい時間に授業参観ができるようになっている。今週がその授業参観週間であった。とくに私の学級は遠方から来ている生徒が多いため、自宅に帰る今日保護者が集中した。寄宿舎や学校隣接の施設から通学している生徒は5日ぶりの保護者との再会、本当に嬉しそうに授業に臨んでいました。なんだかこんな日は授業をしていてもとても楽しい。なんだか私まで幸せになるそんな1日でした。

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教育実習

 今週月曜日から私の学級に教育実習生が来ている。来るもの拒まず、去るもの惜しむの我が学級の生徒達は教育実習生を大歓迎で迎えた。私も始めて教育実習生の指導を担当し、期待と責任感でカチンコチンの緊張して今週を迎えた。もっとも、実習生の方は、生徒とのかかわりにもなれている方で、私もあまりうるさいことを言わないで済むので安堵している。はやくも実習3日目の水曜日には生徒と楽しそうに話している姿を見て、いい実習生さんに来てもらったなと嬉しくなりました。その分実習2週目に行われる研究授業に向けて木曜日から時間をかけて話し合いを行った。なぜこの題材を取り上げて授業をするのか、今の生徒の実態を踏まえどのような指導目標を置くか、教育実習生にはじっくり考えてもらうようにした。この仕事が好きになり、一生の仕事にしてもらえることを願って、私も実習生も今度の週末は作りかけの指導案を前に頭を抱えることになるだろう。

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やっぱり、好き!

 今日は私の勤務する学校の始業式・入学式。校舎にひさしぶりに元気な声が戻ってきた。学校という劇場に主役達が戻ってきて一気に華やいだ。春休みの間に変声期に入りしゃがれ声で来た男の子、新聞で教員の転勤を細かく把握して、私に確認をした女の子、冗談の好きな男の子とは久しぶりにボケ、ツッコミのコンビを復活した。
 忘れてはいけない。私達は彼らのために頑張ること、はじめて彼らにあった日の気持ちを決して忘れないこと、そして何より彼らのことを大好きなこと。新年度、私も走り出そう。

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去る人、残る人

 いよいよ年度末。今日の職員室は転勤する人が教室や職員室の机を片付けている姿が見られた。年度末で人の入れ替わりがあることは当たり前のことなのだが、やはり寂しいものである。一緒に仕事をして、一緒に酒を飲んで、あるときには貴重なことを教えてもらって、あるときには愚痴をこぼしあった。私がこうやってしいごとを続けてこれたのも、この人たちがいたからだと思う。
 どうか新しい職場でもお元気でお過ごしください。そして、4月から新しい職場で、新しい学校でスタートを切る皆様のご健康とご活躍を心よりお祈りします。

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慌しい3月

  3月は年度末、卒業生を送る会、卒業式、1年間の学習のまとめなどがあり、他の月に比べるとずいぶん忙しい。もっとも、私の学級の生徒達はお祭り大好き、目立つこと大好きな生徒達で、担任がヘトヘトになっているのを横目に、すっかりノリノリで卒業生を送る会の寸劇の練習に励んでいる。普段の宿題はそれほど熱心というわけではないが、このような行事の時には自分から進んで寸劇のシナリオを持って帰って嬉々として練習をしている。シナリオの中に、軽くボケる部分があるが、初めのうちは恥ずかしがって小さな声で台詞を言っていたが、今はすっかり乗り気になって堂々とボケているからたいしたものである。このような学習をしているときの生徒達を見ていると、世の中何事も意欲次第なのだなぁと改めて感じる。

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2学期がんばったね会

 明日は2学期終業式、長かった2学期もいよいよ終わって冬休みに入る。今日は国語の2学期のまとめのテストをすると、3・4時間目は「2学期がんばったね会」をした。内容はゲーム(ジェンガ・・・パズルゲームの一種、棒を崩さずに上絵と積み上げていくゲーム、ビンゴゲーム、合唱は「世界がひとつになるまで」(かつてNHKテレビの「忍たま乱太郎」のエンディング曲で使われた曲、「風になりたい」(TheBoomの代表曲ですね)を歌って、生徒それぞれが作ったクリスマスカードを交換しました。最後に少しだけ会食。楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいました。今年はノロウイルスの感染症の流行などの心配なこともありますが、ぜひ楽しい冬休みを送ってほしいと思います。

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生徒会役員選挙

 昨日、私たちの学校で生徒会役員選挙があった。即日開票が行われ、今朝投票結果が発表された。私の学級の3名の生徒は全員立候補した、ポスターのデザインを工夫したり、昼休みに各教室を回って選挙運動をしたり、立会演説会での演説の練習を頑張ったりした。結果は2名が当選、1名は惜しくも落選した。みんなできることはやりつくして頑張った。できることなら全員当選させたかったがこればかりはどうにもならなかった。落選の生徒は涙を流して悔しがっていた。当選した生徒も落選した生徒に気を遣っていた。

 当選した生徒も、これに慢心することなく、生徒会活動だけでなく、普段の学校生活や学習にもっと頑張るように諭した。残念ながら落選した生徒には、これに懲りることなくまたチャレンジしてほしいと励ました。

 それぞれの生徒にとって貴重な経験になっただろう。今日の3人の生徒達はいつもより大きく見えた。こんな日の放課後は少し気分がいい。担任冥利に尽きる1日だった。

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テスト

 今日は先日行ったテストを生徒に返した。生徒達は自分の成績が何点だったかとても気にしていた様子だった。
今回のテストは、地理が地形図やグラフ、統計資料の読み取り、東京都の各地域ごとの特色、歴史が、源平の合戦から鎌倉時代であった。最近の社会科教育では、従来の知識詰め込み型の教育への反省から、統計資料や地図、年表に始まり、図書やインターネット、新聞記事などの資料の活用や、集めた資料を読み取り、社会的事象について考察する力を育てることが重視されている。そのため、テストでも単に知識を問うにとどまらず、資料の活用の技術や、思考力・判断力を問う内容を盛り込まなければならないのでなかなか難しい。特に今回は、生徒が苦手意識を持っている統計資料の読み取りなので、果たしてどのくらいに力が身についているか不安な部分があった。そのため、採点をするときにはかなりドキドキしながら行った。

 結果は、考えているよりも生徒達はよく頑張っていた。テストは、生徒の力を問うものだけではなく、教師が日頃行っている授業を見直す機会でもある。私の場合は、平均得点が60~70点になるように問題を作っている。そのため、生徒の平均点数がこの点数を下回った場合は、授業の内容が生徒に十分定着していないことになる、つまり授業の進め方に問題があったということになる。今回は平均点数が70点を上回ったので、こちらが意図していた力はなんとか身についたようだ。生徒達も胸をなでおろしているが、私も胸をなでおろしている。

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スイートポテト

 今日、畑で栽培したサツマイモでスイートポテトを作った。いつものことだが、調理の学習の時には生徒達の目の輝きが違う。朝の時間も自分から進んで準備をして、朝の会もあっという間に終わらせる。

 皮引きでサツマイモの皮を引き、包丁で小さく切る。包丁使いに慣れていない生徒も一生懸命包丁を握る。これを電子レンジに入れて柔らかくする。電子レンジに顔を押し付けるようにして中をのぞいている。柔らかくなったサツマイモを潰し、玉子と砂糖、生クリーム、バターを入れる。これをアルミホイルのカップにいれ、卵黄を塗る(これをすると出来上がりのてりが違う)。それをオーブンに入れてしばし・・・・おいしいスイートポテトのできあがり。できあがったスイートポテトを食べている生徒達の顔ときたら・・・・・・・。こちらも嬉しくなりました。

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虹の向こうには

 昨日は天気の変化が激しい1日だった。朝のうちは晴れ、昼近くに曇りになって、昼過ぎからは激しい雨が降った。雨は短時間でやんだ。雨がやんだ頃、廊下がやけに騒がしいので、何だろうと様子を見に行くと、虹が出たと言う。そこで、十行を中断し、みんなで虹を見に行った。その虹はそれはそれは見事な虹だった。虹の七色がはっきり見え、北の空にはっきりとした大きなアーチがかかっていた。その上にはもう1つかすかに2つ目に虹がかかっていた。大人もこどもも、しばらくの間その美しさに見とれていた。

 こんなにきれいな虹は久しぶりである。きっと何かいいことがあるぞ、そんな気がしてきた。

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創立記念日

 今日は本校の創立記念日、生徒達は自宅でゆっくり過ごしたり、屋外で秋を満喫していることと思います。私たち職員は出勤して、溜まっている仕事をこなすまたとないチャンスでした。授業をしている時間丸まる仕事ができるのですから、懸案となっていた仕事はだいぶ片付きました。それでも、生徒のいない学校はなんとなくがらんとして、後者の無機質さばかりが感じられ、なんとなく寂しいものでした。
 
 仕事が早く片付いたので、帰宅も速めにすることができました。家に速く帰っても結局人恋しくなって、市内のショッピングセンターまでたいした用はないのにふらふらと出かけてしまいました。とくに買うつもりがないのに本屋さんをうろうろしたり、やっぱり、たとえ忙しくとも学校は生徒がいたほうがはるかにいいです。

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祭りだ!

 昨日は私が勤める学校の文化祭があった。午前中は、小学部・中学部・高等部の学年ごとの演劇や音楽の発表、午後は高等部の学年ごとの模擬店や、中学部の総合学習の発表があった。私たちの学年は、The Boomの「風になりたい」を合唱と合奏、ダンスグループに分かれて発表を行った。保護者や旧職員、地域の方々で満員の体育館の中、生徒達は一生懸命練習の成果を発表していた。総合学習の発表では交流学習の様子を、プレゼンテーションや劇仕立てで発表した。いずれも、準備や練習にしっかりと時間をかけて、しっかりとしたものができたと思う。
 そして、忘れてならないのは、地域の方々が見に来てくださったり、ボランティアとして参加してくださったことです。養護学校はこれまで、地域社会との接点が少なかった。地域の方々にも、自分の地域の学校だと言う意識をなかなか持ってもらえなかったし、養護学校自体がアピールが足りなかった点は否定できないだろう。これから、地域とのかかわりはもっと大事になると思う。そのためのいいきっかけになれば本当にすばらしいことだと思う。
 最後に閉会式ではSMAPの「ありがとう」を歌いながら、生徒、教師入り乱れて踊った。ここまで大変なこともあったけれど、1つのことをやり遂げるのは何と気持ちのよいことだろう。

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研究授業終わる

 学校訪問の研究授業が終わった。今回の研究授業は中学部社会科、地理「都道府県を調べよう~東京都」だった。指導案がこれまでになく難産だった。社会科も、私たちが中学校で学習した頃とだいぶ傾向が変わって、知識重視から、資料などの読み取り、考察などを大事にするように変わってきている。そうなると、資料を選ぶ、あるいは読み取る際の手立てが大事になってくる。もちろん、そのくらいのことは私だって意識して行っているが、普段考えていることを文章にするのはなかなか難しいことだった。何度も書き直しを繰り返し、指導案が完成した。実際の授業では、緊張してしまい、用意した教材を使い忘れることもあったが、何とか終わった。最後に指導主事と1対1での研究協議があった。厳しい指摘もあったが、教材研究(授業をするためのに教える内容や使用する教材についての研究や準備)についてはお褒めの言葉をいただいた。
 とにかく、緊張した日々であったが、大きな仕事を終わらせて少しだけ安堵することができた。

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同窓会総会・成人を祝う会

 今日、1年半前まで勤務していた学校で「同窓会総会・卒業生を祝う会」があった。今年は、前の学校で最後に担任した生徒達が成人を迎える歳である。改築してピカピカの学校で行われた。およそ1年ぶりに会う卒業生達は皆元気そうだった。卒業してからそれぞれの場所で頑張ってきた自信が見て取れた。同窓会総会で、今後1年間の活動内容と予算が承認されると、成人を祝う会に移った。一人一人成人を迎えての感想を発表した。頑張っていること、苦労したこと、言葉には表しきれない思いがあっただろうと思う。それでも新しい世界で精一杯頑張っている生徒達、在学中よりずいぶんたくましくなったように感じる。
 あっというまの2時間が過ぎ、今回は校舎改築後初の同窓会ということで、新校舎の見学会も行われた。私たちが過ごした時期は、校舎改築の工事期間にあたり、狭い、うるさいの大変な時期だったことを思い出す。新しい校舎は、広く、使いやすく、本当によくっていた。
 来年の再会を約束をして解散した。みんな、つらいことがあっても挫けずに頑張ってほしい、そして、元気に来年もこの場所で会えることを心から祈っています。

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ただいま出張中

今日から金曜日まで、研究会のため岩手県盛岡市に出張です。今日は授業を全て終わらせてから出発、新幹線で盛岡市へ。明日からの研究会に備えて早めに休むことにします。それでも、せっかく盛岡に来たので、冷麺を食べてきました。

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夏の思い出

 今日、私たちの学校で写真展があった。夏休みの間に出かけたり、自宅で過ごしたりしている間のベストショットをそれぞれ持ち寄って、生徒会役員が審査員になり賞を与える。
 持ち寄った写真は投影機で写して、プロジェクターで大きなスクリーンに映す。それを生徒達がどんな場面か説明する。家族で遠くに出かけた生徒もいるし、自宅で家族や親戚と過ごした生徒もいる。そして、写真の中の生徒達はどの生徒もとても楽しそうな満足した顔をしている。
 最後に生徒会長から入賞作品の発表と、講評があった。みんなに賞を上げたい、どの写真もとてもよい作品だったというはなしがあった。この講評には会場から大きな拍手がわいた。
 それぞれの生徒がとてもいい夏休みを過ごした、そしてそのためには家族の人たちの穂と知れぬ苦労があった。本当に家族の方々には頭の下がる思いです。

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いじられキャラ

 今日は学校行事の打ち合わせで女子大に行ってきた。打ち合わせが終わり、学校に戻ってくると、同僚から、「やえもんさん、女子大に行ってきたんですって、いいですね」と言われた。なぜ彼がそんなことを知っているのだろうと不思議に思い職員室に行ってみると、みんなで、「女子大よかったかい?」・・・・・・・・なんて答えればいいのだろう?教頭までが「やえもんさん、カメラ持って女子大歩いたら通報されるよって・・・・」あの、あくまでも私は打ち合わせに行ったのですから。それにいくらなんでも私はそんな人じゃないのですが・・・・・・・・・・・・・・。

 まぁ、みんな楽しそうに笑っていたし、それでよしとしましょう。いじられると言うことは、それだけみんなから受け入れられているということだし、職員室が笑いに包まれるってめったにないことだし。私は明るい職員室が大好きです。

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新学期

 私たちの学校では今日から新学期。学校ににぎやかな声がもどって来ました。始業式が終わった後、それぞれの夏休みの思い出を発表しました。ディズニーランドやお台場に行ってきたことを楽しそうに話してくれた生徒、家で色々な料理に挑戦した生徒、難しい漢字を毎日書き取りしていた生徒、それぞれが充実した夏休みを過ごしたようです。夏休みの間にはっきりわかるくらい身長が伸びた生徒もいました。久しぶりの学校だったためか、疲れていた様子お見られました。
 2度とない中学1年生の2学期、これから季節も秋になり過ごしやすくなります。私も頑張ろう。心からそう思いました。

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写真で歴史紀行

 今日は夏休み前最後の社会科の授業であった。テストの反省も終え、今日は前々から予告していた、写真で歴史紀行、「飛鳥時代編」を行った。04年の秋、私が明日香・橿原を旅行した際に撮った写真を、テレビに写して、それに私が解説を加えた。(写真の内容は、このブログのフォトアルバム「日本史の故郷へ~奈良・飛鳥紀行」の写真に、未発表のものを加えています。高松塚古墳、石舞台古墳などの古墳のほか、橘寺、岡寺、飛鳥寺などのお寺、万葉集にも歌われた天の香具山、日本最初の恒久的な都として作られた藤原京跡、大化の改新のはじめとなった、蘇我入鹿暗殺事件の舞台となった板葺宮跡などの写真を見た。
 中学校の歴史の教科書で取り上げることができることは限られている。古墳=前方後円墳という理解の生徒もいるので、古墳は必ずしも前方後円墳だけではなく、高松塚古墳などの円墳、他に方墳もあること。平城京(奈良)以前に、藤原京という恒久的な都が作られようとしていたこと。教科書にはない、発展的な事項についても取り扱うようにした。また、もっとも大事なことは、歴史的事項を、文字の上だけで説明するだけでなく、私が実際に見て感じたことを話すことによって、もっといきいきと歴史を感じてくれることと思っている。
 私が旅行に行って撮った写真、簡単には旅行ができない身体の不自由な生徒達、だからこそ、歴史を実感できること、これを大切にしていきたい。

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宿泊学習

 昨日とおととい、私の学校で中学部2年生の校内宿泊学習があった。私は1年生の担任だが、応援と言う形で参加した。

 みんなでご飯を作った。メニューはカレーライスとサラダ。普段包丁を使っていない生徒も一生懸命に野菜を切っている。「この人家では何もしなそうだな」とおもっていて男性職員が、以外に料理上手だったり、教室では見えない姿が見えてきた。天気がよく風は気持ちよかったので、2階のテラスにテーブルを出して食事。みんなでする食事は一層おいしい。考えてみれば、家族で生活している人手さえ「個食」などといって、ばらばらに食事することの多いこの時代、みんなで食事することは本当に大事なことなのだろうと実感する。
 だんだん太陽が西の山に落ち、雲を茜色に染める。「きれいだね」そんな言葉が口々に出る。私たち大人は忙しく動き回っている時間だし、生徒達もこの時間外に出ることはないだろう。雲はだんだん茜色から色を濃くしていった。言葉には表せない美しさだ。

 その後は寄宿舎の風呂を借りて入浴。生徒達は大きな風呂に大喜びだった。今年の2年生は人数が少ないから、お風呂にゆっくり時間をかけられる。背中の流し合ったり、男だけの話をしたり・・・・・

 みんな適度に疲れた頃布団に入る。興奮して寝付けない生徒もいたが、小党1時間くらいで静かになった。みんなどんな夢を見ているのやら。わたしもうとうとしてきた。

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行ってきます!

 明日と明後日、校内での宿泊学習を行います。みんなで食事を作り、食べ、みんなでお風呂に入り、みんなで枕を並べ寝ます。楽しい宿泊学習になればいいなぁと思っています。

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終わった~!

 10年研(採用されてから10年を経過した教員が行う研修)の授業研究が行われた。私は、新聞を作ろう、という授業を行った。生徒がそれぞれの興味・関心のあることからテーマを選び、知っていること、調べてみたいことをまとめ、図書やインターネットで調べ、、調べたことを記事にまとめ発表すると言う学習である。今回は、新聞のテーマを決める学習であった。ビデオカメラが入り、後ろに校長、教頭をはじめ、ずらりと参観者が並び、私も生徒達もがちがちに緊張してしまった。何とか終えたが、みんな緊張していた。次の時間を始める前に、みんなで肩や首を動かして凝った部分をほぐした。

 これで、年間3回の授業研究のうち1回を終えることができた。とりあえず安堵していいかな?今日は枕を高くして寝ます。おやすみなさい!

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学習指導案

 こちらの業界で学習指導案と言えば、1時間の授業の計画を書く時案、1日の授業の計画を書く日案、1週間の授業を書く週案があります。このうち、私たちが普段書いているのは週案と言って、1週間の間に行う授業の内容、その授業を進めるにあたっての手立て(どのような配慮をするか、どのような工夫をすればわかりやすい授業になるかということを明記することです)、そして1週間の授業を振り返っての半生を書くことです。これは毎週書いているので、さすがにニブい私でも、書き方のコツをつかんで、かなりすらすら書けるようになって来ました。一方、時案の方は、何か研究会があるときくらいしか書いていないので、書きなれていない。また、書く内容自体が、生徒一人一人の細かい実態や、到達目標、そのための配慮事項と、相当細かいので、かなり書くテクニックを要する。私自身、頭の中で描いていることを文章に表すことがなかなかでずにイライラしている。がんばれやえもん!イライラするな!

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Help!

 今日は梅雨の晴れ間。少し湿度が高いものの、久しぶりに青空を見た。今日は、先日植えたヒャクニチソウにアブラムシがたかっていたので、手でつまんでは捨てた。生徒に身近なところで栽培しているので、できれば薬は使いたくない、とはいえ、手で取るのは大変だ。何かいい方法はないのでしょうか?よい知恵を持っている方、教えていただければ幸いです。

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寄宿舎

 昨日は寄宿舎の泊まり勤務(舎監)だった。5時過ぎに、学校での勤務を切り上げ、寄宿舎に向かう。既に寄宿舎では生徒達が指導員と一緒に夕食の配膳をしている。5時半過ぎから夕食、私は一人暮らしで、食事もひとりと言うことが多いから、みんなでにぎやかに食べる食事はやっぱり美味しい。夕食が終わると、終業式の日の舎祭の話し合い、仮装を行うそうで、指導員がマッチョマンに変装してくると寄宿舎はドッと笑いに包まれた。学校でもそうだが、生徒の障害の状態が重度化してきて、行事の実施が年々難しくなっている。それでも、それぞれの生徒にしっかりと支援している様子は、私も見習うことが多い。
 7時から学習時間。その間、私は4畳半の舎監室にこもって、仕事をする。来月経験者研修の研究授業があるから、その学習指導案を作る。その合間に、寄宿舎の見回りを行う。
 8時からは自由時間。私は、この時間にできるだけたくさんの生徒に声をかけるようにしている。それぞれ、テレビを見たり、カードゲームをしたり、音楽を聴いたりとゆったり過ごしている。学校で見るのとは違う姿が見られるし、学校では聞けない本音を聞くことができる。
 9時半には生徒達が就寝して、私達は最終の見回り、打ち合わせをする。
 10時、私も舎監室に戻り、布団の上に寝転がり本を読む。ここからは私もゆったりできる時間だ。

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経験者研修Ⅱ

 一昨日、昨日、今日と、採用から10年を経過した教職員を対象とした研修(経験者研修)があった。研修の内容は、学校組織のマネージメントに関すること、授業の様子を撮ったビデオを持ち寄って、授業のよかった点、悪かった点について協議すること、これまでの実践の中から、改善していきたい点、みんなから意見を聞きたい点について話し合うこと、最後に知的障害者小規模作業所の所長さんから、福祉の世界から教育に望むことという題で講義があった。

 とくに、話し合いでは活発な意見交換があり、私自身気づかなかったことがたくさんあった。採用から10年、決して自信過剰になってはいないつもりだが、採用当初に比べると、自分の実践をゆっくり振り返ることは少なくなってきたのかもしれない。また、小規模作業所の所長さんからは、養護学校の教育に厳しい注文がつけられた。たしかに、卒業後のアフターケアについては課題が多い。卒業して就職させれば安心ということはない。

 何より嬉しかったのが、動機に採用された人たちが、それぞれの職場で悩みを抱えながらも、中堅としてしっかり頑張っていることだ。私も明日からまた新たな気持ちで頑張ろう。

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こんな仕事いいなぁ

 今日の放課後、会議が一段落した後、学校の畑を耕した。私たちの学校には、校舎と校舎の隙間に少しだけ畑がある。そこに、学年ごとに畑が配当される。ほんのネコの額ほどの畑だし、南側に校舎が建っているから日当たりも悪く、畑としての条件は相当悪い。それでも、去年はサツマイモとトマト、きゅうりを栽培して、みんなで調理して食べた。サツマイモはやや不作だったが、きゅうりはヘチマと見まごうほどの大きなものがとれた。

 今年も、いよいよ畑を使っての野菜作りが始まるので、学年の教師5人で畑を耕した。鍬を持って畑の土を天地返しし、畝を作った。耕しているうちに、いtのまにかみんな子供に帰ったように大はしゃぎになった。なんだか、みんなでクラブ活動をしているようないい雰囲気になった。会議や研修や書類作成、会計処理など、気が重くなるような仕事に追い立てられていた私たちにとって、畑仕事はいい気分転換になったようだ。

 「よし、ことしもたくさん野菜を作って、みんなで収穫祭だ!」今から楽しみになってきました。

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連休明け

 ゴールデンウイークが終わり、今日からまた授業が始まった。生徒達は学校へ来るなり、楽しかった思い出を(一部ドキドキした思い出を含みます)口々に話してくれます。みんな、自宅で、あるいは近所で、または遠出して、良い思い出を作っていたようです。新年度が始まっておよそ1ヶ月、少し疲れが出てくる頃に連休を設定したのは(偶然の成果かもしれないが)あまりにもいいタイミングだと思う。ゴールデンウイークが終わると、学校行事が本格的に始まる。これから7月半ばの終業式まで、生徒達も私たち教師も走り始める。慌しくなるけど、頑張っていきたい。

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将来の夢

総合的な学習のガイダンスとして、生徒達に将来の夢を聞いてみた。「パン屋さんになりたい」「コックさんになりたい」「スポーツジャーナリストになりたい」・・・・・将来の夢が次から次へと出てきた。「いいなぁ」ちょっぴりうらやましい気持ちだ。私だって彼らくらいの時にはたくさんの夢があった。「新幹線の運転士」「旅客機のパイロット」そして、「社会科の教員」。多少方向性が違うかもしれないが、子供の頃の夢を実現したのだから、十分幸せ者なのかもしれない。その一方で、将来の夢を持っていない子もいる。そして、何か好きなことはないかと聞いてみたが、それもないという。
 
 しばらく前だが、世界のいくつかの国の子供達に、将来の夢を聞いたことがある。その中で、日本の子供達が、将来に向けた具体的な夢を持っておらず、将来に対して悲観的な見方をしている子供の割合が高かったという。

 子供達の問題は大人が抱えている問題を写す鏡だと思う。今の大人たちの状況が子供達に夢を与えられないでいるのだろうか。夢を持つことは、何をするにも大きなエネルギーになる。子供達が夢を持ち、将来に希望を持てる世の中にするにはどうしたらいいか。この国の大人達すべてに向けられた大きな課題だと思う。

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今日という日

 わたしがほんの駆け出しの頃にかかわった生徒だった。身体がちっちゃくて、動きがかわいいせいか、男の子にはとても人気のあった女の子だった。その割には自分の気持ちをしっかりと表現する子であった。学級文集作りの授業など、頑張って記事を書いていたことを今でも覚えている。私が時々発する冗談にも、つまらないときにはピシャリと「つまらないです」なんて言っていた。その割には甘えん坊なところもあった。

 その後、私が転勤をして、しばらくは年賀状や暑中見舞いのやり取りも続いていたが、いつしか途絶えた。それでも、学校で、社会で、家庭で元気に頑張っていることを信じていたし、そうあってほしいと心から願っていた。去年この町に帰ってきて、町を歩いていたら元気な姿を見ることができるかもしれない、そう思っていたのだが、不慮の事故で亡くなったと聞いた。信じられない思いだ。

 今日より明日が大事、明日があるさ。本当かなと思う。何よりもかけがえのない今日が一番大事。今日、目の前にいる生徒達と心残りのないようなかかわりをしよう。私だって、彼らだって明日があるとは限らない。確実にいえること、それは今日という日は二度と来ないのだ。

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入学式

 今日は私の学校の入学式でした。私も緊張してまだ明るくなる前から起きていました。何をするでもなくいるうちに、だんだん白髪明るきなって来ました。今日は快晴、絶好の入学式日和になってきました。

 入学式は10時からなのですが、早い生徒は8時半過ぎにやってきました。他の学校から来た生徒で、オリエンテーションのときにも一緒に遊んだ生徒です。そのため、私の顔を覚えていてくれたことがとても嬉しかったです。他の生徒が来るまで時間があったので、校舎内を案内しました。新しい学校に興味を持ってくらたようです。やがて、本校小学部からきた生徒達も登校してきました。少し緊張しているようです。それでも、入学式が始まる頃には、生徒同士冗談を言い合うようにもなってきました。
 入学式が終わると記念撮影、だいぶ表情もよくなってきました。いいぞ、いいぞ!私は嬉しくなってきました。これから1年間、生徒達とよい学級を作っていきたい、そう思いました。

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新年度始動

 今日から新しい年度が始まった。転勤や新採用で新たにこの学校に来た方々と顔合わせをして、新体制でのスタートになった。今日は新年度の準備として教室の準備をしたり、保護者への配布物を作ったり、会議をしたりとあっという間に1日が終わってしまった。それでも、お昼は学年の職員みんなで食べに行き、僅かな時間ながらお話を聞くことができてよかった。今年転勤でいらした職員はベテランの方が多く、私にとってよい勉強になりそう。もちろん、新しい体制に慣れるまでは大変だと思いますが、頑張っていきたいと思います。

 

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切ない季節

 私の学校では来年度へ向けての準備の真っ最中です。職員室の机の配置も来年へ向けての配置にし、教室も、入学式・始業式へ向けて準備が進んでいる。私たち来年度もここに残る職員は来年度に向けて忙しく動き回っている。一方、転勤する人は、来年度の担当者への引継ぎを済ませてると、寂しそうにしている。私自身、1年前はそうだった。この学校に居場所が無くなるのだな、みんな来年度に向けて活き活きと動き回っている姿がまぶしかった。転勤までの数日間とても寂しかった。
 
 春は別れの季節、転勤する方々には本当にお世話になりました。新たな職場でよい出会いがありますように心よりお祈りします。

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11年目の春へ

 今日は学校内で来年の人事の仮任命があった。私も新しい学級、新しい校務分掌(学校内での役割分担)に駆り任命された。今まで担任したことのないタイプの生徒たち、今まで経験したことのない校務分掌。チャレンジすることの多い1年になりそうです。それでも、一つ一つのことを丁寧に進めていけば、きっといい結果がついてくるはず、そう信じています。今度の4月は私にとって11年目のスタートになります。11年目はこれまで似ないわくわくすることの多い1年になりそう。今から心がうきうきしています。一方、転出・退職する職員も発表されました。この学校に赴任して1年ですが、お世話になった方、仲良くした方がいなくなるのは本当に寂しいことです。しかし、人が入れ替わることで学校と言う組織は新陳代謝していく、そう信じています。春は出会いと別れの季節。切ないことも多いけど、また新しい出会いがある。いい出会いであることを信じてまた1年間頑張っていこうと思っています。

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掃除の効用

 私の学校には寄宿舎がある。家庭に変わる生活の場だから、食堂もあれば浴室もあるし、洗濯機や物干し場まである。今日は修了式があり、寄宿舎から生徒達がそれぞれの家に帰った。主のいなくなった寄宿舎では、4月から新しい生徒を迎えるために大掃除が行われた。私も寄宿舎指導員の人たちに混じって掃除をした。私が掃除をしたのは風呂である。家庭の浴室と違って広く、指導員の介助の身体的負担を軽減するために、生徒が座ったまま風呂に入ることのできるリフトが設置されている。毎日寄宿舎の職員がきれいに掃除しているが、それでもどうしても汚れが溜まってしまう。今回は寄宿舎を手分けしてみんなで掃除したので、普段できない部分もきれいに掃除することができた。
 およそ1時間後、ようやく掃除は終わった。ぴかぴかになった浴室は、新しい生徒を迎え入れるまでしばしの眠りにつく。そして、桜のつぼみが膨らむ頃、再び活気を取り戻すだろう。それにしても、掃除するって、自分の精神衛生にもこんなによいとは思っていなかった。掃除を終えたときの心地よい気持ち、自分の家の掃除ももっとがんばらなければ。

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卒業式

 昨日、私の勤務する学校で卒業式があった。天気は雨、前日から天気が悪くなることはわかっていたから、黒板には青空の下、大きな満開の桜の絵を描いて貼っておいた。お世辞にも上手な絵ではないが、私から生徒へ、門出を祝福する気持ちをこめて書いた。生徒達は元気に登校をした。卒業式は長い時間だったが、みんな表情もよく、祝辞やはなむけの言葉を静香に聞いていた。身体の緊張が強く、姿勢が崩れやすい生徒も今日はそんなに緊張せずに卒業式を終えることができた。教室に戻って、生徒と保護者の皆様に、私たちからお礼の言葉を述べた。本当に生徒達の頑張りと、保護者の皆様のご協力とご理解には頭が下がる思いです。あっという間に時間が過ぎ、生徒達が下校する時間になった。生徒達を見送って教室に戻る途中、いつの間にか、涙が止まらなくなった。1年間、本当にあっという間だった。私は彼らにしてあげられたことがあっただろうか?私が彼らからたくさんのものをもらった1年間であったと思う。
 生徒達のこれからの健康と、たくさんの人たちとの出会いがあり、実り多い人生になることを切に願う。

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サクラサク

 今日は福島県内の高等学校・盲・聾・養護学校の高等部の二期選抜の合格発表日(盲・聾・養護学校は一期選抜は行っていない)であった。私の学級の生徒達も、今日が運命の合格発表日。給食の準備もそこそこに、合格者の番号が貼りだされる玄関前に向かう。みんな落ち着かない様子である。
 そして12時、いよいよ発表の時間がやってきた。結果は・・・・・・「サクラサク」。入試前の模試・面接の練習、そして入試、緊張の連続だった生徒達にとって、これまで頑張ってきた甲斐があったものです。さっそく合格者の番号が書かれた紙をバックに記念撮影。私たちも子供に帰ったように大喜びでした。初めての受験、新しい環境への順応の難しい生徒達ですが、この経験が将来にいきるように、そして、高等部でいい経験や、いい出会いがあるように、心から願っています。

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入試当日

 今朝の福島は暖かく、天気も上々、しかも、朝は虹が出ていた。最高の入試日和であった。生徒達は元気に登校してきた。昨日も、食欲があり、ぐっすり寝てきたそうだ。いいぞいいぞ、いつもの調子でやれば大丈夫だから、生徒にも自分にも、そう言い聞かせた。試験が始まると、私は試験場に立ち入ることはできない、職員室から祈るのみだ。緊張していないか、慣れない人の中で実力が出せるか、そんなことばかり考えていました。そして試験の終わりの時間、保護者とともに生徒の帰りを待っています。そして、やっと戻ってきました。受験を終えた生徒の中には、私たちの姿を見つけると、泣きそうな顔をしている生徒もいました。きっと、なれない人の中で必死に頑張っていたのでしょう。大丈夫だよ、よく頑張ったね、そう声をかけました。
 合格発表は来週。それまでは不安な日々かもしれません、しかし、たくさんのことを乗り越えてきた生徒達、きっといい結果が待っていることを信じています。

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入試前日

 明日は高等部の入試、午前中は卒業式の練習であわただしかったけれど、午後はのんびりと過ごしました。生徒達にとってはこのような受験をするのは一生に一度のことになるかもしれません。私たちも緊張していますが、生徒達はもっと緊張しています。もちろん、一流大学の入学試験やら、有名幼稚園のお受験に比べれば養護学校の入学試験は何てことないものかもしれません。それでも、入学試験、これまで頑張ってきた成果を発揮して、正々堂々頑張ってほしい。入学試験でいい成績を取ることはもちろん大事なこと、それよりも大事なことは、1つのことのために一生懸命に頑張ること。入試のために頑張ったことが、これから生きていくうえで大きな力になってほしい。心からそれを願っています。明日1日はあわただしく、大変かもしれません。4月には高等部の1年生として「サクラサク」になってほしいと思います。

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ケーキで景気付け

 おとといはひなまつり、私の学級では誕生会を兼ねて、ホットケーキ作りをしました。とにかく食べることが好きな学級、朝の登校時からみんなそわそわしていました。聞くと、昨日から嬉しくて家でも大喜びしていたそうです。朝の会もなんだか上の空、「まぁ、しょうがないか」私も苦笑いするしかありません。生活訓練室に移動して調理開始、はじめはイチゴのへたを取ります。普段の学習でこんなに意欲があったのならなんてすばらしいのでしょう、そう思うくらいの勢いで取り組んでいます。粉を混ぜ、いよいよ焼きます。しばらくするといいにおいが漂ってきます。片面が焼けてきました、ひっくり返すの時には生徒達の視線が集まります、普段私の失敗を笑っている生徒達も、もしホットケーキを床に落としてしまったら、笑っては済ましてくれないでしょう。焼きあがったら、2段にして、一番上には生クリームとイチゴ、間には生クリームに桃とみかん(いずれも缶詰)をはさんで、ちょっと豪華に盛り付けました。給食の時間に、一緒に給食を食べている近隣の学級の人にもおすそ分けして一緒に食べました。ちょっぴり甘い、そしてちょっぴり笑顔がいっぱいのささやかなひなまつりパーティ、そして誕生会になりました。来週は高等部入試、フルーツのビタミンパワーで風邪をひかずに入試を乗り切りたいものです。

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模試

 高等部入試まであと1週間強、今日は過去問題を使って模試を行った。養護学校の高等部入試と言っても、想像がつきにくいかもしれないが、生徒が普段の学習で行っている教育課程(カリキュラム)ごとに試験を行う。私の勤務する学校の場合、通常の中学校と同じ、国語・数学・英語(外国語)・理科・社会の5教科で行う試験、国語・数学を生徒の実態に合わせて行う試験、自立活動の検査と言って、コミュニケーション・移動能力・指示理解などを測定する試験の3と通りで行われる。
 生徒達は緊張していた。初めての経験だし、それも当然だろう。それでも、一生懸命に試験に取り組んでいる生徒達、入試でいい点数を取ること、もちろん大切なことですが、真剣に1つの目標に向かって努力するとこ、苦しいことが多いとは思いますが、将来に向けて大事な経験になって欲しい。心からそう願っています。

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舎監室より

 昨日は学校の寄宿舎での夜勤でした。私たちの学校には、遠方から来ている生徒や、集団生活の中で将来の自立に向けての経験をつもうとしている生徒が月曜朝から金曜夕方まで生活しています。
 
 昨日は、インフルエンザや風邪の影響で、生徒の数は少し少なかったです。それでも、みんなでテーブルを囲んで取る夕食は楽しい。夕食後は、自由時間、テレビを見る生徒、友達とお話しをする生徒、音楽を聞く生徒、それぞれが思い思いに過ごします。私は各部屋を回って生徒達と一緒に過ごします。そんな時、学校ではなかなか見られない生徒達のホンネの部分が聞けることがあります。その後の学習時間は、学校から出された宿題やそれぞれが自分で課題を見つけて学習をします。その間舎監の私は寄宿舎内を見回り戸締りの確認をします。就寝は生徒によりそれぞれですが、布団を引いたり、着替えをしたり、親に頼っていた生徒が多いので、入ったばかりの生徒は苦労していることも多いです。
 午後10時過ぎ、寄宿舎指導員や補助員との打ち合わせも終わり、私がひとりになれる時間がやってきます。私は鞄の中に文庫本を忍ばせています。昨晩は宮脇俊三の紀行文を持ち込みました。読んでいるうちにうつらうつらしてきました。11時30分過ぎ就寝。
 寄宿舎の朝はのんびりで、6時半を過ぎても静まり返っています。人の動きがあるのは厨房のみ。私も生徒達とテレビでトリノオリンピックを見ていました。フィギュアスケートの荒川静香が金メダルを取ったときには寄宿舎中にどよめきと拍手が起きました。朝食を取ると朝の集いがあり、舎監として生徒に話をする。私は、風邪やインフルエンザで休んでいる人が多いので、気をつけるようにとの話をした。これが終わると、私も生徒も学校に行かなければならない時間が迫っている。ゆっくりとした朝はあわただしく終わった。

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ラストスパート

 私たちの学校でも卒業式の練習が始まりました。最初の練習と言うことで、卒業式までの日程の説明、卒業式の流れ、入退場の練習などをしました。卒業学年の担当になるのは3回目。過去2回は高等部だったので、これで学校生活の締めくくりという緊張感がありました、今回は中学部の卒業学年ということで、高等入試と言う別の緊張感があります。いずれにせよ、生徒達には一生で一度の「15の春」堂々と胸を張って卒業させてやりたい。これから、入試、卒業式と生徒達も私たちも目の回るような日々がやってくると思います。中学部生活のラストスパート!生徒達と一緒に手を取り合って思いっきり走り抜けます。私のことだからどこかでずっこけてしまうかもしれませんが・・・

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今になって思うこと

 私が駆け出しの教員だった頃の話です。出張で1日、あるいは2日、3日と学校をあけることがありました。次の日学校に行くと、いつもある生徒が「心配したよ」と声をかけてくれます。私は、出張だから心配することないよということをなんとか頑張って伝えようとしました。それでも、彼にとって「学校を休むこと」=「病気になる、または体調が悪い」と思い込んでいて、なかなかわかってもらえませんでした。
 それでも、今になって思うことは、駆け出しの教員で、トンチンカンな失敗ばかりしていた私のことを心配してくれたその生徒のやさしさを褒めてあげればよかったな、今となっては遅いのですが、そう思います。本当に生徒達から教えてもらうことが多いです。教員としてだけでなく、人間として大切なことを。

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嬉しいこと

昨日、前の勤務校の卒業生が働いているお店に行ってみた。この店は、和菓子を作っていて、団子がとても美味しい。久しぶりに実家に行くので、お土産として持っていくのにちょうどいい。前もって連絡しておかなかったし、土曜日なので、卒業生に会えるとは思っていなかったが、どんな様子か話だけでも聞いてみようと思った。
 お店に入り、団子の注文をして、ついでに、卒業生の近況を聞いてみたら、今日は出勤していると言うことで会うことができた。高等部にいたころよりも少しだけふっくらして美人さんになっていた。最近元気かと聞くと、とても元気だと答えが返ってきた。友達と会っているかと聞くと、高等部時代の友達と時々会っているそうで嬉しかった。団子ができるまでの短い時間だったが、会うことができて本当によかった。話し方にも、だいぶ自信がもてるようになったように感じた。
 卒業生が社会の中で頑張っている姿を見ることは、私にとっても本当に嬉しいことだ。今の生徒達に向き合うエネルギーが湧いてくる。大変なことも多いかと思うが、このお店に欠かせない人になるように一生懸命頑張って欲しい。
 余談だが、団子は家族に全部食べられてしまった。とくにずんだ(枝豆)団子は楽しみにしていたのに・・・。また団子を買いに行こう。

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プロフェッショナル

 給食でもっとも大事なことといえば、衛生的で栄養のバランスがとれ美味しいことだろう。しかし、肢体不自由養護学校の給食では、それに加えて特別食への対応という難しい問題がある。特別食とは、咀嚼(食べ物をかむこと)や嚥下(食べ物を飲み込むこと)、消化などに問題を抱えた生徒が多い。そして、身体の健康を維持するための食物が不適切な状態や不適切な介助があればそのような生徒にとっては生命を危険にさらすこともありえる。誤嚥性肺炎などと呼ばれる状態がそれだ。
 そのため、私たちが食べるものと同じ「普通食」と呼ばれるものから、おかずを細かく切った「刻み食」、調理後煮込んで軟らかくした「煮込み食」、ミキサー等で流動化した「ペースト食」と生徒の実態によってきめ細かく食事を提供するようにしている。

 私の学校の栄養士さんは、そのような多様な状態の生徒に合わせて栄養のバランスがとれた美味しい給食を作ってくれるばかりではなく、生徒の好きなものまで把握して、好きな食材だけ別にペーストにしてくれるなど、きめ細かい仕事をしてくれる。本当に頭の下がる思いです。この学校で一番のプロフェッショナルは栄養士さんだと思っています。本当に毎日ありがとうございます。

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3学期のスタート

 今日は始業式、生徒たちと久々の再開であった。みんな風邪もひかずすこぶる元気そうであった。今日から3学期、中学部3年生にとっての3学期はとても短い。これから、高等部入試、卒業式とあっという間に過ぎてしまう。生徒たちの健康が大事なことは言うまでもないけど、私の健康も大事、風邪をひかずに生徒たちの中学部生活のしめくくりを有意義なもののするために頑張ろう!

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はじめの一歩

 養護学校の重複障害(視覚障害、聴覚障害、知的障害、肢体不自由、病弱のうち2つ以上の障害を併せ持っている)学級の時間はとてもゆっくり流れる。普通の中学生、高校生の5倍とか10倍とかそんなゆっくりとしたスピードで成長している生徒たちだから。

 それでも、時々私たちが驚かされるときがある。先日、近所の中学校との交流学習があった。中学生たちが私たちの学校に来て、一緒に紙芝居の発表を行った。本校の生徒たちはみんな大喜びだった。学校側も保護者もがんばってはいるものの、やっぱり世界は狭い。同じ年齢の人とのかかわりは何より嬉しいのだろう。

 その日の午後、ある学級で担任の教師が生徒と話しをしながら連絡帳を描いていた。自分でお話のできない生徒の多い養護学校では、連絡帳は学校と家庭を結ぶ大切なパイプである。その担任が、生徒に「今日中学校から○○さんがきてくれて、手をつないだりして嬉しかったよ、って書こうか?」と言ったそうだ。それに対して、その生徒は、「それは連絡帳には書かないでよ」と表情で伝えたそうだ。

 そのことを、職員室のみんなで話していて、もしかしたら、これは親に対して秘密を持つようになったのかな、という結論になった。もしそうだとしたら、親離れへの大きな一歩になる。親と子の一体の世界から、部分的にではあるが自分の世界を持ち始めた。そんな小さな変化を私たちかかわり手は敏感に感じ取り、伸ばしてあげたい。

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寄宿舎クリスマス会

 私の学校の寄宿舎でクリスマス会がありました。この会の目玉は、私の県のシェフの組合の方々がボランティアでフレンチのフルコースを作ってくれること。生徒たちの中には外食の経験に乏しい者もいて、この日を殊のほか楽しみにしている生徒も多い。キャンドルサービス、クリスマスの歌とすすんで、私が扮するサンタクロースが現れて、つまらない冗談(のはずが以外にウケていました)を言いながら、みんなにクリスマスプレゼントを渡していきました。そして、いよいよ会食。思いのほかしっかりとしたフルコースで、オードブルから始まり、スープ、魚料理、肉料理、デザートとどれも美味しく、生徒たちも、私たち職員も満足しました。慣れないナイフとフォークを頑張って使っている姿にはちょっと笑ってしまいましたが。養護学校の生徒たちは、学校と家庭と施設の狭い世界の中での生活であるので、マナーや、人と付き合うことについて学んで欲しいし、社会経験をもっと増やしたいと思っている。学ぶ力、働く力、生活をする力、人と交わる力、この4つをバランスよく育てていくことが大切だと思う。
 師走の忙しい時期に来ていただいたシェフの組合の方々には心からお礼を申し上げたい。人は多くの人に支えられている。養護学校を支えてくれるたくさんの人がいることに私たちも生徒も、改めて気づき、本当にありがたいことだと思っています。

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校外学習

 今日は2学期終わりの「お楽しみ会」の準備のために市内のショッピングセンターに校外学習に行った。スクールバスを見ただけで興奮してしまう生徒もいました。学校から30分弱でショッピングセンターへ。ケーキの材料を購入した。開店してすぐで空いていたため、生徒を被写体にたくさんの写真を撮ることができた。すっかりクリスマスモードになっていて、見て回るだけでも楽しかった。次いで、プレゼント交換で使うプレゼントを買いに100円ショップへ。普段100円ショップに行くことはほとんどないので、210円や315円の商品があることに驚いた。生徒たちとプレゼントを選んだ。人ごみが苦手なA君であったが、今日はずいぶん頑張ってみんなと一緒に買い物をしていた。成長ぶりにちょっと感激する。
 あわただしい校外学習であったが、生徒たちも楽しんでいたようだし、よかったと思う。これからも社会の中で生活していくことを念頭にしていかなければと改めて思う。

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生徒会役員選挙

 今日、私たちの学校で生徒会役員選挙があった。立会演説会を行って、その後投票になった。立会演説会では、役員に立候補した生徒が、実に堂々とした演説をして、これからの生徒会の姿を頑張って語っていた。みんな、予想以上に頑張っているな、よくここまで考えてきたものだと感心した。みんなを当選させたい気持ちになってきました(そんなの無理ですが)

 選挙の準備、当日の進行にあたった、選挙管理委員の生徒も立派でした。選挙は粛々と進み、開票まで無事に過ぎました。もちろん、選挙管理委員会以外の生徒にはまだ知らされていません。立候補した生徒たちは今日は不安な夜をすごしていると思います。

 当選しても、惜しくも敗れても、選管の生徒も、その他の生徒も、生徒会活動を通じて、身近な問題に目をくけてくれるようになれば好ましいことだと思う。

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実りの秋?

 初夏に植えたサツマイモの収穫を行った。デジタルカメラで写真を撮り観察日記をつけたり、イモムシに驚きながら草取りをしたりしながらこの日を待ち望んでいました。長くのびた茎を取り払い、いよいよ芋が地中から顔を出す・・・・はずでしたが、大きなサツマイモが数個出てきたほかは、根ばかり。そんなはずはないと、むきになって地面を掘り起こしてみても結局芋は出てこず。日当たりが悪い畑であることはわかっていたし、土の質もよくない畑であることはわかっていましたが、みんなでがっかりしました。それでも、みんなで育てたサツマイモには変わりなく、来週には調理してみんなで味わうことにしました。食料を得ることの大変さをわかってもらえれば、怪我の功名になるのでしょうか?(苦しい言い訳です)

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童謡のチカラ

  この仕事をするようになって童謡を歌ったり聞いたりすることが多くなった。いつも思うことだが、童謡の歌詞はとてもいい。野口雨情の「七つの子」「しゃぼん玉」「あかいくつ」、サトウ八チローの「ちいさい秋」「うれしいひなまつり」。など、日本語としても美しいものが多い。とくに、野口雨情の詞は大好きで、歩きながら自然に口ずさんでいることもある。音楽は数多いけれど、大人だって童謡を聴いてみるのもいいと思う。懐かしい情景を思い浮かべることもあるだろうし、日本語の美しさに触れることもできるだろう。

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生きること、存在すること

 この仕事をしていると避けて通れないのは生徒の早すぎる死である。この仕事をしてもうすぐ10年になるが、いったい何人の生徒がこの世を去ったのだろうか?
 昨日は、3月まで勤務していた学校の生徒の通夜があった。生まれたときから長い闘病生活で、つらいことがたくさんあっただろう。それでも、みんなを元気にさせることのできる不思議なチカラをもった生徒だった、とくにここ5年ほどはベッドから離れることもほとんどなかったが、ベッドサイドまで会いに行くと、とびきりの笑顔を見せてくれた。私が転勤してからは1度しか会っていないが、顔色もよく、まだまだ元気でいてくれると思った。ここ1週間ばかり体調を崩し、ついに帰らぬ人となった。
 人には生まれながらの役割があるというが、この生徒にとっての役割は大きかったと思う。今日、人として生きること、存在することが、その人を大切だと思っている人にたくさんのことを与えてくれていること。そのことをみんなに教えてくれた。
 人生を諦めてはいけない、前に進むことをやめてはいけない。あなたが生きること、存在することはきっと誰かを励まし、勇気づけている。いいことないと思った日も、誰かに小さな幸せを与えているのかもしれない。そんな1日なら生きていてよかったと思う。私もしっかりと前を向いて、生きていき、存在していきたい。

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総合学習

 今週土曜日は私の学校で、地域の人々への学校公開がある。私たちの学年は総合学習の成果を発表することになった。現在の肢体不自由養護学校は、学年相応の学習ができる生徒から、話し言葉のほとんどない生徒まで、実態の異なる生徒が混在している中、学年での活動にはなかなか難しい面があるが、生徒たちは、他の学級の生徒との活動を楽しみにしている。私たちも生徒たちと一緒に街中に出て、たくさんの発見をした。現在の街中を生徒たちと歩いて、歩道の整備や、ピクトグラムの掲示方法の問題、その他、たくさんのことに気づいた。それをプレゼンテーションや劇などの方法で発表する。この学習を通じて、生徒たちに社会のこと、地域のことに関心を持ってもらいたいし、問題点を明らかにしたら、社会に向けて発信をしようとする意欲も身につけて欲しいと思う。障害を持っていても社会の一員であることに変わりはないし、障害を持っているが故に気づく問題も多いだろう。彼らが生きにくい社会は多くの人にとっても生きにくい。彼らのメッセージが社会を変える力になることを切に願う。

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元気をもらう

 今日、私の勤務校を会場に研究会があった。東北地方の養護学校教諭が集まって授業公開をしたり、分科会に分かれて討論をした。この世界は狭いので、同じ県内ならたいていの学校に以前同じ学校に勤務した人がいる。私は、今日は授業の担当で分科会には出席しなかったが、今日の研究会が終わった後、前の学校で一緒に勤めた人たちと一緒に話す時間が持てた。生徒たちの近況、最近の学校での出来事など、とても楽しく聞くことができた。みんなそれぞれの学校で一人一人違う生徒たちを目の前に奮闘している様子がよくわかった。来週からまた頑張ろう!そんな元気をもらった今日の午後だった。

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学習旅行

 今日は私の勤務する学校で学習旅行があった。バスに乗っておよそ1時間、はじめに美術館に行った。生徒たちにちょっと難しいのかなと思っていましたが、いい芸術はやはり人の心を動かすもので、ある生徒はじっと見入ったり、ある生徒はにやにやしたり(そういえば裸婦像だったなぁ)それぞれに感じるものがあったようです。美術館側の配慮で、ブロンズ層に触れさせてもらう機会もありました。
 新しくできた、観光物産館の建物で昼食を取りました。眺めのいいところでした。新幹線が駅に入ってくるところが見えて生徒たちは喜んでいました、料理も美味しかったです。
 食後は観光物産館や駅周辺を散策して、再びバスに乗って帰ってきましたバスに乗るのが一番好きな生徒もいました。考えてみれば、自宅と学校の往復以外の風景をほとんど知らない生徒もいるのだから、今回の校外学習は生徒たちにとっては大旅行ですよね。
 今回はリフト付きバスが取れなかったので、車いすの生徒の乗り降りは大変でした。学校に戻ってきたらくたくたに疲れていました。それでも、生徒たちの満足した表情を見たら、やっぱりよかったなと思います。

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大地の風味

 私の学校には、毎週木曜日の夕方、近くの知的障害者共同作業所の人がパンを売りに来る。その日に作ったパンで、作り手が一生懸命に作った気持ちのこもったパンで、応援の意味も込めて毎週パンを買っている。
 ここのパンはドイツ風が売りのようで、商品の中にライブレッドがある。小麦粉に加えてライ麦粉を使って作ったパンである。小麦粉だけのパンに比べて、しっかりとした酸味と香ばしい風味があり、栄養的にも食物繊維やビタミンB1が多く、身体にも優しいパンである。パンに付けるジャムは、パンの風味が強いので、これに負けない甘さ控えめで、フルーツの香りがしっかり残ったジャムを選びたい。私のお気に入りは、北海道産のハスカップジャムである。ハスカップの強い酸味がライブレッドの香ばしさを引き立ててなかなかうまい。最近、私の金曜日の朝は、ライブレッドから始まる。

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校外学習

 地元の駅前まで校外学習に行った。駅の中やデパートなどで、ピクトグラムやサイン類を活用して行動できることを目標として行った。生徒たちは、電車の発車時間を調べるために、みどりの窓口のサインを探して話を聞いたり、身障者トイレのピクトグラムを探して用を済ませたりと、自分で考えて行動することができたのでとてもよかった。何よりも喜んでいたのは、電車の発着の様子を見たり、家族へのお土産にお菓子を買っているときであった。
 感想、気づいたことを少々。駅やデパートのバリアフリー化は、父とした歩みであるが整備されている。エレベータも整備されて、ボタンが車いすでも押しやすい位置に設置されていて、以前には気になった細かい段差も、改装でダイブ気にならなくなった。しかし、難を言えば、大回りを余儀なくされることも多く、エレベータまで行くために階段を下りなければならないという矛盾もある。何より気になったことは人々の視線である。想像してほしい、あなたが街を歩くときに人からじろじろ見られたら。車椅子に乗っていると、歩いている人より視線が低い。人々の視線は一層威圧的だろう。かれらが助けを求めたときにはぜひ手伝ってほしいが、それ以外の時には「好意の無関心」でいてほしい。施設面でのバリアフリーが実現しつつある今、次の課題は心のバリアフリーだと思う。

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明日への一歩

 私の学校のA君、自分をアピールすることが大好き。「こんなことができたよ!」「この歌歌ってよ!」「苦手なものでも頑張って食べられたよ!」そんなときには、大きな声を出してみんなに呼びかけています。そして、みんなの注目が集まると、得意げにそれをやって見せます。自分の気持ちを表現することは、とても大切なこと。彼は限られた語彙と限られた動作で精一杯工夫して表現しています。
 ところが、ある日気づいたこと。ある女性の教師の隣に座ると、借りてきた猫のようにおとなしくなって、アピールをすることをやめて、ちょこんといすに座っています。わたしは「もしや・・」と思い、しばらく様子を観察していました。やっぱりそうです。彼は、その教師に振り向いてもらいたくて必死にアピールしていたのです。
 恋心というにはちょっと幼いようですが、男の子が年上の女性にあこがれる時期は間違いなくあります。彼なりにそんな時期にさしかかってきたのかもしれません。もし、そうだとすれば、これまでの段階から一歩先へ踏む出しつつあるのかもしれません、男の子から少年へ、そして男への階段を。私も同じ男として、彼の一歩を祝福してあげたいと思う。

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生命を食べる

 昨日、学校の畑でとれたきゅうりやトマト、枝豆を生徒たちと調理して食べた。とくにきゅうりは、夏休みの間に成長し、実の長さ40センチを超える堂々たるお化けきゅうりになった。

 生徒たちは、調理という言葉を聞いたとたん、目を輝かせて楽しみな様子だ。生徒たちの表情w見ると、私も元気が沸いてくる。きゅうりは牛肉と一緒に炒めて、トマトは生のまま塩を振って、枝豆は塩茹でにすることにする。
きゅうりの皮をむいたり、枝豆を枝からはずしたり、このやる気を他の学習にも分けてほしいくらいの熱心さで生徒たちは取り組んでいる。お化けきゅうりは牛肉とともに、しょうがと醤油、砂糖で味をつけて炒め、最後に水溶き片栗粉でとろみをつけ、オイスターソースでコクを出し出来上がり。トマトも、枝豆も、太陽のエネルギーをいっぱいにあび、味が濃く美味しくなった。他の学級にもおすそ分けしたが、大好評だった。

 この授業をしながら考えた。もちろん、野菜の栽培ができることも、調理ができることも、大切なことであるし、身に付けてもらいたいことであるが、何より大切なことは、生命への感謝であろう。どんなに文明が進歩しても、私たち人間は、命あるものを食べ生きている。水田の稲も、畑のきゅうりもトマトも、海のイワシも鮭も、牧場の牛や豚もみんな生きている。その命をいただくことによって私たちは今日の命を明日へとつないでいる。流通技術の進歩により、自分の手で食べ物を手に入れることが少なくなっている。野菜も、肉も、魚も、工業製品のごとくきれいに包装されて店頭に並んでいる。しかし、工場でトマトやきゅうりが生産されているわけでもなく、牧場にスライスされた肉やビンに入った牛乳があるわけでもなく、海に切り身の魚が泳いでいるわけでもない。すべて、私たちと同じ生きているものである。そのことに気づいてくれれば、どんなにすばらしいことだろうかと思う。

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今日から2学期

 今日から2学期が始まった。生徒たちとはおよそ1月ぶりの再会である。これまで、なんとなくがらんとしていた学校に久しぶりに活気が戻ってきた。久しぶりに会った生徒たちは、以前と変わりなく元気そうで、ちょっとだけ日焼けして、そして、少しだけ大きくなっていた。
 中学部3年生にとって、2学期はラストスパートの時期、充実した学期になるように、私も頑張ろう!そう思った。

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畑のめぐみたち

 ここ福島でも、毎日暑い日が続いています。1学期に生徒たちと植えた野菜は、真夏の太陽を浴びてぐんぐん成長しています。トマト、きゅうり、サツマイモ、枝豆などのうち、トマトときゅうりが実をつけています。今年は修学旅行があり、苗を植える時期が遅くなってしまい、1学期中に収穫をすることができませんでした。生徒のいない時期に実り始めました。このまま放っておいてもだめになってしまうばかりなので、きゅうりを4本とトマトを3個自宅に持って帰りました。そんなにいい土でもないし、校舎の隙間の畑で、半日しか日が差さないのに立派な実をつけた野菜の生命力には改めて驚かされます。

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やえもん、母校に帰る

 出張で、元の勤務校に行ってきた。この学校は、大学を卒業し、教諭として始めて勤務した学校である。23歳から26歳の間、新米教師として、生徒たちに助けられながら過ごした。

 久しぶりに校門をくぐり、校舎に入っていくと、時間が短絡して、あのころの自分がよみがえってくる。本当に考えが甘くて、経験不足だったあのころに。けれども、あのころは夢があった。この子供たちが、卒業してもなんに心配のない世の中を作りたいという夢を持っていた。あれから10年、現実を知り、そして私自身、どこかずるくなってしまったのだろう。あのころに帰るのはできないことはわかっている。それでも・・・・・・

 校舎は今も変わらずに経っていた。生徒たちと走り回った校庭も、おはようの挨拶をかわした正面玄関も、卒業生の巣立ちを見送った体育館も、すべて当時と同じように残っていた。生徒は夏休みでいなかったが、かつての先輩の教師はまだ何人か残っていた。先輩方の元気な顔を見ているうちに、なんだか気持ちが楽になってきた。そうだ、私も初心に立ち返ろう、そして、当時の夢を少しでもいいからかなえよう。

 少しだけ勇気がわいてきた。私にとって母校の訪問は決して無駄ではなかった。

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交流活動

 私の学校と近くの中学校の生徒同士の交流活動が行われた。中学校の生徒のうち、希望者が私たちの学校を訪問した。まずは教室で簡単なゲームをしながら自己紹介、そして、一緒にカラオケで歌を歌うころには、双方の生徒の緊張も少しとけてきて笑顔も見られるようになってきた。はじめは車いすを押すのもおっかなびっくりだった中学生も、だんだんなれてきた。

 このような交流は、1回きりではなく、できるだけ続けていくことが大切だと思う。お互いを理解することがあってはじめて、心のバリアフリーが実現するものだと思う。

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七夕

もうすぐ七夕です。校舎の中には笹が何本も立って、願いごとを書いた短冊やきれいな飾りがたくさん下がっています。養護学校では、季節ごとの行事を大切にしています。養護学校も大半が公立学校なので、宗教的な色彩の強い行事は取り上げるのは難しいですが、七夕は比較的取り上げやすい行事として多くの学校で行われています。現代の生活は季節感が乏しくなっています。真冬でも新鮮がトマトが食べられたり。真夏でも冷房で快適に過ごせたりしています。そんななかでも、季節の行事を取り入れることで少しでも季節を感じてほしいと思っています。

 生徒たちの願い事を見ながら、これが全部実願したら素敵だろうな、そんなことを思っていました。

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チーム・ティーチング

 養護学校では、たいていの場合、チーム・ティーチングといって、複数の教員により授業が行われている。ひとりが授業全体の進行を行い、残りの教員が生徒個別に支援をしながら授業の進行を助けたり、学級をいくつかの集団に分けて、課題別に教員がついて学習したりしている。そのため、平日に限って言えば、朝から夕方までの時間のうち多くを顔をあわせることになる。授業の幅が出てくることと、多くの目で生徒の可能性を探るという面で、生徒にとってはメリットが多いが、私たちにとっては、これが悩みの種になることもある。私自身は今年は恵まれた環境にある。それでも、最低限のルールを守っていかなければ、学年末の校内の人事異動を指折り数えて待つという事態になる可能性だってある。人間と人間、とにかく、話し合うこと、相手を思いやることが大事だと、この仕事をするようになってあらためて実感した。

 

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宿直明け

 私の学校には寄宿舎がある。広い県内に養護学校の数は限られているため、どうしても遠方の生徒は寄宿舎に入り、そこから通学することになる。親元を離れての生活は生徒たちにとっては大変な面もあるだろうが、自分のことは自分でする習慣がついたり、友達と共同生活することを通じて学びあったりと、きっと将来生きる力になるものがあると思う。私も、生徒達とプロ野球の話やら、最近のニュースについてやら、たくさんの話ができて面白かった。家でのんびりとするのもいいが、こういう仕事をするのもなかなかいいものだと思った。

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修学旅行終わる!

2泊3日の修学旅行が終わりました。生徒達は3日間、たくさんのものを見て、聞いて、体験して、たくさんのものを得ることができたと思う。見学先の各施設や、宿泊先のホテル、交通機関の方々も、たくさんの配慮をしていただいて、安全で快適な旅行になったことは本当に嬉しいことだと思います。

 しかし、まだまだ障害を持つ人が自由に旅行を楽しむようになるまでには、たくさんのハードルがあることも実感した。バリアフリーの施設も、まだまだ十分とはいえないし、私たちの十分な気配りがないと、バリアフリー施設も十分に生かせない。これから、私たちが考えていかなくてはならない宿題がたくさん見つかった。

 それでも、旅行中の生徒達の、新しい体験をしたときの満足そうな笑顔、旅行先の人々との暖かいふれあい、そして、学校では見られなかった、生徒達の意外な力、そういうものがたくさん見れて、私にとっても非常に満足できる旅行だった。

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修学旅行前夜

私の学校では明日から修学旅行!東京方面に2泊3日で行ってきます。生徒達も修学旅行に向けて気分が盛り上がってきています。私たち引率者にとっては、見学先、宿泊先での生徒の介助、健康状態のチェックなど、何かと気をつかうことも多いですが、養護学校の生徒たちにとって、遠方への旅行は中々無い機会ですので、11思い出が作れるように頑張ってきます。

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朝の教室より

今日は久しぶりに暖かい1日になった。私の心の調子は気候に大きく左右されるようで、ここしばらく寒くて、雨や曇りが多かったので、鬱が重くなりがちだったが、今日は久しぶりの快晴で、気温も朝のうちから上がってきたため、目が覚めたときから気分がすっきりしていた。

 このところ、調子の悪い時には出勤時間ぎりぎりに学校に着くように家を出ていたのだが、今日は調子がいいせいか、早めに家を出る。自転車に乗って、初夏の風を切って進み、颯爽と走る。いつもよりスピードが出ているようだ。教室に行き、窓を大きく開けて換気をする。今までだったら、寒くてとても窓をあける気にはならなかった。中庭のケヤキの木の新緑がまぶしい。職員打ち合わせまでたっぷり時間があるので、久しぶりにストレッチを行う。足、腰、上半身、肩と時間をかけて伸ばしていく。体がほぐれるとますます気分がよくなってきた。まだ、まわりの教室には人の気配すらしない。黒板に貼り出した「今日の予定」を見ながら、今日は生徒たちにどんな話しをしようか考える。

 毎日こんな調子ならいいのだが、どうしても波がある。せめて、生徒の前だけでは毎日笑顔でいたい。そのためにも、気負わず、のんびりとした毎日を過ごしていきたい。

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私の心の宝物

 養護学校は、小・中学校と違って少人数の学級だ。私の学級には3名の生徒がいる。生徒の数が少ないから楽というわけではなく、それぞれの生徒の実態に配慮したかかわりをするために少人数なのだ。生活のほとんどをまわりの人々の支援によって成り立っている生徒たちにとって、大人を見る目はしっかりしている。たとえ、話し言葉の乏しい生徒であっても、いや、そのようなせいとだからこそ、まわりの大人をしっかりと観察している。自分で移動したり食事をしたり、排泄をしたり、着替えをしたりという、日常生活の動作のほとんどを支援によって行っている生徒は、自分の生命をまわりの大人に預けているともいえる。

 自分で文句を言ったり、誰かに言いつけたりすることのできない生徒達が、私たちに宝物をくれることがある。笑顔だったり、嬉しそうな声を上げたり、あるいは、体調の安定しない生徒が、教師との関係ができることによって体調が安定したり、色々な方法で表現する。そのような宝物を見つけたとき、この職業を選んで本当によかったなと思うときである。さいきん、そんな宝物を見つけることができた、やっと生徒達から受け入れられ始めたのだろうか?

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花を植える

 生徒達とプランターに花の苗を植えた。サフィニア、マリーゴールドなど、育てるのが簡単な花ばかりである。しかし、土に触れ、手間をかけて世話をし、花がきれいに咲いたときの喜びを味わうことは、生徒たちにとって大きな経験になると思う。

 私たちの生活は便利になり、どんなものでも簡単にそろうようになってきた。そのため、私たちの生活から「生命」に触れる機会が少なくなっているように思われる。花を育てることは「生命」に触れることだと思う。手をかけて土をつくり、水や肥料を与え、日の光に当てることできれいな花が咲く。もし、手入れを怠れば植物は花を咲かせることなく枯れてしまうことがあるかもしれない。「生命」に接することは、大きな喜びと、責任感を生徒たちに教えて句縷々と思う、そのことは、生徒達ばかりでなく、私たちも忘れがちなことだろう。教科書の知識ばかりではなく、人間は小さな生命から色々なことを教えられるのだろう。

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離任式

 今日、私の勤務する学校で離任式があった。ついに、私が6年間勤務した学校を去るときがやってきた。教室にある(私の学校には、現在職員室というものがないのです)机の上をきれいに整理した。離任式では、生徒や、保護者、職員の多くの方々から温かい言葉をかけていただきました。6年間、本当に色々なことがありました、楽しかったこと、悲しかったこと、色々なことが思い出されます。

 私のような未熟者を支えてくれた多くの人々に感謝をしながら、思い出深い勤務校を後にした。

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卒業式

 今日、私の学校で卒業式があった。昨夜遅くから降り出した雪が積もっていたが、遠方から来る保護者も間に合って、ひとまずほっとした。今年の卒業式は校舎改築中で、体育館が解体されていたため、教室で行った(教室とはいえ、以前職員室として使われていた部屋で、仕切っているアコーディオンカーテンを開ければ広く使える)。

 卒業式では生徒達は練習の成果を発揮して、これまでにない立派な態度で卒業式に臨むことができた。残念ながら1名の生徒が風邪で卒業式を欠席してしまったが、とてもよい卒業式であった。休んだ生徒は、後日学校または病棟で卒業証書を渡すことになる。卒業式に参加できなかったことは残念であるが、その時には、精一杯祝ってあげたい。

 卒業式の後には、担任、保護者、卒業生で昼食会を行った。卒業式の緊張した雰囲気から開放されて、みんなとてもよく笑った。本当に楽しかった。欠席した生徒の保護者も参加して、これまでの学校生活の思い出話に花が咲いた。小学部1年生から高等部3年生までの12年間を過ごした学校は、生徒にとっても、保護者にとっても忘れられない思い出がたくさんできたことだろう。

 2時間ほど楽しい時間を過ごしたあと、それぞれの家庭へ、または病棟へ戻っていった。生徒達がいなくなった教室は暗く、寂しいものだった。私は、このときようやく生徒達が卒業していったことを実感した。いつの間にか、涙があふれてきた。生徒達を3年間担任してきて、悩んだことも多かった、苦しい日々もあった、しかし、生徒たちに助けられてきたことを実感した。

 障害を持つ人にとって、まだまだ十分なサポート体制が整っているとは言いがたい、その中でも、生徒達が、たくさんの人の助けを受けながら、健康で充実した人生が送れることを祈りたい。

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ひとつだけのつぼみ

 教室の前のプランターのカーネーションが1つだけつぼみを付けた。卒業式に間に合うように花を咲かせようと、夜間は教室の中にいれたり、肥料を工夫してみたりした。先週の末につぼみがついて、日に日に大きく膨らんできた。
卒業式には、1輪のきれいな花を咲かせてほしいものである。

 カーネーションは、たくさんの花が咲いているのはもちろんきれいだが、ひとつだけの花もいいだろう。考えてみれば、このひとつだけのつぼみ、私の学級の生徒たちに似つかわしいではないか。たくさんのことを望むことは、身体・知的な障害があるため難しいが、ひとつのことだけでいい、ささやかなことでいい、一生懸命に頑張って、人に認められ、自信をもてるようになって欲しい。

 卒業式まであと3日、ひとつだけのつぼみは、ひとつだけのカーネーションの花になって、学校を巣立っていく生徒たちを励ますことでしょう。

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最後の1週間

 いよいよやえもん学級の最後の1週間が始まった。今日は卒業式の練習と教室の片付けをした。こうして生徒達と過ごす時間が少なくなってきた。金曜日には卒業式、寂しくなるが、生徒達のこれからの一層の飛躍を祈りたい。

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授業参観・学級懇談

 昨日、私の勤める学校で、授業参観。学級懇談があった。私のクラスは高等部の3年生、卒業を間近に控えているので、「高等部の思い出」というテーマで、3年間撮り貯めた写真を(デジカメは魔法の杖ですね)テレビに映しながら、生徒や保護者と一緒に、「あんなことあったね~」「こんなことができるようになったね~」などと、時にはみんなでお腹を抱えて笑ったり、これまでにない楽しい授業参観になりました。

 思えば、この3年間、生徒達ばかりでなく、私も、生徒達からたくさんのものをもらったように思う。離婚をしたばかりの不安定な時期に担任になり、パニック障害の症状が一番ひどかった時に修学ろこうにいった。そんな私が、3年間、担任として走り続けることができたのは、生徒達の笑顔、明るさ、そして、頑張りであったと思う。たくさんのものを生徒達からもらいながら、一体自分は何ができたのだろうか、と考え込む時もあるが、卒業式まであと1ヶ月、全力で走り続けたい。

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始業式

 私の学校でも今日から3学期が始まりました。私の学級は3年生なので、3学期の卒業式まであと38日しか登校で着ないのである。私がこの学級を担任して3年目、月日の立つのは本当に早いなぁと思います。養護学校の学級は、一緒に過ごす時間が長いし、生徒の人数が少ないし、食事や排泄そのほか日常生活の介助をしているうちにだんだん擬似家族のようになってきます。だからこそ、担任自体がなかなか生徒の卒業を実感できないでいます。

 しかし、生徒達はいつまでもここに立ち止まっているわけには行かない。残り少ない学校生活が充実したものになるように、担任としてできるだけのことをしなければ。

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卒業担任はつらいよ

 申し送れましたが、私の職業は養護学校の教員です。私の学級は高等部の3年生です。

 昨日は3年間撮り溜めた写真を時間の経過順に編集して、コメントを入れて、BGMに曲を入れて、ビデオにする作業を行いました。デジタルカメラだといろいろな応用が利いて便利ですね。

 編集しながら、3年間の色々なことが思い出されました。毎日の学習で生徒のちょっとした進歩がとても嬉しかった。遠足、修学旅行、行く先々で色々なハプニングがあったけれど、今思い出すと本当に楽しかった。そのほか、実習では、私が思いもよらなかった適応力を見せてくれた生徒もいる。

 編集を行っているうちに、目頭が熱くなってきた。時がこのまま止まってくれたらいいのに、そう思うようになった。それは願ってもかなわないことだ。せめて、残りの日々を、生徒達と思いっきり楽しんで、卒業式には笑顔で送り出せるようにしたい。

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